「ないこ、ないこッ、」
冷たくなった君を抱きしめながら俺は涙を流す。愛おしくて、大切だった人。誰よりも優しくて生きて欲しかった人。でも、そんな君はもう俺の声には応えてはくれない。酷く冷たい彼の手に触れる。
「俺が、俺が守れてさえいれば、君を守れていたらッ、」
後悔ばかりが心の中を巡り、悔しさで唇噛む。俺は自分の腰に付けていた剣を持ち自身の心臓を貫いた。
「ぅ”、っはッ、」
周りに広がっていく血。薄れゆく意識の中、君を抱きしめ、強く願う。もし、もし、来世があるなら、、それなら、君を、、
「今度こそ守ってみせる、、」
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コメント
3件
プロローグ早々しんでいる…??(((( 来世では守ってやってください👍🏻((((軽い