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バドエンきちゃー!!!
え、あ、え、ん、え?ば、バットエンド…?? めっちゃツラいバットエンドですやん…( ; ; )
[警察署本署、会議室]
猫)「…お待たせしました。」
ミ)「情報提供してくれた人を家まで送り届けていた。遅れてすまない」
ネ)「大丈夫、ありがとう。」
ネ)「それでは」
ネ)「今から、らだおと成瀬の救出をする」
ネ)「そして、犯人および吸血鬼の逮捕にあたる」
ネ)「ひのらん、えびす、レウは起きたばっかだからあまり状況が分からないかもしれない…。だが、手伝ってほしい………。一大事なんだ」
え)「大丈夫です、加勢させてください。」
レ)「俺も同意見です。 」
ひ)「お役に立てるのであれば…!」
ネ)「ありがとう…3人とも…」
ミ)「…救出作戦を 行うのは早朝3時辺り。つまり、犯罪ができない時間帯。ギャングたちも寝ている。」
ぺ)「と、いうことはあと30分後に決行か」
ミ)「そういうことになる」
ミ)「それに拉致られてる場所の近くには誰も住んでいない」
ミ)「だから救出にだけ集中して」
皇)「分かった」
ネ)「それにあたり、今から役割分担を行う」
ネ)「ヘリ班、主にサーマルで位置報告」
ネ)「護衛・救出班、主に全線班の援護と成瀬、らだおの救出」
ネ)「全線班、主に銃撃戦」
ネ)「検問班、主に他の国へと繋がる高速道路の検問、故に犯人の逃走口を塞ぐ」
ネ)「この4つの班に分かれてもらう」
ネ)「だから、得意とするものがある班に名をあげてほしい」
ネ)「それと、検問班とその他で無線は分かれることになった」
ミ)「検問班、無線1。その他、無線2で。」
ま)「分かりました」
皆)「…」
猫)「…」
猫)「俺、全線班になります。いや、ならせてください。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
[同刻、牢獄の中]
ドサッ
)「イダッ……」
)「ンッ…」体を起こそうとする
成)「…」
ゴツン!
)「ッダ!?」バタッ
)「…何して……ッ」
成)「らだお…」
成)「らだおだろ…?お前」
ら)「ッ!?」
ら)(なんで俺の名を…?)
ら)(俺…名前言ったことあったか…?いや、確かないような………)
ら)(…とにかく逃げなきゃ……!)
成)(…どうやって記憶を戻そう……)
成)(考えなしにやっちゃったからな…)
成)(とりま武力行使は鎖があるからできない…、てゆうからだおをあまり傷つけたくないし だめ………)
ら)「ンー”ッ」
ジタバタジタバタ
成)「ッちょ…」
成)(やばいやばい…このままだと逃げられちゃうッ…”!そんなの嫌に決まって……”)
成)(…ぁ、まずいッ”“!!)
スルッ
ら)(よ…し、、このまま逃げられ…!!)
ギュッ
ら)「はぇ……?」
ら)(ハ…グ……?)
成)「…」
ら)「…ッ!!離せッ!!!」
ら)「お前しつけーーぞ”“!!」ジタバタ
成)「…」
ら)「ッッ!!離せ!こッんのやrー”“!!」
成)「…成瀬カニ……」
成)「俺の名前…。」
グイッ)らだおの顔を近づけ、目を合わせる
成)「…」
ら)「…ッなん……」
成)「俺、成瀬カニ。警察官であり、警察であるらだおの後輩でもある。」
成)「そんな後輩を置いてどこに行こうって言うんですか。らだお先輩。」
成)「こんなところにいないで、一緒に警察署戻りましょ?…ここから脱出するために、俺の計画に協力をしてくださ…………」
ら)「協力なんてするかッ”“」
ら)「俺は警察じゃないし、お前を知らないッ!!!」
ら)「お前がただ単に幻想を抱いてるだけだ”“!!」
成)「…ッ」ポロポロポロポロ
成)(そん…な……ッ…。そんなこと言わないでッッ!!らだお……、らだおッッ)スルッ
ら)(…!拘束が緩んだ。今なら逃げれる…!)
