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『 』 ↳ まふゆ 〝〟↳ 奏 「」 ↳ 絵名
【⠀】 ↳ 瑞希
’’ セカイが崩壊してきているの ’’
その言葉を聞いた瑞希は、目を丸くしてMEIKOを見詰めた。
【 あはは 、冗談やめてよ 〜? ⠀】
笑って誤魔化そうとする瑞希 。
’’ 嘘じゃないわ ’’
目線を逸らし 、少し寂しげに瞳を揺らしながらMEIKOは瑞希にそう呟く。真剣な表情、まるで先程の絵名と同じかのように。
【 …… ミク達は ?⠀】
’’ …… いるけれど 、 本当に 、どうしても会いたいのならば 、 案内するわ ’’
MEIKOがそう言ってくれれば 、’’ 行く ’’ と答えた。そうしてMEIKOの後ろへ着いて行けば 、ミク達の姿が見える 。__ だが 、それは何時ものミク達と違った 。まるで 、バグが起きたかのように 。
【 …… え …… ? 、⠀】
思わずそれに声が出てしまった 。だって普通じゃないから 。
’’ …… ミク達はもう壊れかけているの 。声も出なくて 、身動きもとれない 。だけれど 、何故か私だけ喋れて 、身動きもとれるの ’’
__ その言葉を聞いた瞬間に膝から崩れ落ちた 。’’ そんな …… 、 嘘 、嘘だよね …… ’’ 絶望する 。そんな中 、MEIKOは何も言わずに下を向くばかり 。
’’ …… 此の儘まふゆが正体を現さなければ 、私も 、そしてセカイも消えてしまうわ ’’
もうどうすることも出来ない 、そう思っていた 。 ___ もう 、 ボク達は 、 駄目なんだな 。 諦めがついた瑞希 。
【 MEIKO 、最後に言いたいことがあるんだ 。 ありがとね⠀】
淡い声で呟けば 、瑞希は微笑みながら目を瞑って眠りについた 。
___ 翌日には 、MEIKOやミク達はセカイから消えている 。そしてセカイに居たはずなのに自分の部屋にいる。
【 …… っ! 、 MEIKO !⠀】
声を上げて呟いても 、其処は部屋だからいない。急いで携帯を取り 、UNTITLEDがあるかないか確認したが 、やはりなかった 。絵名がいるかナイコードにログインしたら 、
【 …… 絵名 !⠀】
絵名が作業をしていた 。
「 瑞希 ! 」
絵名も瑞希の名前をしっかりと呼んでくれた 。
【 …… 絵名 、実は ……⠀】
小さい声で絵名に昨日あったことを一つ一つ丁寧に言葉を重ねながら言い聞かせた 。
「 …… 嘘 …… 、 セカイが 、なくなった …… ? 」
やはり絵名もそれを聞いて驚いた 。だって絵名がセカイから戻った後の話なのだから 。
【 うん 。 それでね 、UNTITLED 、確認したんだけど 、やっぱり 、なかったよ⠀】
淡い声で絵名に向かって呟く 。絵名は言葉を出せなく 、しばらく無言が続いた 。
「 …… そっか …… 笑 、 」
笑いながら呟く絵名 。
【 …… また 、 何時か 、 ⠀】
____ 希 、 __ 瑞希 !
【 へっ …… 、⠀】
其処はセカイ 。絵名や奏 、まふゆがいた 。
【 …… え …… 、奏 、まふゆ …… ?⠀ 】
嗚呼 、そうか 、夢を見ていたのか 、
『 …… 瑞希 、セカイで寝てたけど 、 』
「 ほんと瑞希ってば …… 」
〝 大丈夫 …… ? 〟
【 あぁ …… 、皆 …… ⠀】
安心したのか目から雫を零した 。
「 は? 、ちょっと 、なんで泣いてんのよ ! 」
【 ううん 、なんでもない …… !⠀】
『 そう 。 なら 行くよ 』
〝 …… 瑞希 〟
皆が手を差し伸べてくれた 。
【 …… それじゃあ …… !⠀】
’’ 25時 、ナイトコードで 。 ’’