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悠莉
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#途中参加NG
コメント
5件
こういうのって、〝好き〟って勢いで言ったら、相手も〝好き〟って返してくれて、結ばれる系のやつが多いから、結ばれない系書いてくださるのありがたいです✨️ 🍆さん…切ないでしょうね… 🦍さんの事は好きだけど、関係が壊れるのが怖いっていう思いが強い気がする…? 良きですね…!!!✨️
切ないって……泣 でもこういう系も大好きなんだ。おぉ神よ。お許しを…!!!
おお…にしんさん、このすれ違い、切なすぎますよ…!ぼんさんの「好き」がLOVEの方じゃなくて良かったと言われた瞬間、胸がぎゅっとなりました。「良かった」という言葉の裏で、一人は安堵し、一人は身を引く決意をする。同じ言葉なのに温度が全然違う。ぼんさんが「俺が男性だったから会えた」と思うところ、すごくリアルでじんわりきた…。二人とも悪くないのに、この距離感がもう切ないです。次が気になります!
口を滑らかしたぼんさん。
結ばれません
しくった。絶対しくった。
急いで走りながら、家へと向かう。
今日、数時間前。
お酒を飲んでいた俺は脳が痺れていた。
今までの関係、関わり方もあり、ドズさんに好かれていると思っていた。
彼も俺が好きなんだと。
だから、口が滑った。
“好きだ”と言ってしまった。
動きを止めた彼は、眉を下げ、言いづらそうに口籠る。
『そんな事言われても迷惑』そんな顔に思えた。
サァ、と酔いが覚めていくのがわかり、冷静になっていくのと同時に、パニックになっていた。
「あ、いや…ちがくて!ホラ、相方として好きって意味で、LOVEの方じゃないっすよ!」
「あ、あぁ〜!そ、そうですか…!それは良かった…!」
“良かった”
良かったと言われたんだ。そりゃあ、おっさんからの好きがLOVEだったら怖いだろう、キモイだろう。
だから、良かったんだ。
つけ上がって、告白して、断られてギスギスさせずに、相手の気持ちを理解できた。
俺には好意はない、そういう目で見れない。
そういうもんだ。そんな綺麗な純愛物語なんて始まるわけない。
「はぁ…やらかした…。」
夜道を歩き、これからどう距離をとってフェードアウトしていこうか、頭をフル回転していた。
相手に罪悪感や察されないように立ち回りながら、原因は別にある風に見せながら、演技をしながら、身を引けるタイミングを見計らう。
偏見や差別はないけど、そういう感情が自分に向くと困る、応えれない。
そんな世の中だ。慣れてるから、そういうもんだと思ってる。
恨みなんてない、持つ必要も権利もない。
ただ、少しだけ自分が女性だったら意識してもらえたのだろうかと考えてしまうだけ。
否、俺が男性だったから会えたんだと思う。
俺が男性だったから近づけた。そのおかげで好きになれた。
「分からねぇな……」
そんな事を呟いて、自宅の家の鍵を開けた。
ぼんさんから「すき」と言われた。
一瞬、「隙」かと思って、ハテナを浮かべた。
その瞬間、すべてを悟りました、すみませんでした、みたいな顔をしたぼんさんが、必死に取り繕う。
「あ、いや…ちがくて!ホラ、相方として好きって意味で、LOVEの方じゃないっすよ!」
あぁ、そういう「好き」かと納得し
「あ、あぁ〜!そ、そうですか…!それは良かった…!」
と返した。
僕も相方として好きだから、良かった、と。
ぼんさんは引き攣った顔で、笑い、またお酒を飲み始めた。
僕は少し安心していた。
LOVEじゃなくて良かったと。
もし、LOVEだったら応えれなかった。
僕は彼女がいるから。それにぼんさんは相方。
そういう目で見れないって分かってたから。
告白されてたら、断ってた。けどそうしたら、ギスギスし始めて、決別してただろう。
本当に良かった。
本当に。
ぼんさんの好きがLOVEの方じゃなくて。
「俺、帰るわ」
「えっ?もうですか?」
「うん、飲み過ぎてさ、早めに帰ろうと思って。」
ヘラリと笑うぼんさんの頬は赤く、目も赤みを帯びてる。
「もう酔っちゃったんですか?w」
「もうってなによ、もうって!w」
ケラケラ笑いながら、席をたったぼんさんは僕に万札を渡してきた。
「これ、飯代です。足りない分はご自分で。」
「えっ!?珍しい…今日も奢られる気で来てると思ってました…。」
「失敬な、僕だって奢る時ありますわ!w」
そう笑ったぼんさんは、足早に個室から出て行ってしまった。
僕の手にはぼんさんからの万札。
ぼんさんからの、好きという言葉とその時の顔。
お酒入ってるし、よく覚えてないけど、「タン塩好きだわ〜」くらいのノリなのだろう。
深く考えず、残ったお酒を飲み干し、追加で何個か頼んで、お腹をいっぱいにしてから、僕は家へと帰ったのだった。