スルッ
成)「ぁ、待っーーーー」ボソッ ポロポロ
バッ
ダッダッダッダッ
ガチャッ
成)「らだお…らだお!!!」ポロポロ
成)「俺はお前を待つッッ!!」ポロポロ
成)「らだおが俺を思い出すまで…ずっとッッ!!!!」ポロポロ
ら)「…」
キーッ…バタン
ダッダッダッダッ)らだおが立ち去る
成)「……」ポロポロ
成)「もう、俺のこと…一生思い出せないのかな…?そんなの嫌だよ…耐えられないよッ………」
成)( ら)「成瀬ーー!!」)
成)「ってさ…」
成)「またそう呼んでくれよ……」ポロ
成)「らだお………」ポロポロポロ
コツコツコツ…
ら)「…」
ら)(「俺はお前を待つッッ!!らだおが俺を思い出すまで…ずっとッッ!!!!」…ね)
ら)「…変なやつ笑!待つも何もないだろ!俺あいつのことなーんも知らないのに笑」
ら)(主様のところに行こっかな笑?)
ら)(吸血対象の頭が狂いました、助けてください…、的な感じで笑)
ら)「…笑」
ら)「…」
コツコツ…
ピタッ
ら)「ぁ…?」
あ…れ…、でもなにかおかしい…?
ら)「何か引っかかる…?なんで…?」
いや、何もおかしくない。いつも通りの生活。そう…いつも通りの……。
……違和感を感じ始めたのはきっとあのときだろう…。でも…、俺はあいつをーーー。
ら)(…成瀬……)
ら)「…知らない」ボソッ
ら)(成…ッ瀬…¿)
ら)「…知らない……ッ」
ら)「成瀬ッ!!!!!」
知らないはずなのにッ……”!!!
ら)「知ってる…¿」
ら)「う”ッ…」フラッ
頭が痛い。
めまいがする。
視界が歪んでくルッ…ゥ…。
ら)「うまく立てな………」グラッ
ら)「……ん…」パチッ
プカップカ
ら)「こ…こはどこ……?」プカプカ
ら)「…俺、浮いてる」プカプカ
目を開けると、そこは一面真っ白な開けている空間。そのど真ん中で俺はなぜか浮いている。
ら)「ていうことは、現実じゃない…。夢の世界……?」
ら)「でもなんで急に……?」キョロキョロ
ら)「ん?」
よく周りを見回すと、一角だけ。
なにかしらの一片の映像が映し出されていた。
ら)「なん…だ…?」
プカップカ)近づく
ら)「あれは……俺…?と」
ら)「あと誰が映ってるんだ…?」
パッ)映像切り替え
ら)「ん”ッ…眩し……」ギュッ
ら)「え…ッと……」パチッ
俺¿と談笑してるあの人は誰…?
ら)「楽しそうに笑ってる…、俺と楽しそうに…」
パッ
真剣に銃の練習を行っているあの人は誰…?
ら)「真面目な人…なのか?ていうか、よく見たら服装がーーー」
パッ
ちょっかいばかりかけてくるあの人は誰…?
ら)「ん?いや…不真面目そう…?まぁ、先輩にタメ口を叩くようなやつだからな…。ってあ…れ?」
パッ
傷をたくさん負って泣きべそかきそうなところを我慢して笑っているあの人は誰…?
ら)「…!フハッ……」
ら)「俺に応急処置を頼めばいいのにな〜…意味分かんない意地なんて張らないで笑」
ら)「何してんだか、成瀬は。」
ら)「…?成瀬…?」
ら)(俺…今なんッ……て?)
