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君はまだ、生きてるだろうか。
鳴り響く電子音の隣、僕は座る。
ただ、眠っているかのように
そこに君はいる。
温かい。
そればかりで、他は何もなかった。
君は言っていたんだ、まだ笑顔を見せる、
動く君が。
キミの心臓になる。
君が好きだから、君の中で生きていたい。
それだけかな。
馬鹿みたいだな…本当はそんな事、
しなくていいのに。
その時が来るのは怖い。
変わってしまった、
“貴方” を
受け入れたくない。
しかし、その時は遠くないって僕は知っている。そんなことも知らず、柔らかい白色の上で消えていくんだろうな。
僕は君から貰う。君がくれる。
キミを飲み込むように受け入れて、
僕と君は一緒だ。この胸でまた動くんだ。
人殺しなんかじゃない。
アノ子が言ったんだよ、私の身を使えと。
どんなに虐げられようと、僕は生きる。
繋いで見せよう。
君の死を、キミの心臓を
僕は絶対に、
無駄にはしない。