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第十七話
注意書きは第一話をご覧下さい。
水side
次の日
今日は奏音さん達のお孫さんが来る日。
茉実が少しでも気合を入れなさい!と言うから、僕は茉実にメイクをさせられていた。
水「あの…僕メイクした事ないけど……」
茉実「大丈夫!私がやってあげるから!」
茉実「少しはおめかししないと♪」
水「な、なるほど……」
茉実「とびっきり可愛くしてあげるからねー♪」
数十分後
茉実「…よし、いい感じ!✨」
茉実「鏡で見てみて!」
水「…」←鏡を見る
水「!」
水「す、すごい…全然雰囲気違う…」
茉実「これがメイクの力よ♪」
奏音<2人とも〜、そろそろ着くって〜
茉実「はーい!」
茉実「さっ、行こっか♪」
水「うん」
どんな人かな…♪
数十分後
ピンポーン
奏音「あ、来たかしら」
奏音「鍵開いてるよー!」
ガチャ…
?「__久しぶり、ばあちゃん」
水「ッ!?」
奏音「久しぶり、待ってたわよ」
うそ…でしょ…
奏音「この子達が、新しく来た子よ」
?「ぁ、初めまし……」
?「え…ッ?ほ、ほとけ…と妹さん……!?」
茉実「お久しぶりです、“いふ”さん」
水「…」ペコッ
お孫さんって…いふくんのことだったの…!?
和慎「なんだ、知り合いかい?」
青「ぇと……家の隣に住んでたし…ほとけは学校一緒だったから…」
奏音「あらそうだったの!?」
青「気づいてなかったん!?」
奏音「いろいろ忙しかったからねぇ♪」
和慎「んじゃ、自己紹介もいらないな」
和慎「部屋に荷物を置いてきな」
青「わかった」タッ
水「……ち、ちょっと茉実、いふくんとか聞いてないんだけど…??」
茉実「だって言ってないもん」
水「き、気まづいじゃんか…」
茉実「まあまあ♪」
和慎「……そうだ、いふ。ほとけちゃんたちにこの町のことをいろいろ教えてやってくれ」
青「え、俺が?」
和慎「あぁ。俺らはもう歳だからな」
青「とか言いながらまだ現役やろ」
和慎「農家なだけだ」
和慎「ほとけちゃーん」
水「は、はい…なんでしょう…?」
和慎「いふが町案内してくれるから、一緒に外行ってきな」
水「え?」
和慎「茉実ちゃんも行ってきな」
茉実「…いや、私はいいですよ♪修学旅行で来てるので♪」
水「え??」
え、ま、まって…てことは……
和慎「そうか、じゃあ2人で行ってきなさい」
青「…わかった」
水「は、はい」
いふくんと…2人っきり…??//
青「んじゃ、行こっかほとけ」
水「う、うんっ…」
青「行っきてきまーす」
和慎「行ってらっしゃい」
トコ…トコ…
水「…」
な、なんにも喋らない……。
なに話せばいいんだろう……手紙であんなこと言ったばっかだし……。
青「…ほとけ」
水「ひゃいっ……!?」
青「その…ごめんな、いろいろ気づいてあげれんくて」
水「ぁ…」
いふくん、気にしてたんだ…。
水「……いふくんは悪くないよ。僕が気づかれないようにしてたから」
水「その…みんなは元気にしてる…?」
青「おん、元気やで。ほとけが居なくなって寂しがっとるけど笑」
水「そっか、笑」
青「……ちょっと話したいことがあるんや。あそこの公園寄ってもええか?」
水「…?、うん…??」
話したいこと…?なんだろう……。