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如月×copilotちゃん
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ー『かわいい君へ。』ー
ーーー赫side
◆昼休み、自販機の前で
昼休み。
校舎裏の自販機は、夏の熱気で周りの空気までじんわり温かかった。
らんは制服の襟を少し引っ張りながら、
自販機の前で悩んでいた。
「……どれにしよ」
汗が首筋を伝って、
そのまま顎の下で光る。
そこへ、
後ろからひょいっと影が差した。
「よっ!らん、何してんの?」
なつだった。
らんは振り返る。
「いやぁ、どれがいいと思う?どれも美味しそうで……」
「優柔不断すぎ」
なつは自販機のボタンを指で軽く叩いた。
「ほら、これにしろよ」
「え、なんで?」
「夏はこれが一番うまいから」
らんは少し笑った。
「なつって、こういうとこだけ頼れるよな」
「こういうとこ“だけ”は余計」
なつはむっとした顔をしたけど、
その目はどこか楽しそうだった。
◆いたずら
らんが財布を出そうとした瞬間。
「……あっつ」
らんが首元を押さえた。
その動きを見たなつは、
ふっと口角を上げた。
「らんく〜ん?ちょっとじっとして」
「え?」
次の瞬間——
なつは買ったばかりの キンッキンに冷えた缶ジュースを
らんの首筋にそっと当てた。
「ひあぁっ……!!」
らんの肩がびくっと跳ねる。
「なつっ……?!冷たいって……!」
なつは悪びれもせず笑った。
「夏はこれが一番効くんだよ」
「効くけど……心臓止まるかと思ったわ…」
らんは頬を赤くしながら、
なつの手を軽く押し返した。
でも、
なつは缶を離さない。
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七星そら
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「ほら、気持ちいいだろ」
「……気持ちいいけど……!」
らんは困ったように笑った。
その笑顔があまりにも柔らかくて、
なつは一瞬だけ視線を逸らした。
(……かわいい)
自分でいたずらしておいて、
自分がドキッとしてしまう。
◆距離が近い、夏の影
なつは缶をらんに渡した。
「ほら、飲めよ」
らんは缶を受け取りながら、
小さく言った。
「……ありがと」
「別に」
らんは缶を開けて、
ひと口飲んだ。
「……冷たくて幸せ」
その声があまりにも柔らかくて、
なつはまた視線を逸らした。
「なつも飲む?」
「あたりめーだろ、俺が買ったんだから」
「じゃあ……」
らんは缶をなつの方へ少しだけ傾けた。
「間接キスになるけど、いい?」
なつは固まった。
「……は?」
「だって、なっちゃんが首に当てたやつ、俺もう飲んだもん」
なつは耳まで真っ赤になった。
「……別に……気にしてねぇし」
「気にしてる顔だよ?」
「気にしてねぇって!」
らんは楽しそうに笑った。
◆静かな余韻
缶を飲み終わる頃には、
風が少しだけ涼しくなっていた。
らんは自販機にもたれながら言った。
「また冷たいの買ってよ。
なつが冷やしてくれるなら、夏も悪くないし」
なつはむっとした顔をしながらも、
声は少しだけ優しかった。
「……別にいいけど」
「じゃあ、またの機会に!」
なつは小さく息を吐いた。
「……暇だったらな」
「なっちゃんは絶対暇だよ」
「うるせぇ」
でもその声は、
どこか嬉しそうだった。
夏の風が二人の影を揺らして、
その影は昨日より少し近かった。
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コメント
3件
みぅです🤍🥀 第11話、読んだよ〜。夏の自販機の前で、なつがらんの首筋に冷たい缶ジュースを当てるシーン、めっちゃ“らしさ”出てて好きだな。らんの「間接キスになるけど、いい?」って、ちょっとズルいよね!なつが耳まで赤くなるところ、こっちまでドキドキした。影が昨日より近くなったラスト、二人の距離がじわじわ縮まってる感じがたまらないです🌙