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なっちゃん
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MAKO
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それは、いつも通りの日常。…そのはずだった。「ボスキ、やっと見つけたぞ…」
「げっ…」
「今日こそはしっかりトレーニングをしてもらうぞ」
「はぁ、めんどくせぇな…俺は体力を温存してんだよ。もしも」
「…その手には乗らないぞ。この間もそう言って─」
ヴーーーーーッ!!!ヴーーーーーッ!!!
突然、空を切り裂くような音が響いた。
「天使か…相変わらずタイミングが悪いな」
「ほら、言っただろ?こういうときのために、体力を温存してんだよ」
…本当にタイミングが悪い
「はぁ…わかったから、早く行くぞ」
正直なところ、かなり厳しい。警報にしたがって来てみれば、複数の場所で天使が出没している。さらに、任務やグロバナー家の会議への参加が重なり、手が空いている執事も少ない。
「ボスキ、そっちはどうだ?」
「っ見なくてもわかんだろ…一旦引くか?」
…たしかに、一般人の避難は済んだ。応援が来るのも、もう少し時間がかかるだろう。だが、ここで引いたところを見られる訳にも行かない。もしそうなれば、脚色された良くない噂が、世の中を駆け巡ることになるだろう。
「駄目だ、せめて応援がくるまで耐えるぞ」
「チッ…はぁ、めんどくせぇ…」
どのくらいの時が流れただろうか。集中もきれてきた。ボスキも、体力的に限界が近いだろう。せめて主様がいれば…
「ハウレス!ボスキ!」
突然、聞きなれた声がした。どうやら、フェネスとアモンが応援に来たらしい。これでもう安心だ。その一瞬だった。
後頭部に、鈍い衝撃が走った。視界が、音が、歪んでいく。見えているはずなのに、見えない。周りが騒がしい。まて、落ち着け…目の前の青はボスキで、周りの白は天使で、じゃあ、あの、赤黒いもやは、いったい、なんの いろ なんだ…?