knsm
まだ付き合ってません
他メンも少し出てきます
R18表現ありません
kn視点
今日は予定より早くワイテハウスについた。さすがに俺が一番乗りだろう、と思いながらドアを開けると、ソファに座るスマイルがいた。
「今日は早いね、まだ誰もいないと思った。」
「…。」
スマイルは返事をしない。不審に思って近くに寄ってみると、目をつぶっていて、一定の間隔で規則正しい呼吸音が聞こえる。
「あれ、寝てるのか。」
いい姿勢できちんと座っているもんだから、てっきり起きてるのかと思った。そんなスマイルにフッと笑ってしまう。
まだ予定まで時間がだいぶあるので、俺はスマイルの隣にドシッと座り、スマホを触り始めた。ふと、スマイルのほうを見る。
スー、スー。
俺は気づいたら手を伸ばしていた。そっとスマイルの頬を撫でる。
「ん…。」
スマイルは眉間に皺を寄せて腕を組みなおした。起きてしまったかと一瞬焦ったが、まだぐっすりのようだ。
ひんやりした肌の感触が自分の手に伝わってくる。ゆっくり撫でていると、スマイルは頬を俺の手のひらに寄せてスリスリさせてきた。
「…フフッ」
たまらなく愛らしい。友人というこの関係性を崩すつもりは全くない。ただ少しだけ、少しだけ許してほしい。君の意識があるときはなにもしないから。
しばらく経って、スっとスマイルの頬から手を離す。そして、彼に少しもたれかかって、再びスマホをいじりはじめる。
「きんとき、あれ、スマイルもいるのか。ん?スマイル寝てね?笑」
「おはよーーーん。」
少し経つと、バラバラとメンバーたちがやってくる。
「スマイル、スマイル。起きなよ、もうみんな揃ってるよ。」
俺はそろそろこいつを起こさなくてはと思い、スマイルの肩を叩く。
「…ん、あぁ…。俺…寝てたか…。」
「ぐっすりだったぞ。」「笑笑」
その後はメンバーと雑談したり撮影したり、とても楽しい充実した一日を送った。
バレてないよね、気づいてないよね。
これは心の中だけだから。
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