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『ヘラるの勘弁!!僕の彼女について。』

ピロンッ

志露はスマホの通知を確認した。

(今回の、結構いいねきてる!)

志露は、コスプレが趣味で、毎週日曜日にコスの様子を顔出しせず投稿していた。

志露が今回投稿した写真は、志露の十八番である、大きく胸元が空いたコス。大体の齢を公表している志露のDMのほとんどがド年代で、ほか半分は男性か、少し年上の女性ばかりだった。胸元が空いているとなると、男性フォロワーが多くなるはずなのだが、志露が投稿しているのはストーリーであり、イラスト投稿時代のフォロワーさんか、今投稿されているイラストで志露をフォローした人以外いなかったので、変な誘いや勧誘は少なかった。


土曜日のある日、志露はコスプレをするのが面倒になり、私服を投稿することに。志露の私服はまるで男性のようで、ふりふりしたものが似合わないし着たいとも思っていない志露は、それを好んで着ていて、ウィッグネットがつけやすいからという理由で伸ばしていないショートヘアー、レイヤー向きな長身、そして親譲りの骨格のせいで、顔を出さない限りは少し大人びた男子にしか見えず一部の女性に人気があった。

例の投稿をして15分。

志露のスマホに通知が来た。

送り主は「紫丁香花」さん。新規フォロワーさんで、内容は例の投稿についてだった。


紫「こんにちは!フォローさせていただきました!」

志「ありがとうございます((*´∀`*))」

紫「足長いですね。何センチなんですか?」

志「測ったこと無いです。でも、これはベルトの位置が高いだけなんですよ」

紫「そうなんですね!でも、、、、・・・」

紫「ところで、男性ですか?」


志露の昔の投稿を見れば、女性であることがすぐにわかる。だが、それはストーリーであり、残ってはいない。なにより、新規フォロワーさんであることが故に、男性のような写真しか見ていないため、どちらかわからないのも共感できる。

志露自身、自分の体格を気に入ってはいるが、その体格のせいで女性として生きることが窮屈になってしまった志露は、

「はい。(心は)」と返事をした。

紫丁香花さんとの会話はまだまだ続き、リクエストなど、志露と関わることが多くなった紫丁香花は、ネッ友として、深い関係を築いていた。

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