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自縛の箱庭
●目次
☆一話
●目次
●説明事項
●☆KP情報-日本人形・車などについて
●⚠️注意事項⚠️
●導入
●始まりの部屋(北の部屋)
●廊下
●物置の部屋(西の部屋)
●書棚の部屋(東の部屋)
●白の部屋(南東の部屋)
●人形の部屋(北西の部屋)
●少女の部屋(北東の部屋)
●影の部屋Ⅰ(南西の部屋I)
●影の部屋Ⅱ(南西の部屋II)
●湧く部屋(南の部屋)
●終展開(バッド&ハッピー)
●資料
*───────────────────*
●説明事項
このシナリオは、「Chaosium Inc.」「株式会社KADOKAWA」「株式会社アークライト」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。
又、このシナリオはCoC初心者である主が
最近見た夢を参考に作成した物であり、実際の事件、場所、人物には一切関係ありません。
又、盛大な表記揺れがありますがご容赦ください。
このシナリオを使用する際に連絡は入りませんが、なるべく遊んだ後にハートを押す又はコメントで感想(何時間かかったか、不具合など含め)
を教えてくださると助かります。テストしてないので…
キャンペーン等で使用する際はシナリオ背景などを変更しても構いません。
⭐︎推奨技能
・目星
・聞き耳
・隠れる
※謎解き系のシナリオであるため、錠が出てくるが、鍵開けの技能は効力を発揮しないものとする。
⭐︎推奨される持ち物
・タイマー又は時計←必須
※スマートフォンは圏外表示(メモなどのかわりはOK)
⭐︎KP情報
●☆KP情報-日本人形・車などについて
このシナリオは、ドライブに来ていた探索者達が、異空間に迷い込んでしまう。
密室に閉じ込められた探索者達は脱出するために謎を解く、というシナリオです。
つまり、脱出謎解きです。
・時間軸は現在
・タイマーをセットして10分、2分、2分を
繰り返して(始まりの部屋を出たところか
らでいいです)探索者たちに通告してあげ
てください。
・廊下には10分に一回日本人形が徘徊しており、毎回廊下側に面する部屋に入る。人形が徘徊して消えるまでの時間は2分。
そしてそれに見つかった場合日本人形に殺されてしまう。即死です
だが、タンスなり何かに隠れていれば見つからない。
廊下には、日本人形が現れる前に車が出現し、2分間廊下を走る。
そして、車と入れ替わるように日本人形が現れる。日本人形が消えた後、車が来るまでは10分。
無(10分)→車(2分)→人形(2分)
・隠れている部屋に人形が入る場合、人形が入る前と、入った後(隠れている場合)に人形の声が聞こえる。
→この表記は各部屋の説明の最後の部分に掲載されている。
人形が訪れる部屋の順
物→始ま→書→始ま→書→物→繰り返し
日本人形に出会ったら、終展開butへ
(廊下では20秒出ていても大丈夫。死なん)
●⚠️注意事項⚠️
このシナリオはシナリオ上ロスト率が高くなっています。
遊ぶ際はこのことをPC達に一言注意を入れるようよろしくお願いします。
グロテクスな表現はありません。
**───……**おそらく、
*────────本編─────────*
●導入
今日は休日。探索者達は車でドライブに来ていた。
・車酔いした人は耐久値を1減らす。
車は左側に海がよく見える山道を走っており、相当の速度が出ている。
アスファルトの取れかけた道路にはガードレールがついていない。
車は脇に少しでも逸れたら崖に落ちてしまう。
