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第十八話

注意書きは第一話をご覧下さい。













水side


公園にて


青「…あそこのベンチに座ろか」


水「うん」


ポスッ…


水「…その、お話って……なに…?」


青「…ほとけが書いてくれた手紙、読んだで」


水「!」


青「ほとけの家庭事情が複雑なのは……ちゃんとわかってなかったし、テストのことも、」


青「今なら、あの時ほとけがどんなに苦しい気持ちだったのか理解出来る」


青「ほんまにごめんな」


水「い、いふくんが謝ることじゃないよ…っ!」


水「そもそも隠してきたんだから…知らなくて当然のことだし……」


水「…でも、嬉しかったんだ。いふくんが僕にたくさん寄り添ってくれたのが」


青「!」


水「なんだか心が暖かくなれて……愛情ってこういう事なのかなって、思うようになった」


水「だから逃げる選択をできたと思う」


水「ありがとう、いふくん…♪」ニコッ


青「…ほんまに、笑った顔、かわええよな」


水「っえ…?」


今…なんて…


青  ギュッ


水「!//」


青「…俺、今でもほとけのこと好きだよ」


青「ほとけは…まだ俺のこと、好き?」


水「…ぅんっ…好き、好きだよ…?///」


青「ふふっ♪俺と、付き合ってくれますか?」


水「よ、よろしくお願いします…!」


青「……俺が、幸せにしたるからな」


水「…うん、楽しみっ……♪//」


誰かに愛されるって、こんなにも幸せな事なんだな…♪//


教えてくれてありがとう、いふくん。







数分後


水「……久々に、みんなに会いたいなぁ…」


青「アイツらはめっちゃ会いたがっとったけど、ほとけはいいんか?」


水「会いたいのはもちろん本心なんだけど……やっぱり、過去のこと話すのは…怖い、かな」


青「だよな、」


水「…でも、みんなはそんなこと気にせずにいつも通りのテンションで接してくれるってわかってる」


水「だから……会おっかな」


青「!」


青「…じゃあアイツらの予定聞いてこっちに連れてくるわ」


青「ほとけがこっちに来るのは危ないし」


水「ありがとう」


……やっぱり、気遣いがすごいなぁ。


僕のこと、ちゃんと見てくれてる。


水「…ふふっ、♪」


青「どうしたんや?」


水「…いや、好きだなって♪」ニコッ


青「!//」


青「…はぁ……なにそれ、可愛すぎ/」ギュッ


水「んゎっ…///」


青「……俺も、めちゃくちゃ好き…」


水「…うん、知ってる♪」


君から伝わる体温が、どんなものよりも暖かくって、心地よい。






次回 最終話


「辛い。」ただそれだけ。

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