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ー町中でおかしをもらったりする
モブ1、そこで語り手と
遭遇するー
モブ1:「トリックアトリート!」
お姉ちゃん!おかしくれなきゃ
いたずらしちゃうぞ!
かたり手:いたずらされちゃうと困るなぁ〜w
でも可愛いお化けさんにはおかしあげる!
モブ1:やったぁ!
これなに?美味しそう!!
かたり手:これはね、
お姉ちゃんが作ったやつだよ!
モブ1:すごいすごい!!
かたり手:手作りだから明日までには食べてね!
モブ1:うん!
ありがとう、お姉ちゃん!
かたり手:あ、あと
この絵本ほしい?
モブ1:絵本?
かたり手:えっとね〜
これは…
モブ1:読んで読んで!
私、それがどんなお話なのか見る!
ナレーター:いいよ
物語のはじまりはじまりー!!
かたり手:おとなから
お菓子をもらえる日、
みんながいうハロウィンの日には
町中にかぼちゃだったり
少しこわいものが
置いてあります。
ここでは10月31日を
“ハロウィン”というけれど
とおーいとおーい
国では満月とハロウィンが
一緒の日を“フレンドデイ”と
言うんです。
これは、100年以上前にできた
満月とハロウィンが重なる日、
フレンドデイのお話。
明転
「ピーンポーン」
みつき:はーい
ハロ:お姉ちゃんお姉ちゃん!
お菓子をくれなきゃ、
イタズラしちゃうぞ!!
みつき:また君…?
ハロ:なんか悪い?
みつき:だって毎日来るじゃない!
ハロ:そうではあるんだけど…
みつき:はぁ、ごめんね。
今日はおかしないの。
ハロ:えー!?おかしないの?…
つまんなーい。
みつき:そう言われてもなぁ…
あ、お詫びと言ってはなんだけど
家の中、入りたい?
ハロ:え!?いいの!?
入りたい入りたい!
イタズラなしにしてあげる!!
みつき:いいけど、暴れないでね?
ー家の中ー
ハロ:じゃましまーす!
みつき:じゃまするなら
帰ってもいいんだよー?
ハロ:やだー!!
あ!なにこれ!?面白そう!
ねえねえこれなに!?
みつき:家入れてあげたんだから
静かにするくらいしてって
言ったじゃーん…
ハロ:おとなしくとは言われたけど
静かにとは
言われてませーん(煽)
しかも!僕の見た事ないもの
いっっぱいあるもん!
みつき:はぁ…ほんとにどこで
そだったのやら…
ハロ:育った場所?
僕はこの辺でそだったよ?
みつき:え!?そうなの!?
ハロ:そんな驚く?
みつき:こんなクソガキが
この辺に居たとは…
ハロ:クソガキとは失礼な!
僕にはハロっていう
名前があるんですぅ〜
みつき:ハロ…?やっぱり君
男の子?
ハロ:違うよ!僕は女の子!
髪の毛だってこの長さで
男の子とか言わないでしょ!?
そのくらいも
わかんないんですかぁ?(煽)
みつき:いやだって僕とか
言うのはだいたい
男の子じゃん!
あとやんちゃすぎるから…
ハロ:失礼だなぁ!
これでも僕は女の子!
で、お姉ちゃんの名前は?
みつき:私?私はみつき。
ハロ:みつきお姉ちゃんか!
みつき:お姉ちゃん…?
ハロ:そう!
みつき:ハロみたいなクソガキ
お姉ちゃんには
なりたくないなぁ…
ハロ:酷くない!?
あとクソガキじゃないし!
あ!ねぇねぇ!!
お姉ちゃんの被ってるその
帽子とかここに置いてある
杖ってなに?
みつき:ほら、急に話題変える。
そーゆーとこだよ?
ハロ:だって〜!
とりあえず!質問答えて!
みつき:はいはい、これだよね?
ハロ:うん!
みつき:これは魔法に必要なもの
ハロ:魔法?魔法って魔女が
使うあの?
みつき:そう、みててね
ハロ:うん!
みつき:…トリックアトリート!
(お菓子の雨が振るor
おかしの元から入っていた
箱のふろしきをどける)
ハロ:すごいすごい!おかしだぁ!
みつき:でしょ?笑
ハロ:うん!!お姉ちゃん
魔法使いだったんだね!
みつき:そうだよー!笑
ハロ:ほんっとに今日は
薄暗くてザ 魔族の日
みたいな感じだね
みつき:そうだねぇ
ハロ:(窓の方向を向く)
あ、ねぇ!空みて!(窓指さす)
みつき:わー!きれい…
ハロ:満月と、
かぼちゃみたいな色の空…
ねね!みつきお姉ちゃん!
名前つけよ!名前!
みつき:名前?、この景色に?
ハロ:ううん!僕とみつき
お姉ちゃんが
仲良くなれて、この景色を
2人で見れた日!
うーんとね…フレンドデイ!
フレンドデイにしよ!!
みつき:そのまんまだけど…
まぁ、いいんじゃない?
でもそうなると満月の日は
限られてるから一年に一回も
ないかもよ?
ハロ:え〜…じゃあ!
今日!10月31日はハロウィンの日!
みつき:ハロ、ウィン?
ハロ:そう!ハロウィン!
フレンドデイは僕と、
みつきお姉ちゃんの日で
2人でお菓子交換するの!
ハロウィンは
僕の楽しむだけの日!
だからおかしちょうだいね!
みつき:ふふっ、そっか。
それじゃあ来年はハロの
ために張り切って
お菓子作っちゃおっかな!w
ハロ:やったぁ!
みつき:でもフレンドデイだったら
ハロもちょうだいよ?
ハロ:いいよ!めっちゃくちゃ
美味しいの作ってあげる!!
みつき:じゃあ楽しみにして
待っとこうかな〜
ハロ:期待して待ってて!!
暗転
ナレーター:
にんげんのハロと魔女のみつき。
かぼちゃ色のような空が揃った
この日。
ーみ“つき”と“ハロ”ウィンが
合わさった日はフレンドデイー
みつきとハロの2人が
生きている間の10月31日は
ずっとフレンドデイだったとか
違うとか…
みつき:はい、どーぞ!
ハロ:おいしーい!!!
次の年も、また次の年も
2人は仲良くすごしましたとさ
おしまい
モブ1:こんな物語かぁ!
私この物語好き!
ナレーター:これ、ほしい?
モブ1:ほしいほしい!
ナレーター:大切にしてね?
モブ1:うん!ありがとう
お姉ちゃん。