探索者達は右手の坂に一瞬、何かの石碑があるのを見た。
探索者たちはあまりそのことを気にせず窓からゴミを捨てる。
その瞬間、探索者達は気温が下がるのを感じ、同時に、車が小さい何かに乗り上げる感覚がした。
驚いた探索者の一人が後ろを覗いたが、車に乗っているせいで先程の位置は通り過ぎており、わからなかった。
もう少し先には曲がり角がある。
探索者達の乗っている車は曲がり角を曲がろうとした。
しかし、車のハンドルは効かない。とっさにブレーキを踏むも、反応はなかった。
車は崖から飛び出し、海に向かって落ちていく。1D1のSANc。
海に車がぶつかる寸前、探索者達の視界がフラッシュアウトする。
●始まりの部屋(北の部屋)
視界が慣れてくると、探索者達は見覚えのない和室に座っている。
・この和室には掛け軸と鉢、薄い板、扉があ
る。床は畳だ。
→掛け軸
ごく普通の掛け軸のようだ。
しかし、めくってみると裏の壁に、二、三人入れる空間があった。
→鉢
花を生ける鉢のようだ。
しかし、その形は特殊で×印のような形の
脚がついている。
→薄い板
薄い板をよく見ると裏面に文字が書かれて
いる。そこには
廊下で日本人形に会うと死ぬ、と書かれていた。
→扉
普通の扉だ。(廊下へ通じる)
────
⭐︎あまり部屋の捜索をせずに、又は捜索後に部屋を出た場合
扉を開けると、そこには明るい髪色の女性と鉢合わせた。
⭐︎捜索後に部屋に留まった場合
唐突に部屋の扉が開き、明るい髪色の女性が立っている。
────
・心理学をこの女性に使うと、焦りや怯えなどの感情を読み取れる。しかしこの女性からは他のなにも読み取ることはできない。
部屋の中で話を聞くと、彼女の名前は狩野(かのう)と云うらしい。
彼女も知らない間にこの部屋にいたようだ。
彼女曰く、この部屋の外の廊下には10分に一回日本人形が徘徊しており、毎回廊下側に面する部屋に入るそうだ。そしてそれに見つかった場合日本人形に殺されてしまう。
廊下側の部屋にいても、タンスなり何かに隠れていれば見つからないそうだ。
廊下には、日本人形が現れる前に車が出現し、2分間廊下を走る。そして、車と入れ替わるように日本人形が現れる。日本人形が消えた後、車が来るまでは2分だそうだ。
そして人形の徘徊する部屋の順も分かっているというので、それにいつてもこたえてくれた。
物置→この部屋→書棚→この部屋→書棚のある部屋→物置き→繰り返し
彼女は探索者たちに人形の徘徊する時間と、徘徊ルートについて書かれたメモを残してくれた。
・部屋の探索をしていない場合、部屋についての説明も入れる。
探索者達が瞬きをした後、彼女の姿は消えていた。0/1D1のSANc。
・人形の声
♪外で
“お花…お花…お花を見よう…”
♪中で
“お花…もうないんだ…”
●廊下
部屋の外に出るとそこは真ん中の吹き抜けを中心に添うように廊下になっている。
廊下には扉が先程の部屋のものも含めて四つある。
・吹き抜け
吹き抜けの周りには柵があり、下を覗くと
一階部分が見えるが、なんだが油の浮かん
だ水面のようにもんやりとしている。
→下に降りた探索者
降下する探索者は一階部分の天井くらいの
高さでどろりと溶け、消滅した。目撃者は
1D1のSANc。当人は死ぬ。
→物を落とした場合
一階部分の天井くらいの高さになると物が
溶け、消滅した。
・扉
四面の壁に一つずつ扉がある。
→北の扉
最初の部屋の扉。開く。
(始まりの部屋へ通じる)
→西の扉
開く。
(書棚の部屋へ通じる)
→東の扉
開く。
(物置の部屋へつながる)
→南の扉
開かない。特に鍵はついていない。
