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#アニメ
すずめ
262
@ う み .
916
羅刹学園に戻って数日。
半休となったその日は、筋トレだったり、瞑想だったり、遊んだり、各々思い思いに時間を過ごしていた。
その中で守、海、桃華の三人は、ある墓の前で手を合わせていた。
守は少し哀愁を含んだ漆黒の瞳を墓に向け、その中に眠る両親へ話しかける。
「母さん、親父、今日も生徒が喧嘩してさ、仲裁大変だったんだよ」
海は目を静かに閉じ、「お父さん、お母さん」と呟いた。
桃華はそんな二人に目を向けてから墓に視線を戻し、「おとーさん、おかーさん」と墓の文字をなぞる。
そこには、『神示波 神示凪』と二人の名前が彫られている。
桃華は傍らの2頭の狼を撫で、長姉に問うた。
「おねえちゃん、おとーさんとおかーさんのなまえ、なんてよむの?」
「『ナミ』と『ナギ』。親父が波で、母さんが凪ね」
「へぇ…」
「まだ桃華、赤ちゃんだったからな」
海も桃華を微笑ましそうに見ながらまた手を合わせる。
また墓に視線を戻し、「これからも、みまもっててね」と手を合わせた。
守はそんな末妹の姿を見て少し笑う。
海が不思議そうに「姉さん?」と守に呼び掛けた。
「何でもないよ」
守はまた少し笑い、妹達の頭を撫でた。
「じゃ、そろそろ帰ろっか」
掃除用具をまとめ、帰り支度を始める。
支度が終わると「またね」と手を振り墓に背を向けた。
少し歩くと、見覚えのある青い元気な髪が見えた。
「マモ先、桃華、神示も!」
「一ノ瀬じゃないか。何かあったのか?」
父親の墓参りから帰ってくる途中に無陀野と花魁坂に会ったらしい四季は「神示、どしたん?」と海の顔を覗き込んでいる。
驚く二人をニマニマとからかうように見つめる守と桃華。
桃華が満面の笑みで言った。
「あとは、わかいおふたりで!」
「お見合いか」
「だってさ、ぼくらがいたらイチャイチャできないじゃん!じゅうじくんがいってた!『あのふたりはぜったいに、ぜったいにつきあってます…』って!」
守にツッコまれてもめげることなく遊摺部の言葉を使いながら気合いを入れて力説する桃華。
守は「まぁね」と言いながら海達に親指を立てた。
「後は存分にイチャつきなさいな」
「私達はそんな関係じゃない!」
「まだそんなんじゃねぇよ!」
「「「…『まだ』?」」」
四季の言葉に海だけでなく守と桃華も反応する。
だって、そんなの『ゆくゆくはそうなる予定です』と言っているのと同じではないか。
桃華は「きゃあー! 」と頬を染めてぴょこぴょこウサギのように飛び跳ねる。
守は「妹はまだ嫁にやんないから!」と頬を膨らましている。
海はというと。
「いちの、せ」
真っ赤になって固まっていた。
湯気が出そうな程に火照った顔を隠すこともできず立ち尽くす海。
四季もつられて赤くなり、収拾がつかなくなってきた。
「若いって良いなぁ…」
守はそうぼやきながら海と四季を残して桃華と一緒に墓地を後にした。
こんばんは。今日3話目です。これで第一期終わりーーー!次は雪山ーーー!死ぬぜ☆
このあとがきは深夜テンションのまま書いております。ご了承下さい。
いつもいいね、ブックマーク、フォロー、そしてコメント、ありがとうございます。励みになっております。これからも読んでくださると幸いです。
余談ですが、次の話でまた一人オリキャラが出ます。pixivの小説で出てきているキャラではありますが、多少設定は変わっているのであしからず。
コメント
9件
1日に3話も...!ありがとうございます! やっぱり海ちゃんと四季くん最高ですね...! 雪山編も楽しみにしてます! そういえばなんですけどおにもももも見ました?あれやばくないですか!?
はろ〜ゆめかだよ🌸 第40話(実質46話!)読んだよ〜!! 墓参りからの「まだ…?」の流れ、完璧すぎて声出た😭💕 桃華ちゃんが遊摺部くんの言葉借りて「あのふたりは絶対つきあってます」って力説するとことか、守先輩が「妹はまだ嫁にやんない!」ってほっぺ膨らませるとことか、尊さの塊すぎる…!! 海先輩と四季くんの真っ赤コンビ、推さざるを得ないですほんと!! あとがきの「次は雪山!死ぬぜ☆」も最高すぎて草、めっちゃ楽しみにしてるよ〜⋆♡