ら)「これ夢…いや、こんな鮮明な夢はない。なら…なんだ? 」
ら)「もしかして…」
ら)「これ…全て俺の…記憶……¿」
ら)「記憶…、だと仮定しても不思議だ。俺、こんな記憶知らない………。 」
ら)「…」
ら)「…なんだか、成瀬のところに行けば謎が解ける…気がする」
ら)「行こう……」
記憶¿の中から戻った体を起こして歩を進める。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
[警察署本署、戦闘準備中]
ネ)「班はこれでいいね。じゃあ、検問班のひのらん、えびす、レウは高速道路に」
ひ)「任せてください…!私頑張るので…、お2人を取り返してください……」ポロポロ
え)「2人は任せました。」
レ)「絶対に通させません。なので、絶対に連れて帰ってきてください。」
猫)「うん」
オ)「検問頑張ってな…。いってらっしゃい」
え)「そっちも頑張って…。またあの日々を取り返そ………」ポロ
キ)「ああ、そうしよう」
(遠くから)パタパタパタ)ヘリで飛び去る
ネ)「次にヘリ班を、僕とオルカ」
オ)「地上組頑張ってな…、オルカ報告頑張るから」
み)「分かった…、頼む。」
ネ)「僕も情報頑張って落とすから任せて。次に護衛・救助班をまるん、ミンドリー、キャップ」
ミ)「俺らが全力で援護するから突っ走ってくれて大丈夫だ、全線班」
ネ)「最後に全線班を猫マンゴー、皇帝、ぺいん、つぼ浦、みこだ」
つ)「任せてください。あと、ロケランを何発も打ち込むんで死なないでください」
キ)「それは私と」
ネ)「僕が保証するから、危なかったらどんどん打って」
皇)「…絶対に助ける」
猫)「…」
猫)(絶対に許さないッ…)
猫)(らだお、成瀬。待ってて…、今助けに行くから)
ぺ)「準備終わったから、2人を助けに行こ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
[同刻]
コツコツコツコツ…
ら)「確か…ここに……」ボソッ
ら)「あ、…成瀬……さん?」
成)「……」ポロポロ
ら)「あ…、えと」
ら)(どうしよう…?なんて言えばいいんだ?記憶が断片的だから、話しかけ方が分からない。)
ら)(それに俺はまだ成瀬…を完全には信用していない)
ら)「とりあえず…目を見て会話した方がいいよな…?」ボソッ
ガチャッ ギーッ…
成)「…んぇ?」ポロポロ
コツコツコツ…
成)(誰かがきた…?何の用が…?一応、寝たふりをして偵察するか。いい情報が得られるかもだしな)
コツッコツ…… ピタッ
成)「スゥースゥー」
成)(なんでもいい…、情報を吐きだせ!!!)
ら)「…ぁ……」ボソッ
ら)(寝てる…。どうしよう、起こすのは悪い…よな?)
ら)(かといって帰るのもまた違うし……。一応今喋りかけて、返事がなかったらまた来ることにしよう…)
ら)「…スゥーッ」
ら)「成瀬……さん?起きてください」ユサユサ
成)「……」
成)(…ぇ?この声って…………)パチッ
成)「らだお………?」
ら)「ぁ、えと起きてくれてよかった。」
成)「なんで…?らだおッ!!!!」
バッ)成瀬の口を抑える
ら)「シーッ。」
ら)「秘密で会いにきてるんでお静かに。」
成)「あぁ…。うん、分かった。」
成)「でも、どうして俺のところに…?記憶戻ったのか………?」
ら)(やっぱり、さっきの空間は俺の記憶の中だったのか。誰かに埋め込まれた記憶…、いや知ってるけど何かしらの理由で忘れてる記憶ってわけか)
ら)「完全には記憶は思い出せてません。が、成瀬さんと俺は知り合いだったような記憶があったため助けようと………」