・ここで目星を使うと壁の表面に木を貼り付け扉に見せていただけということがわかる。
(湧く部屋に通じるはずの扉である)
●物置の部屋(西の部屋)
この部屋は物置のようだ。フローリングだ。
箱が一つと盆栽、平たい長方形の板が落ちている。
また、扉が入口の他に盆栽側(白の部屋へ通じる)とその反対側(少女の部屋へ通じる)に二つある。
・箱
箱には鍵が掛かっている。
→鍵の絵を提示
この鍵は左が1,0右が0〜9の目盛りがある。
・解答=0 4
(人形の部屋の人形の色は少女の部屋にあるカレンダーに載っている色とリンクしている。
人形の部屋にはカレンダーに載っている色で無いものがある。それが四月の色。)
☆開いた場合
中には鍵と色鉛筆が入っている。
→鍵。
(書棚の部屋の障子の鍵)
→色鉛筆は六色ある。
触った人は指にちくりとした痛みを感じ
る。
よく見ると色鉛筆には数本の針が刺さって
いる。
触った人は0/1D1のSANcと1、耐久値を減
らす
・盆栽
普通の盆栽だ。鉢の形は丸。
・平たい長方形の板
文字が書いてある。
「足りないのは色の××」
××の部分は完全にインクが滲んでおり、読むことはできない。
目星→人形というワードとカレンダーというワードをなんとか読み取ることができる。(足りない数の鍵のヒント)
・扉
盆栽の反対側の扉(少女の部屋へ通じる)は開いている。
しかし、盆栽側の扉(白の部屋へ通じる)は鍵が掛かっている。
→くまの数字の鍵の絵を提示
この鍵は少女の部屋にあるクマのぬいぐる
みと書棚の部屋のくまのぬいぐるみが必
要。書棚クマに刺さってる腹の数とクマの色、少女くまの数字をリンクさせる必要がある。
・人形の声
♪外で
“ねぇ…ねぇ…ここに居る…”
♪中で
“ねぇ…かくれんぼはもう嫌だよう…”
●書棚の部屋(東の部屋)
部屋は和室だ。畳。
部屋には書棚が一つと低い机が一つある。
部屋の角には障子がある。
また、扉(人形の部屋へ通じる)が一つある。
・低い机
低い机には棚が乗っており、カラフルなク
マの人形が入っている。
針が刺さっている。
触った人は0/1D1のSANc
赤、橙、緑、紫、桃、水、黄がある。
→絵を提示
左半分にはガラス質に溶けた跡がある。
→ここで目星降るも何も見つけられない。
(机を探索する前机に対してに目星をふった場合、くまの針を見つけることができる。
これは、人形の部屋にある、色鉛筆に刺さった針も同じだ)
・書棚には何も入っていない。
・障子
鍵穴があり、開かない。
(物置の部屋の箱からゲットできる鍵)
→開くと隣の部屋(影の部屋I)に行くことができる。
・人形の声
♪外で
“お人形で…遊びたいんだ…”
♪中で
“どこにもないよ…ないよぉ…”
※人形(くま、日本人形含む)を出しておくversion↓
“これじゃないんだ…これじゃない…”
●白の部屋(南東の部屋)
部屋の色が全て白い。新しく見つけた扉(湧く部屋に通じる)には鍵が掛かっている。それ以外は何もない。
※ここで目星をしても何もない。
→鍵の絵を提示
この鍵は部屋の床の色を表しております
●人形の部屋(北西の部屋)
この部屋には壁に十一個の日本人形と、机がある。畳。
・日本人形
それぞれ着物の色が違う。
・机
机の上には紙がある。
→紙にはおかっぱの女の子と白髪の女の子が描かれている。
●少女の部屋(北東の部屋)
この部屋に入ると探索者たちの目の中に飛び込んできたのはベッドの上で眠っている少女だった。彼女は透き通るような白い肌を持っており、髪も白かった。
そのほかにも、机(椅子も)、たんす、カレンダー、三角形のゴミ箱がある。ピンクを基調とした可愛らしい部屋だ。
・少女
