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時は戦国後。天界では、死者で溢れていた。天国と地獄を決める場所は蛇のように長い行列となっていた。しかし、その大体が地獄行き。その理由は……
「はい、君生前人を沢山殺したよね?さらに仲間を裏切るのはよくないと思うんだ。地獄行きね」
そう、ほとんど全員が人を殺したことがあるからだ。今までも沢山謀反を起こした者はいたが、今ほど多くはなかった。しかし、今ではもう天国は過疎化、地獄は過密化しているのだ。
そんなある日、閻魔は過労により倒れてしまった。 元医師である死者に診てもらったところ、ノイローゼになってしまい、鬱病になってしまったのだ。これ以上仕事するのはダメだと言い、閻魔は仕事を休むことにした。
さて、どうしたものかと神様は考えた。とにかく考えた。生きる意味を考えるよりさらに考えた。仕方なく、神様は二千年台の世界を見ることにしたのだ。すると、何ということでしょう。とてもいいものがあるではないか!それが学校。学校には部活や文化祭、体育祭など、いろいろ楽しい行事があるではないか!
神様はその学校を元に、天界に中高一貫校を作ることにした。その名も、戦国中高一貫校。その学校は、前期、後期に分かれ通信票が配られる。上から順に、S、A、B、C、Dがあり、Dまでいったら退学、つまり地獄に落ちるという決まりがある。もし高校三年生まで退学せずに卒業ができたら、もう一度人生をやり直すことができる。もしSランクならば、例外なく天国に行けることができるのだ。
その制度を作った途端、天国と地獄のバランスはよくなり、更に生命界とのバランスさえもよくなったのだ。
さて、これは、ある戦国時代に生きた人々達の話………