テラーノベル
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♥平和な世界線、いじめもない
♥キングが独身、ですが年齢はそのまま
ご本人様との関係はありません
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俺は、キングのことが好きだ。
いや、好きとは言っても”大切な親友”という感覚に近い気がする。
だから、恋愛的な好きではないんだと思う。
朝、モニコを頼んで起こしてもらった時には物凄く嬉しいし
顔を見れば安心するし。
キングが笑ってれば、それだけで今日がいい日になるんだ。
ここまで考えても、やっぱりそれを恋だとは思わない。
ただ、大切な人って認識だった。
「…でさ……って、ターボー?」
「へ?あ!ごめん!!」
いきなり声をかけられて、思わず声が裏返る。
いつの間にかキングのことを考えていて、完全に上の空になってしまっていた。
せっかくキングとイマクニに飲みに来てるっていうのに申し訳ないな…。
「いや、いいんだ。でもなんかあったのか?」
心配かけちゃったな。
キングは昔からずっと優しいから。
でも…お前のこと考えてたら上の空になってました とか言えるわけもない。
本当のことを言うのはやめて、上手く躱しておくことにした。
「や、実は昨日あんま寝れてなくてさあ」
「…それで酒飲んで大丈夫か?」
ごもっともだな…
何も言い返せない。
「はは…あーイマクニ!!なんでもいいからこれよりちょい度数高い酒頼む!」
「了解!値段も高いやつにしておくねー」
「ふざけんな」
キングからの質問には苦笑いをして誤魔化して、今飲んでるのよりもう少し度数の高い酒を注文する。
隣でそれを見ていたキングは、馬鹿か?とでも言いたげに見てきているが気にしない。
というか、俺は酒に強い方だから飲んだところであまり酔わない。
どちらかというと酔うのはキングの方だ。
多分、もう既に俺よりも酔っているだろう。
顔も赤みを増していっている。
「あー…なんかくらくらする……」
言わんこっちゃない。
キングは酒に弱すぎる。
_いつもより、距離が近いような?
でも、いつも気づいたら近くにいるし。
隣に座るのも
並んで歩くのも
少し肩が触れるのも
全部俺らにとっては当たり前だった。
それを特に気にすることもなかった。前までは。
「ん…」
俺の肩にもたれかかるようにして、俺らの距離が0になる。
その瞬間、心臓が跳ねた。
バクバクと鳴り止まない。
顔も熱い気がする…
酔いは回ってないのに、酔っているかのようなふわふわとした心地だった。
「おー?ねえねえ、顔赤くない?」
「うっさ…」
この状況を面白がっている今國が茶化してくる。キングはもうほぼ気絶みたいな感じで、俺らの会話は耳に入っていないだろう。
「ああもう…バカな小山にトクベツに教えてあげるよ」
と思えば、珍しく真剣な顔で見つめられる。
…おい、普通にバカって言ってくるなよ。
まあそんなこと言える空気でもないので黙って続きを待つ。
「それさ、恋だよ」
「は?誰が誰に?」
「ええ、本気で言ってる?」
「逆になんで今嘘つくんだよ」
「小山が高木に!」
小山が高木に!…の前に、バカとか超えて呆れてきたとかなんとか言われたような気がする。
けど、言われた言葉が衝撃的すぎてそんなことは吹っ飛んでしまった。
俺が、キングのことが好き…?
意味がわからない。
いやだって
隣にいれば安心するけど
声を聞けたら嬉しいけど
会う約束がある日は上機嫌だけど
…いや、これって全て恋じゃないか?
「まじか…」
「どういうまじか?」
「気づいてなかったのおかしいよな?って意味のまじか」
「うん。本当に共感。まじかまじかまじかだよ」
こいつも酔ってんのか?
さっきからうるさいけど、そのおかげで気持ちを自覚できたんだよな…
「今國、それいつ気づいたんだよ」
「だいぶ前かなあ…それに萌歌ちゃんだって猿橋さんだって羽立たちだって知ってると思うけど」
「…嘘だろ」
「あはは…小山が鈍感なんだよねえ…ね、萌歌ちゃん、知ってたでしょ?」
「え?ま、そっすねー。分かりやすすぎっすよね」
「………」
「てんちょー、小山さんもう喋らなくなっちゃいましたよ?」
「萌歌ちゃーん、安心して!多分今、小山は一人で脳内会議してるからさ」
「わーお、すごーい」
全くもってその通りである。
はちゃめちゃに棒読みな萌歌の言葉すら耳に入らないほど、脳内会議に熱中していた。
俺、キングのこと好きなんだ…
いつから…?多分、ずっと前から。
にしても俺気づくの遅すぎないか?