ら)「さっきの計画を教えてくれませんか?」
成)「!」
成)「もちろんッ……」ポロポロ
コツコツコツ…
成)「多分、そう簡単には牢獄から出してくれないと思う。…そうだ、どんな状況になったら吸血対象を交代してる?」
ら)「うーーん…。吸血を始めて2週間経ったら、か血の鮮度が落ちたときですかね」
成)「おけ。ならーーーーーー」
ら)(…フゥー)
コンコンコン
?)「入って」
ら)「失礼します。」
?)「あ!らだおくん〜」
ら)「主様、ご報告があります。」
?)「んー?どうしたの?」
ら)「吸血対象である人間の血の鮮度が悪いので交換をしてくれませんか?」
?)「交換…か……。もうそろそろで、このアジト離れるから今日だけ我慢してくれない?」
ら)「…分かりました。なら、今日中にあの人間の処理をしなければいけない、というわけですね」
ら)「俺にやらせてくれませんか?」
?)「…」
ら)(…ッ頼む)
?)「えーーやってくれるの?優しいね〜、らだおくんは………」
ら)「いえ、眷属としての責務を全うするまでなので。」
?)「じゃーー、これ。あの人間の鎖の鍵、だから」
ら)「はい、ありがとうございます。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
[早朝3時、現場]
皇)『今から突撃します。』
ネ)『こっちも大丈夫。地上組頑張って』
猫)『行きます…』
ドンッ ガチャッ)扉を壊す
ダッダッダッダッ
ダッダッダッダッ
オ)『もうちょっと行くと敵が5人 いるぞ』
全線班)『了解』
ダッダッダッ
み)「いた、撃ちます。」
バンバン
「グフッ!?」吐血
ぺ)「…」ダッダッ
バンッ
「どうした!?お前!!…グハッ」吐血
バンバンバンッ
猫)(目視できてるのは今のところ2人…)
ぺ)「おっけ、2人やった」
皇)「ナイス!」
み)「ナイスでーす!」
つ)「…つーか残り3人はどこだ?」キョロキョロ
猫)「…」
猫)「まさか…ッ」
ダッダッダッ
ミ)「!?」
ミ)「ちょっ!!どこに行くんだ!!!」
猫)「!」
猫)「あった…、階段」
猫)(こんな高い場所に下水道があるわけない……、もっと早く気づければ!!)
猫)「ということは…」ボソッ
ダッダッ
ミ)「ハァーハァー…、急に…どうしたんだ…?」
キ)「猫くん、急に走り出さないでくれ…」
オ)『急に走り出した人いたけど大丈夫か!?近くに敵いるぞ!?!?』
キ)『今のところ、姿は見えないから大丈夫だ』
み)『犯人をロープで拘束できたため、そっちに向かいます!』
ミ)『了解。ありがとう、みこだ』
ま)「そうですよ……。今残りの全線班がさっきの幹部たちを後処理してるんですから……。それでどうしたんですか?先輩、急に走り出して」
猫)「…」
猫)「これ…状況的にまずいかもしれない…」
ま)「…?それは…どういう……」
ぺ)「よし、合流」
ぺ)『地上組、無事合流できました』
皇)「急に走りだしてどうしたんだ…?単独行動はやめてくれ、猫マンゴー」
猫)「…」
つ)「どうしたー?体調悪いのか?」
猫)「違う…。」
つ)「なら…」
猫)「多分だけど、もうそろそろ……」
ジリジリジリジリ
「侵入者発生、侵入者発生。直ちに処理せよ。繰り返す。侵入者発………」
み)「!?これってどういう……!?」
猫)「ここ、地下がたくさんある…。オルカが報告してくれたのは、多分ここにいたさっきの幹部と、この下にある地下にいる幹部、合わせて5人。」
ミ)「…ということは……」
