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昔話

1 - あの日

♥

51

2024年10月09日

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二次創作

腐注意

ご本人様関係ありません

(多分)ほのぼの

(多分)闇では無い


皆様の自己責任で読んでください。

無理だと思ったら、逃げてください。


駄作です。

書き直すのは大変で、無理でした。


━━━━━━━━━━━━━━━






風が吹いてカーテンが揺れている

窓から外を見てる彼奴に忍び足で近寄っていく

後ろまできたら、大きな声を出して肩を思いっきり叩く


すると、肩を跳ねさせ背筋を伸ばす

その姿に笑っていると、こちらを見てキッと睨んできた

耳は赤く、目は潤んでいる

そんな姿に見とれていると、両肩を持ち文句を言って、次はお前の番だと言わんばかりの悪い笑顔をこちらに向けてくる。

そんな姿に、やり過ぎたと思ったが遅かったようで 横腹を思いっきりくすぐられた。

声にならないような声で笑う。


しばらくするとピタリと止まり、やっと終わったかと思い顔をあげる。

あいつは顔を赤くしこちらを見つめていた。

こっちはくすぐられて涙目だというのに….


呼吸を整えあいつの目をしっかりと見て本来の目的を果たそうとする。

持ってきていたカバンから一枚の紙を取り出す

それをあいつの前にだしてできるだけ笑う。

ちゃんと笑えているかはわからない。

その紙を見たあいつはひどいものを見たような顔をする。

そして、紙と俺を交互に見ることを数回繰り返したのち ようやく理解できたのかたくさん声をかけてくる。

だがその声を聞くことはできない


俺は突発性難聴になってしまった。

初期症状らしいものは出ていたが、ほっておけば治るだろうと思い放っておいた。

そうしたらこんなことになってしまった。

医者からは薬で治せるからゆっくり治していこうと言われ、

治らないわけじゃないことがわかって、安堵したのを今でも覚えている。


そしてあいつに見せたのはその診察書である。

どんな反応をするのかと思っていたが、想像していたよりも驚いていてこれはやったなと思った。

だけど、それほど心配してくれたんだろうと思い嬉しくもあった。


肩をつかみ一生懸命俺に言葉を投げかける。

しかし返事を返すことは出来ない。


本当に声が聞こえていないのがわかると 適当にふせんを取り何かを書き、俺に渡してきた。

戸惑いながら受け取ると微笑んだあいつの顔があった。


何だと思いふせんに目を落とす。

何が書かれているのかを理解したとき

俺の視界はぼやけて見えた。

そして、いくつもの雫がふせんに落ちた。


そこに書かれていたのは


“で、いつ遊ぶ?”


ただそれだけだった。

でもたったそれだけで

張り詰めていた俺の心を崩すのには十分すぎた。


治ると言われたときは良かったと思った。

しかし、音のない生活はとても退屈で仕方なかった。

それに、あいつの声がもう聞こえなくなるかもしれない

もう遊べなくなるかもしれない。

そうしたらあいつは、俺に嫌気が差して離れていくかもしれない。

雑音すらしない中、一人暗い気持ちに沈んでいた。


ふせんを握りしめながら泣いている俺の背中を叩きながら笑っているあいつがいる。

そんなやつに声が出ているかわからない

だけど普段話していたくらいの大きさの声で

たった一言伝えた。


それは友人に送るような言葉ではない。

あいつもそれがわかっているのだろう。

目を開き、固まっている。

そして何かを考えたあと俺と目を合わせゆっくりと口を動かす。

口は3回ほど動き、止まった。

なんと言っていたかは、口の動きを見て考えろということなのだろう。

最初は細く口を開いていたことから「お」段の形をしている。

最後は口を開いていたから「ん」ではないことがわかる。

あとはわからないため首を傾げ、一生懸命考える。


何分考えても俺がたどり着かないことにしびれを切らしたのか

またふせんに書き始める。

そして俺に渡す。

そこには3文字

「俺も」

そう書かれていた。


また視界が悪くなる

何回このくだりをやるんだと思いながら

このくだりが心地よいとも思う。



数日後、俺の耳は聞こえるようになった

後日知ったことだが、一ヶ月以内に治らないともう聞こえなくなっていたかもしれなかったそうだ。

なんでそんな大事なことを医者は教えてくれなかったのかと疑問だったが、

あいつ曰く、変に不安を煽りたくなかったんじゃね?とのこと。


そのおかげで俺は不安に押しつぶされず

あいつに思いを伝えられたから

結果的には良かったんだろう。


ci)ってなわけで俺とshpは付き合ったんすよね


sho)なんや、shpクンて人のこと気づかえるんやなww


ci)?、あいつ普段から気使ってくれてますよ?


ut)うわー、でたわ惚気w、これだから最近の若者は〜


ci)なッ、惚気なんてしてない!!


sho)いまのを惚気と言わずして、何なんでしょうね〜 utおばさま?


ut)ほんとね〜?っておばさまちゃうわw


ci)そんなことより、どこが惚気だったんですか!


ut)そんなことより?!

でも、まぁ〜、ね?


sho)そうそう、俺等の口からは言われへんよな〜?


ci)なんなんすかほんとに….


shp)あんまし、俺の嫁いじめんといてくださいよ〜


ci)shp!!


ut)あちゃ〜、今回の主役二人目来たかw


sho)いや〜、服似合ってますな〜?


shp)茶化すだけなら席戻ったらどうすか?


ut)えっ、もうそんな時間なん?!


sho)なら、俺等はもう戻っとくわ!


ut、sho)ほな、またあとで!


shp)ut先とshoサン、何しに来てたん?


ci)んー?付き合った理由聞きに来てた〜


shp)あー、あれなw

あの日、ciがめっちゃ泣いてておもろかったわww


ci)しかたないやろ!!あんときはホンマに怖かったんやからな!


shp)はいはいww


ci)もーいい、shpのことなんて知らん。


shp)それはちゃうやろ、まぁごめんて。


ci)謝る気ないやろ!


ci、shp)wwwww


shp)みんな待っとるしそろそろ行こか


ci)そうやな!


真っ白な服に包まれ、神聖な教会に入っていく

あの日から5年が経ち、今日は俺等の結婚式である。

友人だけを招き参列してもらっている。

親は….いや、なんでもない。


これからの生活が豊かなものになることを

父と母のようにならないことを

自分の心の中だけで祈る













おちよわあああああああ!!!



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