Episode1
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
スカイ視点。
…目が覚めた。
辺りに朝日の光が差し込む。そして、白く明るく照らしていく。
「ふあ~あ…」
欠伸を一つ。今日と言う1日が始まる合図だ。
辺りを照らす日の光に少し眩しさを感じながらも、起き上がった。
ガチャリ
扉を開け、リビングに着くと、料理の音がした。そこには人影もあった。
…兄ちゃんだ。
胸が高鳴る。ドクンドクンと、心臓が脈打っている。
少し放心状態になっていると、兄ちゃんがこちらに振り向いた。
少しびっくりしたような表情を見せながらも、僕に言葉をかけてくれた。
「あ、スカイ!おはようございます!」
ー優しい声で、そう言われた。確かに、僕に向けた言葉だ。
皆の前では中々見せない、天使のような笑顔を浮かべながら。
その声に、少し戸惑いながらも言葉を返した。
「おはっ…おはよ!兄ちゃん。」
少し噛んだ。
朝だからまだ呂律が回ってないのかも知れないが、それ以上に何かある。
・・・やはり、俗に言う 「恋」なのだろうか。
そんな事を考えていたら、兄ちゃんからもう一つ言葉がかけられた。
「朝ご飯、もう少しでできますから、少し待っててください!」
え、天使?いや神か。もっと上の存在かもしれない。
優しい声、丁寧な口調、器用な手先…もっと上げようと思えばあと数億個はあげられる。
んまあ…何はともあれ楽しみだ。
「スカイ〜!できましたよ〜」
僕を呼ぶ声が聞こえる。よしっ。
僕は即座に反応した。
「はい!今行きます!」
何故につられて敬語になっちゃったけど…いいか。別に。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Episode1「目覚め」
コメント
5件
文才がありすぎなんぜよ....
続きが楽しみ♪(∩´∀`)∩