皇)「…、下にいる奴らに俺たちが侵入したことが銃声や足音で気づかれた…。」
ぺ)「それまずいんじゃ……?増援が来るってことだよね……。」
猫)「俺はこの下に行く。」
ぺ)「…は?死ににいくようなもんだぞ!?」
猫)「でもッもっと地下深くに2人が…!!」
ぺ)「…そういうことなら分かった。全線班が下に行こう。後衛班はここで待機。状況が悪くなったら下に来るって感じで。」
キ)「分かった…、行ってこい。ヘリ班には私から状況を伝えておく。」
ダッダッダッダッ
[地下2F]
み)「敵は…!いません…ね………」
皇)「なんだここ…、やけに広い空間だな…」
つ)「…んだ?この台?」
つぼ浦は階段の近くにあった台を指差した。
み)「これは…!?もしかしてここ…!?」
ぺ)「薬物研究所…かここ」
そう。ここは数週間前に爆破があって使われなくなった薬物研究所。地図に表示されなくなったから気づかなかったが、まさかここがアジトとは……。
目の前にある試験管…、中に黄色い液体が入ってる。そして、その横に紙がある。
ぺ)「説明書か……?」コツコツ
ヒュン
ぺ)「…!?危な……」
反対方向からか…、銃弾が飛んできた。
つ)「敵のおでましってことか…」
ネ)『1箇所に敵が集まってる…、全線班、そろそろ対峙する!!気をつけて!!』
ゾロゾロゾロ
猫)『対峙した、今から処理する』
「侵入者だ、処理するぞ」
ダッダッダッ
バンバンバンッ!!!!!
猫)「…」バンバン
「グフッ…」バタッ
「…!?」バタッ
「まずはお前だ!!!」ダッダッダッ
ぺ)「…ここだ」バン
「…クソッ」バタッ
つ)「つぼ浦匠のロケランじゃー!!!」ヒューバンッ!!
バッコーーーン!!!!!
バンバンバンッ
バタッバタッ バンバンッ
バンバンバンバン!!!!!!!!
皇)「…ッ。敵多すぎな?」バンバンッ
ぺ)「いや、本当にそう…」バンバンッ
皇)「…」
皇)「…ぺいん、後ろは任せた」バンバン
ぺ)「…笑、同じことを言おうとするなよ。ああ、任せろ皇帝」バンバンッ
み)「つぼ浦先輩…ここ!!ここにロケラン!!」指差し
つ)「ああ”任せろ!!!!!」バッコーーーン!!!!!
スッ
「…隙あr……」
み)「つぼ浦先輩。後ろ」バンバンッ
「…ッ」バタッ
つ)「…あぁ、みこだサンキュー!!」バンバンッ
み)「こちらこそ!!」バンバンッ
・
・
・
全線班は順調に相手を倒していく…。
が、そんな最強たちでも限界というものはある。
ピコピコピコピコ
キ)(…ヘリ組が やられた?…なぜだ?)
ミ)「…サーマルで敵の位置が確認できなくなった。そのため、全線班の加勢に行く」
ま)(一応、検問班にも伝えておこう…)
み)(…ク。敵の数が多すぎる…、倒しても倒しても湧いてくるな…)バンバンバン カチッ
み)「…ッ」カチッ カチッ
み)(…弾のリロードしなきゃ…)
み)(…弾がない!?弾切れッやばい…)
ヒュン)みこだに向けて撃たれた弾が迫る
み)(弾がッ…!死ぬッ!!!)ギュッ)目を瞑る
皇)「…」バンバン チラッ
皇)「!?みこだ!!危ない!!」バッ
ぺ)「…ヴッ……皇帝!?」
ドサッ
み)「…あれ…生きて……。……!?」パチッ
目を開けると俺を庇って倒れている皇帝先輩がいた。
み)「…皇帝先輩ッ!!!」ユサユサ
皇)「ゴホッゴホッ……」吐血
皇)「みこだ…ッ大丈夫か?我の弾を渡す…、だから敵を撃て。我はもうだめだ、庇う前から腹部に重傷を負ってるんだ………」
チャリチャリッ
皇)「頑張れ………」バタッ
み)「ッ……!!!」ポロポロ
カチャッ バンバンバンッ
「ガハッ!?」バタッ
バンバンッ!!
