鬼島くんとシーナさん

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私と翔君が落ちた場所は車道から入ってすぐの所で、本来なら崖の上には注意書きのロープが張ってあったようだけどロープが外れてしまっていたようだ。

状況を聞いた旅館の人が送迎用のバスを出してくれて、私達はそれで旅館へと向かって旅館のロビーで待機していたお母さん達とも合流する事が出来た。

お母さんは私が雷が苦手な事を知っているから余計に心配していたみたいで泣きながら抱き締めてくれた。

無事に戻って来れて本当に良かった…。

その後、私は着替えてから一応近くの病院で診てもらって温泉に入ったりしてお夕飯まではバタバタしていた。

足の方は打撲以外に何ともなかったのは良いけど……

夕飯の時は猛君とゆっくり話したり出来ると思ったのに、猛君の隣りをお父さんに取られてしまう。

「ほら、猛君も飲みなさい！」

「いいんすか！？って！オレンジジュースかよ……」

「当たり前じゃないか！酒方は猛＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

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