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br視点
やーーーっとお昼休み!だ!
きんさんと胸を張ってご飯を食べるため、寝ずに頑張った。今日に限って国語2時間連続とか、拷問だからね。
るんるんで教室からでて、きんさんを探す。
見つけられるかなーと案じたが、そんな必要はなかった。
廊下に人だかりがある。
あー目立つ目立つ。すぐ見つけちゃったじゃん!
「金時先生!ご飯たべましょー!」
「パン買いに行きましょー!」
「金時先生!」
「一緒に食べましょう!」
「円になって食べましょ!」
うるさいうるさい。先約は僕なの。
先約の切符を手にした僕は、堂々と大群をくぐり抜けて、きんさんの手を握る。
「きんさん!こっちー!」
手を引っ張って駆け出す。
大群は散った。
まてよ!なんて言っても、聞かないもんねー!
きんさんは、最初は驚いていたけど、今は笑ってる。
教育実習生に廊下を走らせちゃった。
そんなことはさておき、屋上目指して一直線。
きんさんに屋上の良さを伝えたい。
着くと、 きれい 、と言ってくれた。
喜んでもらえて何より。
「よかった!」
僕も嬉しくなった。
僕の笑顔が移った彼は、爽やかな笑顔で
「ふふ、ありがと!」
と、言った。
僕は何も返せなかった。
だって、
空の青さにまだ囚われているきんさんの隣で、
顔を背けて真っ赤になってるなんて、
誰にも言えないじゃないか!