「…ッ」バタッ
み)『後衛のかた……』
ピロン ニアリックスダウン
み)「…ッッ!!!!」ポロポロ
み)(俺のせいでッ…!!!!!)バンバンバンッ
ポンッ)肩を叩く
ミ)「加勢だ」
ミ)「気持ちは分かるが、落ち着いて撃て。」バンバン
み)「……ッはい」ポロポロ バンバン
ま)「…撃ちます」バンバン
つ・キ)「…よくも!!!」ヒューバンッ!!!!
ドッカーーン!!!!!!!!!!
ピコピコピコ…
バンバンバンッ
バンバンッ バタッ
バンバンバンバンバンッ
キ)「…まずい、ロケランの弾が切れた」
キ)「それに頭撃ち抜かれたから死ーーー」
ピロン ましゃかりトラボルタダウン
つ)「キャップ!!!!」
つ)(クッ…、倒しても即座に応急処置をされるから倒しきれねぇ……。埒が明かねぇぜ……。それによくもキャップを!!!!)バンバンバンッ
ぺ)「…ッ」カチャッ)弾替え
猫)「…」バンバン チラッ
猫)「…ぺいん!後ろ!!!」バンッ
ぺ)「うぉッ……!?危ねぇ……ゲホッ…」
ぺ)「マンゴーありがとッ……」バンバンッ
ミ)「…ッ」バンバンバンッ
ミ)(これ…そろそろ……あいつも…)
ミ)「!敵…」バンッ
バタッ バタッ)幹部が倒れる
猫)「…!」
猫)(ここがもしかして…ッ!!)
猫)『俺、もう一つ階段見つけた。通りたいからみんなカバーお願い!!!』
ミ)「分かった」バンバンバンッ
ぺ)「ック!!!マンゴー行け!!!」バンバン
つ)「…ここだ!!!」ヒューバンッ!!!!!!!!!!!!
猫)「ありがとう…ッ」
ダッダッダッダッ
猫)(いけるッ!!!)
「待ちやがれ……!!」バンッ
ま)「させるかよ!!!命をかけて守るんだ!!!」バンバンッ
ま)「グハッ…」バタッ
ピロン 伊藤ぺいん、花澤まるんダウン
[地下3F]
猫)「…ッまるん……」
ダッダッダッ
猫)「見た感じ…ここは牢獄か……?」
ダッダッダッ
立ち並ぶ牢獄を横目に走る。
猫)「なんもな………..ぃ」
ダッ…
猫)「……………は?」ガチャ)銃を落とす
俺は確かに見た。嘘であってほしかった。いや、これは嘘。夢の世界なんだよ……
猫)「成瀬ッ!!!!!」ダッダッ ガチャッ
だって、だってだって!!!成瀬が血を流して倒れているだなんて!!!!そんなの……
嘘だ…………!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
[数分前、突撃開始と同刻]
コツッコツコツ……
成)「…!らだお……!」
ら)「…」フリフリ
ガチャッ コツコツコツ…
ピタッ
成)「らだお!こっちに来て鎖外して!!」
ら)「…」
成)「らだお……?」
成)「右手に持ってるその鍵って、鎖の鍵じゃないのか……?」
…ガチャッ
成)(…!誰か来たッ誰だ……!?)
