寝る気満々で、愛用の抱きぬいぐるみをもって、布団に入り、ベッドに座っているグガをそっと押し倒す。
僕も見つめる瞳の中の光は揺らめいていて、僕はそっと熱い吐息をおとす。
驚くほど、柔らかな唇の感触。
触れるだけのキス。
儚い瞬間。
現実を超越した圧倒的に美しい世界に浸る瞬間。
その酔いしれる瞬間を味わってから。
僕は唇で唇をこじ開けて、探しあてた舌を舌で絡める。
歯茎、歯の裏、グガの全てを調べるかのように、舌先でなぞる。
部屋中に響き渡る音は、鼓動、欲を高ぶらせて。
ただただ、相手の唇にむしゃぶりつくかのように、熟した果実にかぶりつくかのように、僕たちは舌を絡めあった。
「プハッ…」
息が続かなくなるほどに深いキスで唇を離した時。
激しくとろけるような息遣い。
誘うように薄く開いた口唇。
薔薇色に染まり切った頬。
グガの全てが愛おしくて、欲しくて、ただただ獲物に襲い掛かるようにして二人、ベッドに倒れこんだ。
「ひょぉ…ん…」
酸素を欲して、空気をひたすら求め唇を震わせ、息を吸うグガ。
愛おしい。
可愛い。
そんな思いがとめどなくあふれ出る。
そして、お気に入りだと言っていたくま柄のパジャマのボタンを焦らすように一つずつ外してゆく。
プレゼントの、お楽しみの箱のラッピングをほどいてゆくように、一つずつ。
恥ずかしくなったのか、顔をそむける僕の恋人。
そんなところも、全てが愛おしい。
同性カップルを快く見てくれない人がいる事は僕たちも承知だ。
LGBTQとか、近年では受け入れようという風潮が広がっているのも確かだけど。
まだ、完全には受け入れられていないのは知っている。
それに、同じグループのメンバー同士、グループのファンダムも少しずつ拡大してきて、有名になりつつある僕達だから、気軽に人の多いところでデートなどは出来ない。
ずっと端っこを走ってきて、やっとグループに勢いがついてきたという時期に付き合っているという事を世間に公表するのも、活動に影響が出ないかとか迷惑をかけてしまうのではないかとか、どう思われてしまうのかが怖くて、公表できていない。
けど、僕はグガが好きだ。
こうして、愛を育む瞬間も、お忍びでデートする瞬間も、家で仲良く同棲している時に垣間見えるふとした瞬間も、ステージ上で歌って踊っている瞬間も。
どのグガも、たまらないほどに愛おしい。
僕を、愛してくれてありがとう、
僕と出会ってくれて、ありがとう。
そんな気持ちがこぼれ出てくる。
そんな愛おしい気持ちを指先に込め、ゆっくりと胸の突起を焦らすように刺激する。
毎晩、根気強く開発し続けてきた敏感な身体を、そっとなぞる。
なぞるたびに、ビクンとはねる身体。
全てが清らかで。
不純、淫らな関係、気持ちは一切存在しない、この空間。
愛を育み、お互いの存在を確かめ合うかのようにする、清らかで美しい行為。
グガの息遣いが変化して来たら、指を舌に変える。
円を描くように周囲を舐めて、とことんまで焦らす。
「んん…ンアッ…ヒャッ」
焦らしに堪えられなくなり、腰を浮かせ、可愛く鳴くグガ。
もどかしいようで。
そっと先端に舌先で触れた刹那、身体がびくっと大きく跳ね上がり、呼吸が乱れるグガ。
先端に舌が触れただけでイったとは。
毎晩、時間をかけ開発して感度をあげて行った成果が出たようでうれしく感じる。
先端をじっとりと吸い上げて、甘噛みして、舌先で小さな丸いそれを転がすように弄る。
だんだんと果実が熟すように真っ赤に勃つ二つ胸の突起。
指先でつまみ、優しく愛撫する。
押しつぶすように舌先で激しく触れて、吸っては舐め、吸っては舐めを繰り返す。
甘い声の響く寝室。
ラブソングをファンに向けて歌う甘い声とはまた別の、僕だけしか知らない、グガの声。
誰も知らないグガの表情に、少しだけ優越感に浸る。
「好きだよ、グガ。」
「…ひょぉ…好きぃ…っ」
腰辺りがどんどん浮かんできている僕の愛おしい恋人。
もこもこのくま柄パジャマのセットアップであるズボンも脱がせる
「てひょにひょん…んんっ…んっ」
可愛い。
