ULTIMATE〜season4 (2025)JAPAN最後の砦

……………………………………………………………特殊広域緊急機動部隊（ULTIMATE）主要登場人物

2代目総監 長内貴也(39)

支援機動班班長 真島俊(31)…主人公

支援機動班副班長 赤木龍一(20)

支援機動班班員 沖琉太(28)

支援機動班班員 片倉旬(33)

支援機動班班員 工藤哲也(32)

支援機動班班員 松永優大(22)

支援機動班班員 越前龍馬(22)

支援機動班班員 菊池謙介(24)

支援機動班班員 室口翔平(29)

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組織図(ULTIMATE)総員269人

総監→総監補佐→中央指令部→支援機動班→第1〜5実動部隊 ……………………………………………………………成海が部屋を出るとそこにはぼろぼろになったメンバーらが倒れていた。

「成海貴俊、やっと姿を見せたか。お前を監察会議にかける事になった。同行してもらう」真島が言うと成海は拳銃を向けた。

「それ以上近づいてみろ、赤木の命はねーぞ。」

「赤木なら今から助けるつもりだ」真島が言うと後ろからヘルメットを被り武装したULTIMATE隊員らが次々とやってきた。

「奥の部屋だ。行ってこい」

「了解」真島の指示で隊員達は奥の部屋に入っていった。

「成海、銃を下ろせ。殺すぞ」工藤は成海に拳銃を向けた。

「くそ…」成海は手を挙げその場に座りこんだ。

「確保」2時間後警衛局第1庁舎第2会議室では成海貴俊の監察会議が行われていた。だが既に除隊処分は決まっておりそれを告げるための単純な物になっていた。会議室前には工藤、真島、片倉がいた。監察会議が終わるとそのまま成海の身柄を一時的にULTIMATEで拘束し3日後警視庁に身柄を引き渡す事になっている。

「赤木、かなり弱ってるらしい。まだ医務室にいるらしい」工藤が言った。

「かなり暴行を受けていたっぽいからな。」真島が言った。

「あの野郎、強がりやがって、無線機で応援要請出せよ、無駄な事にあの野郎命かけすぎなんだよ」片倉が言った。数分後会議室から成海が出てきた。

「成海貴俊、これから3日間お前の取り調べを行う。ついてこい」そう言うと片倉は成海を工藤と共に第3会議室に連行した。会議室に着くと成海を椅子に座らせ取り調べが始まった。

取り調べを担当したのは元警察官の工藤だった。元自衛官の片倉は、会議室の前で立番をした。真島は、会議室の中で取り調べを見守っていた。

「おい、成海総統と三村副総統はどこに拘束してる？このまま隠し通せると思うなよ、俺らの取り調べが終わった後は警察の取り調べがあるからな」

「俺が言わなくてももうすぐわかるよ。拘束してる場所なら」

「何だと？」その時1人のULTIMATE隊員が会議室の中に入ってきた。

「工藤さん、やばいです」

「どうした？」

「これ見てください」そう言うと隊員はある動画を見せた。

「こ、これは総統と副総統じゃねーか」その動画には椅子に縛られた総統と副総統の姿が写っており後ろには覆面を被った男が銃を突きつけていた。

「この動画がネットで拡散されて今、警衛局に苦情の電話が何百件と来ていて」

「電話の対応は誰がしてるんだ？」

「本隊とULTIMATEが合同でおこなってます」

「どけ」真島は、話を全て聞き会議室から出ていった。そして総監室に向かった。総監室に着くなりそのまま部屋に入った。

「長内総監、総統と副総統の拘束された動画が拡散されてるのはご存知ですか？」「そうみたいだな」

「今すぐに我々で緊急会議を開き迅速に救出しなければならないと考えました。よって緊急会議の許可を」

「その事なんだがな」長内が言うとソファーに座っていた眼鏡をかけた長身の男が立ち上がった。「本隊管理部長の水島です。貴方ULTIMATEには活動停止処分がおりました。よって本隊で緊急会議を開きます」

「活動停止？そんなの聞いてないけど」

「えー、そうでしょうね。先程中央監察部から下された処分ですからね」

「なぜ我々に？」

「マスコミ対策ですよ。貴方が動けばマスコミの注目度はさらにあがる。今はとにかく彼らの視線をこの件からどかすことが我々の重要な仕事の1つです。ですから貴方には一時的に活動停止処分が下ったという事です」

「指示を出したのは中央監察部だっけ？」

「えーそうですけど」

「なら、直接言いに行ってやるよ」そう言うと真島は中央監察部室に向かった。それを見て長内はULTIMATE中央指令部に電話をかけた。

「俺だ。今すぐに真島を止めろ。中央監察部に乗り込む気だ」中央監察部に逆らえば連帯責任でその者が属するグループは活動停止処分が下る。最大で1年だ。ただでさえ今活動停止が命じられているULTIMATEだ。これ以上の処分例えば解散、もしくはULTIMATEすべての隊員に除隊処分が下されてもおかしくは無いそれを恐れた長内はすぐに真島を止めるよう命令を下した。

「個性溢れてるな。ULTIMATEは」そう言いながら水島は部屋から出ていった。