コツコツコツ…
?)「やぁ…、お久しぶりだねー?113番」
成)「…!?なんッ…で………」
?)「なんで?…笑。そんな私を仲間はずれするようなことをしないでください。」
?)「ね?らだお」
ら)「そうですね、主様」
成)「…は?らだお…?」
?)「らだお、これ。」カチャッ
ら)「はい」チャキッ
成)「…らだお、何をする気だ……?」
カチャッ)成瀬の額に銃口を突きつける
成)「……ッ!」
成)「おいテメェ…ッらだおに何をした!!」
?)「大したことは何もしてないですよ?ただ単に警察の頃の記憶を全て消しただけですもん」
成)「…は?」
[そのまた前、警察移動中のとき]
?)「じゃーー、これ。あの人間の鎖の鍵、だから」
ら)「はい、ありがとうございます。」
チャリッ
ら)「それではもらいますね」
ヒョイッ)鍵をどかす
ら)「…え……?」
ドンッ ドサッ)壁に押し付けられる
ら)「グッ……」
ら)「主様……?何をしているんですか…?どいてくださいッ!!」グッッ
?)「うーーん無理だね〜…。こらこら、暴れないの…」
ら)「…」睨
?)「睨まないで?悲しいから…」
?)「…でも。じゃあ、なんで牙が片方欠けてなくなってるの?」低音
ら)「…ッ!?」
?)「あー…記憶戻っちゃったのか。やっぱ警察と対面させるべきではなかったか…」
ら)「…俺をどうするつもりだ」
?)「どうするもこうするもないよ?」
?)「ただぁ…」
?)「これから一生私のものになってね♡」
スッ)注射器
ら)(…ッやばい!!!)
ら)(逃げないと…ッ)スルッ
?)「動くな」
ら)「…ッ」ピタッ
ら)(動けない…ッ!?なんで…ッ!? 動けよッ”“!!)
?)「完全に眷属の状態が解けたわけじゃないからね」
コツコツ…
?)「それじゃあ……♡」
ら)「やめ……!!」
プスッ
ら)「ウ”ッ……」フラッ
?)「おっ…と、危ない」
?)「…これで〜」
?)「血をもう一回送り込めさえすれば」
?)「もう私のものだね?♡」
ガブッ!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
?)「ということで、113番。らだおはもう君のことを覚えてないよ」
成)「そんな…らだおッ!!目ぇ覚ませよ!!」
ら)「…」
?)「…らだお、もうやっちゃって」
成)「…ッらだお…………」
ら)「さようなら」
バンッ
ピロン 成瀬カニダウン
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
死なないでよッ!!成瀬!!! 今すぐにでも返事をしてよ!!!!
猫)「成瀬ッッッ!!!!」ダッダッダッ バッ
猫)「成瀬ッ!!!目覚まして!!!」
成瀬の体を起こす。
猫)「生きて!!生きて!!!成瀬ッ……」ポロポロ
猫)「ッッッ!!!!死なないでよ……”」ポロポロ
冷たすぎる成瀬を抱きしめながら叫ぶ。
猫)「成瀬ッッ!!!!成瀬ッッッ!!!!」
猫)「今すぐ救急隊呼ぶか…ら……耐……….え………て……」
猫)「ん……ぁれ」クラクラ
猫)(救急隊を呼ばなきゃいけないのに……体が動か…な…………….)
体を頑張って支える、倒れちゃいけないと思い堪える。
…でも、でもそれよりも早く視界が歪む。
疲れが溜まったから?
それとも怪我を負いすぎたから?
そんなの考える暇もない。
ただ、
薄れゆく意識のなか、成瀬を。
成瀬を抱きしめる。
ピロン 猫マンゴーダウン
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
[同刻、地下2F]
つ)「…大変だった………」
み)「皇帝先輩ッ!倒しきりましたよ!!今から救急隊呼びますね…!!」
プルプル)「あ、救急隊ですか?〇〇〇〇番地にいますぐ来ていただけませんか…?」
ダッダッダッダッ
ミ)「ナイスだった…。みんな、立てるか?猫マンゴーの援護しにいこう」
つ)「あぁ。今行く…。その前にキャップとぺいんとまるんを救急隊に届けなきゃ……」
フラッ
つ)「…ッ立てな…、せっかく全員倒しきったってのに……………」バタッ
ピロン つぼ浦匠ダウン
ミ)「つぼ浦!?大丈夫か…!!」
ダッダッダッ
ミ)「ヴッ…」バタッ
ミ)「力が入らん……。なんだ…これ……ッ!そう…だ…ッみこだ!!」チラッ
み)「…」
みこだの方に目をやる。
だが、みこだも同じように倒れ込んでいた。
「みこだ!?大丈夫か!?!?」
「おい!!返事しろ!!!」
みこだが電話した相手の声だけが微かに聞こえる。
ミ)「…ック……ソッ……なん…だ…これ……」
ピロン みこだよう・ミンドリーダウン
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
[数分前、成瀬を撃った後]
コツコツコツコツ
[地下4F]
?)「下水道から外に出るけどごめんね?」
ら)「大丈夫です。微かですが、上から銃声してましたから。」
コツコツコツ…
?)「ヘリでロスヨントスに行くよ」
?)「まだ日が出てないからね」
ら)「それなら俺が運転します。後ろに乗ってください。」
?)「…♡ありがとう」
パタパタパタ
ら)「あ、目の前にヘリいるので落としますね」
ガシャンッガシャガシャ
オ)「なんだ…!?グッまずい!!!!」
バッコーン!!