とか云々ぼやいてみるけど何も解決に繋がらない。
答えはもう出てるけど勇気が出ない。
答え、というのはキングを振り向かせること。
_でも、キングにはもう好きな人が居るんじゃないか?
結婚してないのが奇跡みたいなもんだし。
俺のこと好きになるわけないよな…
「ん…さーん…小山さーん?」
バイトの子…丸藤さんに声をかけられて我に返る。
「あ、おかえり〜」
今國は相変わらずニヤニヤしながら手を振ってくる。とてつもなくムカつく。
「はあああ…どうしよう……」
「どうってさー、そんなの決まってるじゃん」
「決まってるって?」
振り向かせるのが必要な事はわかっている。
もう助けて欲しい…逃げ出したい。
「萌歌ちゃーん、あれだよね?」
「なんで私なんですか?でもま、小山さんならいけますよ、ファイトでーす」
それ答えにはなっていないのでは?とは思ったけど、一旦スルーした。
いや、反論できなかった。
「う…」
何故かって?
俺の肩に持たれていたキングが目を覚ましたから。
好きだってことを自覚しちゃったから、少し掠れた声を聞いてまた心臓がバクバクしてきて意味不明な苦しさに襲われた。
これを後で今國たちに相談したら
”恋の病だね〜?”
”恋の病っすね”
と、それぞれに言われてしまった。
「!わり…」
俺の肩に預けていた頭を慌ててあげながら謝ってくる。
離れていく距離に寂しさを感じてしまう。
もう少し寝ててもよかったのにな…
_まてよ?
これ、もしかしたらキングもドキドキしてくれてたりして!?
「イマクニ、水…頭いてえ……」
「はいはい、飲み過ぎにはお気をつけて!」
何一つドキドキしてくれてなかった。
ドキドキのドの字もない。
俺は物凄くドキドキして落ち着けなかっ…たというか、今も落ち着けていないというのに。
でも落ち込んでいても何も変わらない。
そう思い直して、今はこの時間を大切にしようとジョッキを高く掲げた。
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ほんとに×2読んでいただきあにあと⌒★ございましたφ(///ω///)🆗🧠♩♩
甘♥ラブコメ⬅️💯❕を目指したんですが…(;´・ω・)ウーン・・・
書いてて楽しかった⊂( ᴖ ̫ᴖ)⊃ ⊂(ᴖ ̫ᴖ )⊃🎶🎀ので、ALL🆗❔🩸
そういえば(・ω・)ノ🍓
宇都キン って…好きですか?🍥♥ノω<
書きたいなと、思ってぉり( ˘•ω•˘ )。。.
みなさま🦴➿🎀ほんとうにいつもありがとう𖤐.*゚(*´ω`*)*:★.。の気持ち♩♩デぅ|ω・ᐡ꒱🍮❗️♥
マジで関係ないんですが、私⬆️みたいな話し方が大好きで…(;;)
これでもだいぶ抑えたのですが、もっと!可愛く居たいので今後だいぶ文がやかましくなります…💧ごめんなさい
返信とかそういうところでは抑えるので泣
次回は♡2000で〜🥞🍽
コメント
10件

またまた新作!!続き楽しみにしてます!!まじ主さんが書くタボキン好きすぎてやばいです!!
うあああ‼️‼️それって恋だよ、と言うイマクニ㌠が本当にラヴ極まりない🤦🏼♂️💖💖もねこさんの書くタボキンがほんとうに好きです……🥲💘💘宇都キン好き‼️です‼️🥲💧今の話し方でも十分可愛いのにその話し方にしてしまったらもっと可愛いが過ぎちゃいます‼️‼️‼️
もねちゃんの話し方好きだよ〜💞💞 はぁ…もうマジで最高過ぎた😖💞💞 自覚してないターボーも良きだわ🥹💞💞 ターボーもキングも鈍感ちゃんなんだね(?)