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朝、起きた。確かに起きたはずだった。
しかし動くことの無い体。動かそうとしているのに動く気配がない。
ここはどこで、一体何が起きたのだろうか。
思い出せるのは俺の弟の呂戊太のみ。といってもいまいち記憶がはっきりしない。
呂戊太の隣に居るのは誰だ?
思い出そうとするも何かに阻まれているかのように何も思い出せない。
そして俺はそのまま深い眠りについた。
ループ1
深い眠りから覚め起き上がった。
今回はちゃんと起き上がれた。しかし、ろくに栄養を摂っていなかったせいで視界や足がふらつく。そのまま俺は倒れ込んでしまった。
倒れ込むときふと見えた足にあったあれは何だったのだろう。そんな事を思いながらまた眠りについた。
ループ2
起きた。起きれたのだが、何か違和感がある。
何だろう…首…?首が重いのか…??
恐る恐る首に触れる。
“カシャンッッ”
…?!首枷…!?!?
な、なんでッ…!?
『おはよう、天乃。』
「ッ…!?誰だ…」
『俺だよ、思い出して。』
「俺の記憶の中にお前みたいなやつは居ない。」
『ふぅ〜ん…記憶がないのか……』
『……猿山。』
「…え?」
『猿山らだ男って言ったら思い出せる?』
「…?」
「…ッ…ぐっ…」
頭が痛い…やばい…意識が………
『あぁまた寝ちゃったか…またね、天乃。』