※実際の団体、個人とは無関係です。
※ボイドラ時空でお送りします。
※成人向けに準ずる表現があります。ご注意ください。
※その他捏造した設定が多く含まれます。
走るのは得意じゃない、だけど必要に迫られれば走らなければならない。
ランドリーまでを全速力で走る、花壇へ手をついて飛び越し、勢いを生かして速力を増す。
普段こういった乱雑な動きにはこちらが怒る側であるが、今日は致し方ない。そう考えながらランドリーの扉を、アキラは行儀悪く足で開け放った。
『雲雀!?二人は……って、あ……?』
入口から見えたのはソファーでうつ伏せの姿勢で眠っているセラフとそれに押し潰されるように目を閉じている奏斗。奏斗の頭上には猫っぽい耳がついていた。
明らかに何らかの事後であるとわかる周囲の様子と臭いにアキラは顔をしかめた。
栗の花に似た生臭い臭いと、ふわりと薄く漂う甘い香り。おそらくソファーで寝こけている二人が原因だろう。
アキラは溜息を吐いた。自身を落ち着けるためでもあり二人が起きたらどうなってしまうのかという不安と心配からでもあった。
風邪でも引いたら困ると思い、仮眠室へ掛け物を取りに行った。
仮眠室の扉を開けようとドアノブへ手をかけると、少しだけ空いており、覗き込むと金色の目がこちらを切に見ていた。
床の上で180cm余りの体躯を小さく縮め、蹲るようにしていたのは雲雀だった。
「きゅ、……〜〜ッ…♡んきゅ……っぅ」
アキラを見た瞬間、雲雀はいつもと同じようにぺたりと耳を倒して、尻尾をぱたぱたと振った。姿勢を低くして、アキラを待っている。
『ひば、り……っ?』
瞬間、アキラの視界がぐらりと揺らいだ。あまりにも強い甘い香りが雲雀から漂っていたことを嗅覚よりも目眩が先に教えてくれる。
この匂いはまずい、と後退ったアキラ。この匂いは初めて雲雀と体を交じり合わせた日の、あの甘い匂い。
まさかまた嗅ぐことになるとは思っていなかったアキラ。
だが、逃がすまいとした雲雀にズボンの裾を引かれた。
「行かんでよぉ…♡あきら……なでて、いつもみたいにしてやぁ……っ♡」
必死になって足にしがみつく雲雀を振り解くことができず、アキラは抱き寄せるためにしゃがみ込んだ。
「しっぽ、撫でて……っ、からだ、さわってよ、あきらぁ…♡」
きゅう、きゅうと絶え間なく雲雀の喉が鳴って、甘えるようにアキラの体に擦り寄っている。
『雲雀、…こっちに、』
匂いで今にも気が狂いそうになりながら、アキラはせめてもの理性で雲雀をベッドへと誘導した。
すると、ベッドへ乗った途端、腹を見せる雲雀、とろんとした焦点の合わない瞳を向けてアキラを誘う。
「アキラぁ…こっち、来て…さ、さわって……♡」
ごくり、と生唾を飲み込んでアキラもベッドへと体を載せ る。
早く、早くと急かすような雲雀の視線から逃れるためにアキラは下を向く。
目に映った雲雀の足はしとどに濡れて、揺れ動く尻尾はやはりアキラの足へ絡みついていた。
「あっ、あっ…♡あきらぁ…ッ♡あぅ、っ♡ゃ゙、んっ、…♡♡」
熱い息を吐いて、雲雀が鳴く。
背をめいっぱい仰け反らせて、尻尾をぱたぱたと揺らして、全身で気持ちがいいと伝えてくれる。
アキラもそれを見て、優越感と興奮とが入り混じって はぶつけるように雲雀へ腰を打ち付ける。
『ひばり…、!っ、……はっ…! 』
ふと、雲雀のうなじが目に映る。
律動に合わせて揺れる髪の合間に、男のうなじにしては綺麗なもので、伝う汗とともに肌を食んだらさぞ美味いものだろう。
そう考えた、だけだと思った。
「ッッきゃあ゛っ!!?♡♡ぇ、あ…ッ?♡っ、〜〜〜…っ??♡」
アキラは無意識のうちに雲雀のうなじへ噛みついていた。
突然の痛みにぴんっ、と狐の尻尾が張り詰め、耳は怯えて髪へと伏せた。
そして、噛まれたことに絶頂する、正反対な反応も雲雀は見せていた。
『ふ…ッ!ふーっ、ふーっ…! 』
「い、た、〜〜〜ッ♡♡ぃ゙、たい、痛い、…あきらぁ……っ♡やぅ…ッ♡♡」
強く、強く、さらに雲雀の無防備なうなじへ歯を食い込ませるアキラ。
痛みを訴える雲雀の声はたしかに届いているはずなのに、アキラには自分の体を律する術がなかった。
鉄の味が舌で感じられるとなおのこと興奮してしまい、力任せに雲雀を犯した。
コメント
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わあああああ‼︎めっっっちゃ好きです😭書き方とか本当に好きすぎます💞文が凄く読みやすくて毎回悶えながら呼んでました〜🫶大好きです💞
ふへっ…、へっへっ、…可愛いネ…たらい…