寝ているように見える少女に近づいて揺す
ってみても起きる気配はない。
→脈を測った場合(生きているか確認した
場合もくる含む)は、少女の脈は感じら
れなかった。測った人(確認した人)は
0/1D1のSANc。
・机
机の上には桃色のクマのぬいぐるみがあ
る。人形は部位ごとに数字が書かれてい
る。
・たんす
空。目星しても何もない。
・カレンダー
写真が付いた一般的な物。
写真は色にあやかった花の写真だ
→目星で2008年のものとわかる。
・ゴミ箱
なんも入ってない
●影の部屋Ⅰ(南西の部屋I)
部屋に入ると、そこは灰色をしていた。
その部屋には、扉(影の部屋IIへ通じる)、紙が一つと、箱がある。
・紙
「この部屋での寿命はあと30秒」
と書いてある。
(実際30秒でロストになるので、
部屋を出るか、
扉をくぐるか、
部屋に留まるか
探索者たちに選択肢を提示するのが良いと思う)
・箱
ただの箱
何も入ってない
綺麗な真四角
・扉は開く(影の部屋IIへ通じる)
●影の部屋Ⅱ(南西の部屋II)
扉をくぐった先も同じように灰色で、新たな扉と、数多の額縁、天井から壁にかけて歪んだカラフルな文字が張り付いている。
特に何もわからない。
・額縁
抽象画かなにか
・文字
なにかわからないけれど凄い怨恨を感じる
0/1D1のSANc
・扉
開く。(湧く部屋へ通じる)
●湧く部屋(南の部屋)
・白の部屋から入った場合
部屋に入ると、床に窪みが幾つか見受けられた。それらは、丸、四角、三角、ばつ印だ。
目星
→何もない。
・影の部屋II から入った場合
部屋に入ると、床に窪みが幾つか見受けられた。それらは、丸、四角、三角、ばつ印だ。
入ってきた扉は見つけることが困難なくらい壁に溶け込んでいる。
押すと開けることができる。(この扉は影の部屋IIから入ったケースの有る場合しか見つけられない。)
☆此処から共用部分
アイデア成功で、窪みと同じ形をした物がこの館の中にあることに気づく。
(→丸…物置の部屋の盆栽の鉢
四角…影の部屋Iの箱
三角…少女の部屋のゴミ箱
ばつ印…始まりの部屋の鉢置き。
気づかない場合は提示してもいいかも)
・置くと…
がたん!
そう音がして、探索者たちは浮遊時特有の気持ち悪さを感じる
(分かりやすく例えるならエレベーターとかの…いい例えある方教えてください…)。
目の前が棒で掻き回された
マーブリングの水面のように歪む。
(終展開happyへ)
●終展開(バッド&ハッピー)
・happy
視界がはっきりしてくると目の前には最初走っていていた道の景色が広がる。
そこで探索者たちはちょうどその場所が何かを跨いだ地点だと云うことに気づく。
しかし、前と同じように、何かを跨ぐことはなかった。
探索者たちが車を止め道に出てみると、跨いだ辺りの道路にとある石碑を見つける。
石碑の文字は風化が進んでおり、読みづらいが、おおよそ
「ここには、昔、旧い集落があり、そこに一人の少女がいた。お祝いに花暦に習った人形をもらった。
しかし、その人形のうち、一つが呪物で、昔から村にあったものだが、人々の記憶が薄れてしまっていたのだ。
少女は悪いことにその人形を気に入り、よく遊んでいた。
いつもと同じようにその人形と遊んでいた少女は、突然、人形達と共に姿を消してしまった。
村全体で探したが、少女は見つからなかった。
その少女を悼んでこの碑を建てる」
と云う内容が読み取れる。
思い返すと車が跨いだのはちょうど人形くらいの物だ。
青ざめる探索者たちは塵を拾いドライブに戻った。
・but
日本人形が目の前に立っていて、眼前が真っ暗になる。ロスト。
●資料は次回!