胸先を伝わる快感だけで、どんどん乱れていくグガの姿が、愛おしくてたまらない。
気持よくしてあげたい、この手で。
誰にも見せたくない、こんなに可愛く乱れた恋人の姿を。
下着も脱がせ、僕も裸になる。
少し開いたカーテンの隙間からこぼれる月明り。
ベッドの横に淫らに転がった、二つの抜け殻。
僕たちは絡み合った。
真っ白で清らかなベッドの上で、絡み合った。
純粋で、淫らな夜。
「てひょにひょぉ…ん…あの…」
おずおずと声を掛けてきたグガ。
不思議に思いながらグガの下の部分を愛撫していると。
「…!!」
急にグガに押し倒された。
「…っと……グ…ガ…?」
…こんなことは、付き合ってから初めてだ。
初めての押し倒される間隔に、体が過剰に反応し、ぞわぞわとする。
…不思議な高揚感。
グガに上から見下ろされるこの感じ。
初めてのシュチュエーションに戸惑うも、興奮が全身を駆け巡っていくのが手に取るようにわかる。
お風呂上がりのほんのりと湿った髪が顔に当たり、
気づくと、僕は熱くとろけるようなキスをされていた。
淫らな感情は一切入り乱れていない、ただの触れるだけの純粋なキス。
その瞬間は、まるで映画のワンシーンのように美しく尊い瞬間で。
普段は、キスを受けていた側のグガからキスをされたことで、頭の理解が追い付いていなかった。
グガは、攻めが不慣れだというように、ぎこちなく初心な様子でそっと僕の唇に吸い付く。
泣きたくなるくらいの優しいソフトなキスに、付き合いたての頃の僕たちを思い出した。
あの頃は、キスをするだけで、胸が張り裂けそうなほど、緊張していたな。
最初は、男同士でどのように行為をするのか分からなくて。
でも、今では、こうやって熱く絡みつくことが出来るほどにお互いを隅々まで愛せる方法を知っている。
不慣れなグガからのキスにそっと受けるようにグガの舌を追いかける。
たまには、受け身でもいいかもな。
僕がいつもグガにするようなキスを真似して、グガは僕の歯茎をそっとなぞってゆく…
初めての感覚に震える体。
…っっ…前戯のつもりで…今までグガにやってたのに…これって…こんなに気持ちいいのか…
くちゅちゅぱっと響くいやらしい音までもが、僕の脳を刺激してきて。
…いつもは僕の舌を追いかけてばかりだったグガのキスが、予想外に上手くて、驚く。
「んっ…」
っっ…/////
抑えていたつもりの声が漏れ出てしまい。
「ヒョン…僕にも…ヒョンを気持ちよくさせてください…っ」
そう耳元で囁かれ、腰が浮く。
…耳は…僕…弱いかも…まじで。
浮かせようと力など一切入れていないはずの腰が、気づいたら浮いていて。
「ヒョン、腰、浮いてますよ?」
「っっ…/////」
先ほどの、余裕が無くて不慣れで初心だったグガからは、想像もつかない声で囁かれ。
声が出そうになる。
急に、Sに変化した僕の恋人…っ
…朝から焦らして、今夜狂う程に頂こうと思っていたのに、逆に僕が頂かれてしまいそうだ。
抵抗しようとしたら、手を押さえつけられた。
「ヒョン?朝からずっと僕の事を焦らした仕返し、お仕置きです、今夜は逃がしませんよ?」
「ヒャッ…///」
余裕そうで意地悪そうな顔で耳にじっとり囁かれ、顔、体が火照ってくる。
…グガって…こんな奴だっけ…?
「ヒョン、今夜は寝かせないほど焦らしてあげるんで、覚悟してくださいね?」
「っっ…!!」
どうも、今夜、僕は眠れそうにありません。
♡ → 1500以上…
≪ 次回予告 ≫
立場逆転…!?
(グク攻め無理な人は見ない方がいいかもです…)
≪ 作者より ≫
語彙とか、文体に気を付けました !!
何か、行為のシーンって、卑猥な表現になりがちですが…
ただただ、J.K.さんとK.T.さんの綺麗で純粋な愛の形?というのを表現したくて、結構頑張りました…っ
やっぱ、18の小説、書くの苦手かもです…
でも、頑張りますっ !!
コメント
3件
グク攻め最高です!!
はじめまして 読んでてスゴくイメージわきました。言葉のセンスがすんばらしい♪ヤらしいことしてるのにそこまでイヤらしく感じさせないのがスゴい✨つづき楽しみにしてます(o´ω`)