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なっちゃん
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MAKO
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…ここはどこだ?何故だか全身が痛い、目を開けるのも億劫だ。「ハウレス、早く起きてよ…俺には、どうすればいいか分かんないよ…」
ああ、フェネス、また一人で悩んでるのか…早く、早く目覚めなくては…
「っ、フェネス…?」
「ハウレス?!…よかった、なかなか目覚めないから心配したよ…体調はどう?」
フェネスの目には隈ができている。そうとう思い詰めているんだろう。
「俺は大丈夫だが…。フェネス、顔色が悪いぞ…何か悩んでるのか?」
「あ、えっと…その……」
沈黙。フェネスはあちらを見たり、こちらを見たり…あるいは、どこも見ていないのかもしれない。
コンコン
「ハウレスくん、失礼するよ」
そうこうしていると、ルカスさんが部屋に入ってきた。ルカスさんにも、フェネスと同じように濃い隈がある。
「ルカスさん…あのあと、何があったんですか」
「えっと…まず、ハウレスくんは、どこまで覚えてる?」
まだ上手く回らない頭の中で、記憶を巡らせる。はっきりと覚えているのは…
「たしか…フェネスとアモンが来たことは─」
「なるほど…あのとき、ハウレスくんは強いショックを受けて気絶したんだ。その後は、ボスキくんが…怪我をしてしまってね…」
部屋に重たい空気が流れる。そのくらい、怪我の状態が悪いということだろうか。
「まぁ、とにかくハウレスくんは、今日一日は休んでいた方がいいね。状態が急変するかもしれないからね。」
結局、何も起きず、何も分からず一日が過ぎた。今日からは、またいつも通り過ごしてもいいと言われたが、昨日のルカスとフェネス様子がどうにもおかしかった。2人とも、何かを隠している。
「一体、何を─」
「ハウレスさん!おはようございますっす!」
「おはよう、アモン。…なぁ、ボスキのことで聞きたいことがあるんだが─」
「あ~、ちょっと用事思い出したっす!そのことは、えっと…まぁ、他の誰かに聞いてくださいっす!!」
「なっ…おい、アモン!」
…まさか、アモンにまで逃げられるとは、予想外だった。こうなったら、直接確認するしかない。
2階の執事室から治療室まではそう遠くない。それでも、道中に他の執事にボスキのことを聞くチャンスがあった。だが、皆俺を見るなりルートを変えたり、話をはぐらかしたりするばかりだった。結局、何の情報も得られず、治療室の前に行くと、そこにはベリアンさんが立っていた。
「おはようございます、ベリアンさん」
「ハウレスくん、おはようございます。もう体調は大丈夫なのですか?」
「ええ、俺は大丈夫なんですが…ボスキは、どうなんですか?」
「…すみません、私には答えられません。ボスキくんが、ハウレスくんには言うなと」
ボスキが…?何故、俺だけ駄目なんだ?…このままでは埒が明かない。
「…ベリアンさん、通してください。」
「いけません、今回ばかりは通せません。」
ベリアンさんには悪いが、今回ばかりは騙して無理やり入るしかない。
「……あっ!あんなところに主様が!」
「えっ!?どこですか?!」
一瞬の隙を、見逃さない。ノブを一気に回した。