瑞希ちゃんバナーイラスト怖すぎたんで最悪な状況想像して耐性つけときやす↓↓↓
妙に冷たい風が吹く夕方、ボクは絵名に屋上に来るよう呼び出した。今日、とうとう秘密を告げることにした。待っている間にどんどんと胸の奥が冷たく苦しくなってゆく。大丈夫、きっと絵名なら……そう自分に言い聞かせていたら絵名がやってきた。なんだかとても苦しそうな、今にも泣き出しそうな顔をしていた。ボクが話を切り出す前に、ごめん、と謝ってきた。
「来る時、瑞希の噂が聞こえてきちゃって……」
「……え?」
ボクの頭は真っ白になってしまった。準備が出来ていた心も、途端に崩れてしまった。大丈夫、きっと大丈夫、大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫
「ごめん。私、瑞希がその事で悩んでるって、分かってた……はずなのに……」
「気持ち悪い、って、思っちゃった……」
絵名の嗚咽が聞こえたと同時に、ボクは膝から崩れ落ちた。
「め……ごめ、ごめんっ……受け入れないと……いけないのに……っ」
絵名に、嫌な思いをさせてしまった。絵名に、悩ませてしまった。絵名に、受け入れて貰えなかった………
ボクは、もう……
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