テラーノベル
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赤 「 なぁ 、 なんで お前そんな 殴られたいん ? 」
保健室に運び 、 ベットで横になった 玩具 に 尋ねた 。
紫 「 … 俺 、 殴られたの初めてだった 。 」
ゞ 「 いいとこの 息子 なんて 、 誰も殴らんだろ 、 笑 」
赤 「 へ … 」
やってしまったのかもしれない 。
親にバレたら 、 きっとただじゃ済まない 。
紫 「 でも … 俺を 、 金づるとしか思ってない奴ら とか 」
ゞ 「 そういうのが 寄ってくるから 、 そいつらに 大切にされて 、 生きてきた 。 」
ゞ 「 俺を 、 俺自身を見てくれたの 、 お前が初めてだったんだよ 、 ( にへ 」
きゅん 、 と 胸の奥が疼いた 。
その 気持ちがなんなのか 、 俺にはまだわからないけど 、
だけど 、
赤 「 もうお前は殴らない 。 」
出会ったあの日から 、 二桁は殴っている 。
もう 、 もういいだろう 。
赤 「 殴られたりなんかしなくても 」
赤 「 俺はちゃんと 、 お前を見るよ 」
そう 。 ちゃんと 、 玩具 ではなく 、 いるま を 。
紫 「 … っ 、 ぁりがとう … ( ポロポロ 」
ゞ 「 本当っ 、 ありがとう … っ ! ( ゞ 」
泣きながら 、 抱きついてきた 。
いつもなら きっと 、 殴ってた けど 今なら 。
赤 「 いつでも 頼れよ … っ 、 ( 撫 」
紫 「 ぅ゛んっ … たよるっ 、 ( ポロポロ 」
号泣するいるま を 見るのは初めてだった 。
コイツとなら 、 一緒にいても苦痛じゃ無いな 。
そう感じたのも 、 初めてだった 。
コメント
9件
一気読み失礼します! 2人の関係が一気に変わったような気がする! 紫君の事殴ったのが流石にバレないことを願いながらっ! 次回の更新楽しみにしてます!
ほんとに好き過ぎるッッッ!!! 2人ともかわいすぎ… こういう関係大好きです!!
あー、好きです()