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煉獄さんが死んだ
その伝達を鴉から受け取った時
俺はその場に崩れ落ちた
その時俺は任務中じゃなくて良かった思えた
『煉獄さんが?』
『うちの師範が、死ぬ訳ない』
『なぁ、嘘だろ?嘘って言ってくれよ!!』
煉獄さんが死んでから数日たった時
俺はお館様に呼び出された
『どの様なご要件で。』
「杏寿郎が死んだのは、聞いたね?」
『、はい。』
「炎柱の席が空席になった今、杏寿郎の継子の君にこの席を埋めて欲しい」
『御意』
「それと」
「今蝶屋敷にいると思うのだけど、竈門炭治郎って言う子を尋ねるといいよ」
『それは、何故』
「杏寿郎のことが聞けるはずさ」
『、』
『この後尋ねます』
「うん 」
何処か悲しげな笑顔を浮かべ
俺が去るまでずっと見守っていてくれた
そんなお館様には感謝した
『ここだったよな、蝶屋敷』
「蓮斗くん、!」
『胡蝶さん、』
「煉獄さんの件…」
『鬼殺隊な以上こういうことはありますからね』
『もう気にしてないです』
「、そうですか」
「蝶屋敷に何が御用でしたか?」
『竈門炭治郎って人を尋ねに来ました』
「炭治郎くんですね」
「案内しますよ」
胡蝶さんはいつもの笑顔で案内をしてくれた
「ここですよ」
『ありがとうございます』
『あと1ついいですか?』
「はい?」
『竈門炭治郎って人はどんな人ですか?』
「そうですね、」
「優しい人ですよ」
「あったらきっと分かります」
『そうなんですね』
『ありがとうございます』
入った瞬間すぐに竈門炭治郎という人をわかった
額の痣、耳に花札のようなものをつけている
そう、
以前 煉獄さんが話していた特徴と合致した
『竈門、炭治郎』
「はいっ!!」
「って、どなたですか?」
『あ、えっと、』
『煉獄杏寿郎の継子だった者です』
「煉獄さんの!」
『うちの師範がお世話になりました』
「こちらこそ、!」
『うちの師範何か言ってましたか?』
「えっと。」
「「無理しないで欲しい」」
「そう、言ってました」
それを聞いてから俺は
あの人らしいことを最後に残してくれたな
そう感じた
『急に尋ねてすみません。』
『あまり、良い態度じゃありませんでしたね 』
『失礼ご赦し下さい』
「いや全然!」
「というか、自分の方が下ですし!」
『下とか上とか今は関係ないです』
『無礼は無礼です』
「あの!」
「全然気にしないでください!」
師範
貴方は最後とてもいい人と任務したんですね
俺は竈門炭治郎と話していてそう感じた
「あの!俺もっと貴方とお話がしたいです!」
『じゃあ、』
『キミといつか任務が一緒になったら 』
『もっと話しましょう』
俺の言葉で喜んだように大きな声で
「はいっ!」
と、1つ返事をしてくれた
『それでは』
炎柱になってから2日程たったころ
水柱の冨岡さんが尋ねてきた
「体調はどうだ」
『あの』
『俺別に体調くずしてないんですけど』
「、体調はどうだ」
『話聞いてます?』
『いやまぁ、健康です』
「それは良かった」
「ところで、炭治郎と会ったと聞いた」
「どうだった」
『あんなやつが冨岡さんのお気に入りなんですね』
『俺はあいつに劣ってるんだ』
『そう感じましたよ』
「別に炭治郎は俺のお気に入りな訳じゃない」
『じゃあなんで、』
『あいつの話もちかけるんですか?』
『俺あいつ嫌いです』
その言葉を聞いた後冨岡さんは申し訳なさそうに謝った
「済まなかった」
あーぁ、謝って欲しい訳じゃないのに
ただ好きな人の一番になりたいだけ
それだけなのに
勿論竈門炭治郎くんもいい子だから
嫌いじゃない
『こちらこそすみません』
『竈門炭治郎くん。』
『いい子でしたよ』
『冨岡さんが気に入っているのも納得がいくくらいの優しさで優しすぎて心配になるくらいです』
「別にお気に入りではないが」
「そうか」
「蓮斗。」
『はい?』
「炎柱昇格おめでとう」
『っ、ありがとうございます』
「共に頑張ろう」
『御意。』
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