ピロン オルカ トヴァロダウン
ら)「1台 」
ネ)「オルカ!!!」
ドンッ ガシャガシャッ‼︎
ネ)「ック…、」
ガシャ ドンッバンッ
ネ)(…上手い人ッ……、負けるッッ!!!)
ガシャッ バッコーン!!
ら)「…2台」
ピロン 二十日ネルダウン
パタパタパタ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
[検問所]
ひ)「みなさん大丈夫ですかね…」
ひ)「見事に救えたのでしょうか…? 」
ひ)(全員のダウン通知…さっききてましたし……)
え)「…大丈夫だと信じよう、ひのらん」
ひ)「…ですね!!」
ひ)「…あれ?なんかヘリ来てませんか?」
え)「うーーーん…。あ、確かに…?」
え)『レウ、ヘリきてないか?』
レ)『来てます、話しかけますね』
レ)「あのー!!今ここ検問してるので!!一旦地上に降りてもらえますか?」
「…」
レ)(…返事がない…、怪しい人か?)
フワッ)ヘリが降下
レ)「ぁ。ご協力ありがとうございます!!」
レ)(なんだ…、思い込みだったか……)
ひ)「ここでーす!!」
ひ)「そうそう!!ここ!!」
え)(なんかあのヘリおかしくないか…?ヘリがふらついてるというか……)
ユラッ
え)「…!!ひのらん離れろ!!!」
ひ)「え…、何ですk………」グサッ
え)「ひのらん!!!クソッ…これはブレードキルッ!!!」
え)『レウ!!このヘリをどうにか止めt…………』グサッ
ピロン ひのらん・伊勢えびすダウン
レ)(2人がやられた…!?)
レ)(…やっぱり怪しいヘリだったんだッ!!!俺があのとき怪しいヘリだ、と言っておけばッッ!!!!)
レ)「…!!!」
レ)(…自爆特攻…。相手の飛行速度からしてこれしかないッ!!頼むッ当たれ!!!)
フワッ)ヘリの尾を浮かせる
レ)「ナッ…!?」
バッコーーーン!!!!!
ピロン 伊田場零雨ダウン
パタパタパタパタ…
「焦って自爆特攻はだめだよ…」
「じゃあね」
ら)「ロスサントス」
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その後、駆けつけた救急隊やギャング、その他の警察によって警察の回収が行われた。
ヘリ班:二十日ネル、オルカトヴァロ
検問班:ひのらん、 伊勢えびす、伊田場零雨
以上5名は息を吹き返した。
吸血鬼が持っていた他国の銃で撃たれた。
全線班:猫マンゴー、ニアリックス、
伊藤ぺいん、みこだよう、つぼ浦匠
護衛・救出班:ミンドリー、花澤まるん
ましゃかりトラボルタ
以上8名は生死を彷徨い続けている。
成瀬カニ
以上1名、心肺蘇生を繰り返している。救急隊曰く、集中治療室 から出てくることは一生ないそう。
青井らだお
以上1名、行方不明
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分岐1[赤い血に呑まれてしまって]
bad end