あなたのものに

目黒の作った美味しい晩ご飯を食べて、ゆっくりしている。

明日は2人とも、朝から仕事だから、阿部は泊まらない。

阿部ーめめ、今日試してみていい？

目黒ー明日朝から仕事でしょ？

阿部ー無理かなぁ？

目黒ー前みたいになって動けなかったらどうするの？

阿部ーじゃあ、昼からとか、オフの前だったらいい？

目黒ー無理しなくてもいいんだよ？俺は今で満足だから。

阿部ーでも、めめと１つになりたいの。

目黒ーまた怪我するかもしれないよ？いいの？

阿部ーん、試してくれる？

目黒ーオフの前ね。

阿部ーありがと。

ただ気持ち良くなるだけじゃ、阿部は満足しなかった。

1度でいいから試して？と言われて阿部と繋がるところまで、いきかけたが出血して大変だった。

目黒は今まで通りでいいと言う。

だが、阿部が目黒のものになりたいと言って試してほしいと言った結果が怪我である。

目黒ーどうしてもって言うんだ。

渡辺ー怖え〜よ。

目黒ーこういう時も亮平くんは頑固だわ。

渡辺ー俺、無理だ。

目黒ー亮平くんが、翔太くんみたいに思ってくれたらいいのに。

渡辺ー阿部の無事を祈る。

目黒ー祈ってて。

渡辺ーでも、いいのか？そんなことまで俺に話して。

目黒ー翔太くんだからいい。翔太くんの話は聞けるとこまで聞くけど。

渡辺ー康二も思ってるんだろうな。

目黒ー多分ね。

渡辺ーそれより、プラネタリウム行ったんだろ？

目黒ーデートにはもってこいだったよ。

渡辺ー俺たちは写真撮るからなぁ。

目黒ー外の方がいいんだ？

渡辺ーそうだな。

なかなか一緒というわけにはいかない。

阿部が外に出てもいいと思えたら、出かけよう。

目黒も外を散歩したい。

いつか誘ってみよう。

阿部のオフの日が近づいてくる。