テラーノベル
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このシリーズもあっという間に第3話。
前回も言いましたが、第1話からお話を読んでいただいたほうが、このお話をもっと知れるので、ぜひ、1話から見てみてください。
では
本編スタート!
ふぁ〜〜
おはよう・・・。
朝に弱いから、大体いつも8時くらいに起きるんだ。
学校の門限は、朝の9時。
起きて30分で朝食を食べて、10分で着替えて、15分でスクールメイク。
そうすると残りが5分・・・。
でも、大丈夫!
リムジンで家から学校までふっ飛ばせば、すぐにつく。
だからゆっくりのんびり朝はできるんだぁ〜
あ、言ってなかったね。
私は星羅。
俊治という幼馴染に片思い中。
まぁ、俊治は真奈美のことが好きなんだけど・・。
真奈美って誰って?
真奈美は、私の双子の妹。
真奈美は凰稀のことが好きなんだ。
凰稀も私の幼馴染。
小さい頃からずっと仲良し。
凰稀はずっと私のことを好きでいてくれてるらしくて。
会ったら毎回レディファースト。
私を最優先!
って感じで、王子様みたい♡
私もメロメロになるはず・・・。
なんだけど。
メロメロになってる場合じゃなくて!
今、私達が住んでいる花の国と、俊治たちが住んでいる雪の国は、大喧嘩中!!
ホントは絶交なはずなんだけど、幼馴染だから仲悪く過ごすわけには行かない!!
って感じ。
「お姉ちゃん。私、凰稀のこと、好きになっちゃった。絶対にお姉ちゃんは好きにならないで!!」
ってまなみに言われてすぐに、大喧嘩が始まったんだ。
きっかけは、雪の国の王様が花の国にやってきたときに、雪の国の王様が、手が滑って、氷を花の国の名物、フラワーパークのラベンダー畑にうっかり落としたことが始まり。
そしてもめてもめて最終的には国民たちも巻き込まれちゃったんだよ。
本当に、しょうもない理由で喧嘩するよね。
「真奈美、おはよう。」
「あ、お姉ちゃんおはよう!!一緒に学校に行こう!」
「え?あ、うん、いつも一緒だけどね〜。」
いつも通り一緒に学校に行った。
職員室の前の廊下を通り過ぎようとしたとき。
「青雪俊治さん、凰稀さんは、今日から1年A組よ。」
ん??
今、幼馴染の名前が聞こえたような気がするんですが??
しかも・・・。
1年A組って、私と真奈美のクラスじゃん!
「はーい。みんな、席について。今日は転校生を紹介します。入ってきて。」
ガラガラ。
「おはようございます。青雪俊治です。」
「青雪凰稀です。」
「「よろしくお願いします。」」
え、え、
え〜??
「あれ、星羅ちゃんじゃん。おはよう。」
真っ先に声をかけてくれたのは、凰稀。
「あ、あ、おはよう・・・。」
そう答えたとき。
「え、知り合いなの!?」
「いいなぁ〜、イケメンと友達なんて。」
クラスからそういう声が聞こえてくる。
「あ、いや〜。」
そう答えるしかなかった。
他にも、
「連絡先教えて!!」
「放課後、体育館裏に来てください!」
「放課後、お茶でもどうですか?」
「好き〜」
などと、女子たちの黄色い声が聞こえる。
もやもや。
俊治がモテるのは当たり前。
だけど・・・・。
他の女子と仲良くするのは、ちょっと嫌だなぁ。
「えっと、じゃあ、青雪さんたちは、星羅さんと知り合い、ということで、星羅さんを挟むように席に座ってください。」
え??
今、今、
私の隣に座れと言いましたか??
神様!!
ありがとう、ありがとう!!
やったー!!
俊治の隣ゲット!
あれれ〜。
なんかジトッとした目線がこちらを向いているような〜。
やっぱり!!
真奈美がこっちを睨んできてる!!
休み時間、絶対なんか言われるじゃん!!
キーンコーンカーンコーン
「せ・い・ら〜?ぜーったいに、凰稀くんと仲良くしないで!!いや、ベタベタしないで!!」
やっぱり、言われた・・・。
「はい、はい。」
席に座ろうとしたとき。
うん??
私の席は??
周りにイケメンたちがいるせいで、女の子たちがいすぎて席に座れないんですけどー!!!!!!!!!!
「ねえねえ。星羅。一緒にお弁当食べよー。」
「凰稀?え?私と食べちゃっていいの?他の女子からお誘いされてたじゃん。」
「いや、全部断った。」
「ふーん。まぁ、いいけど。」
「やったー!!」
「どこでたべるの?」
「屋上!」
「じゃあ、行こっか。」
あー、美味しい!
やっぱり、シェフが作った料理は、美味しい!
「ねぇねぇ。その玉子焼き、頂戴。」
凰稀が訪ねてきた。
「え?卵焼き??いいけど・・・。じゃあ、そのウインナー、頂戴。」
「いいよ。」
交換成立!!
やっぱり、お弁当交換って、いいな〜!
キーンコーンカーンコーン
もう放課後かー。
「真奈美、6時にリムジンが迎えに来るんだよね?」
「うん。じいやが言ってたから間違いないと思うよ。」
「じゃあ、それまでなにする?」
時計を見ると、4時30分。
あと、1時間30分ある。
「あ、星羅じゃん。帰らないの?」
「あ、凰稀。あのね___」
さっきのことを全部話すと。
「じゃあ、一緒にクレープ食べに行かない?」
天才!!
「食べたい!」
真っ先に答えたのは真奈美。
「じゃあ、行こっか。」
はぁ〜
美味しかった。
ちなみに私はチョコバナナクレープを食べたよ!
真奈美はいちごチョコ。俊治はベーコンとか野菜のやつ。凰稀は抹茶。
どれも一口味見したんだ!
ガチャ。
「ただいまー。」
・・・・
誰も返してくれないのはいつものこと。
お母さんとお父さんはいつも忙しいから、返事もくれない。
自分の部屋に戻ると。
一つのプレゼントと、手紙が。
差出人は?
俊治と凰稀!
えっと?
星羅ちゃんへ。
突然の転校、びっくりしましたか?
実は、前から転校が決まっていたんです。
雪の国の学校は、もう人がいっぱいで、入れなくて。
花の国の学校にてんこうしてきたというわけです。
びっくりしたよ!!
プレゼントは、小さなうさぎさんのマスコット!
早速スクバにつけてみた。
かわいー!!
ねむい。
もう寝る時間だ。
じゃあ、
おやすみ。
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