テラーノベル
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「ふ〜、授業終わった〜〜!」
スバル、真が息ぴったりに言う。
悠(優)も一息ため息をつく。
「……それで〜、みんなテスト何点だった??」
真が囁き声で言う。
「俺は今回、調子良かったな〜♪」
その言葉通りスバルの点数は中々高得点だった。
「えぇ、嘘!明星くん仲間だと思ってたのに〜、、」
真の点数は表情通り赤点だった。
「遊木、レッスンが忙しいのは分かるが、勉強はちゃんとしたほうがいいぞ」
北斗の点数は何も言い返せないほど、高得点だった。
「うぅ、ごもっともです、、」
真が北斗に対して頭が下がる。
すると、スバルがあんずの方に振り向く。
「あんずはどうだった〜」
あんずが控えめにテストを見せる。
点数は可もなく不可もなくの平均点だった。
あんずが小声で言う。それに対して、北斗が復唱する。
「…ん?プロデューサーの仕事が忙しくて、あまり勉強できなかった?…そうか、あんずはプロデューサーの仕事を一から始めたようなものだからな、慣れるのに時間が必要だろう。」
「うんうん、それにあんずちゃんは勉強があまりできなかったにせよ、僕のように赤点じゃなかったしね〜、、」
すると、真が悠の方に振り向く。
「月丘くんはどうだった?」
「いや〜、オッキーはホッケ〜と同じで真面目タイプだからな〜」
期待されてる眼差しを受けた悠は少しだけ、戸惑いながらテストを翻す。
「…どうぞ」
その点数は、北斗より少し下ぐらいの点数だった。
「おぉ~、やっぱり!オッキーも頭いいね〜☆」
「うんうん、凄いな〜、、」
「さすがだな」
あんずも首をこくこく上に動かす。
「いえいえ、滅相もないです、、」
悠は少し謙虚に言いながら、心のなかで思う。
(ふ〜、結構目標点ギリギリだったな、最近仕事が詰め詰めだったからな〜。)
すると、あんずがちょいちょいと悠の裾をつかむ。
「…あんずさん?なんですか?」
悠はあんずの身長に合わせるよう少し屈み、あんずが悠の耳元で話す。
すると、悠が控えめにぐっとポーズをする。
その反応にスバルが「なになに~?」というが、悠とあんずが息ぴったりに、、
「「内緒です!」」
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授業が終わり、次の時間は体力測定だ。
「よ〜し、ホッケ〜、ウッキ〜着替えるぞ☆
オッキーは……」
スバル、真が悠をじっと見つめる。
「あ、俺もう下に着てるので大丈夫です」
スバルがよっしゃー!と言うような顔をそして、その反対に真が悔しそうな顔を浮かべる。
「あはは、やっぱり!これで、俺の連勝だね、ウッキ〜!」
「うぅ~、悔しい…今度こそはって思ったのに〜、、」
スバルがわっははーと高笑いをし、真が下から悔しそうに見ている。
すると、悠の隣にいた北斗が呆れた顔で言う。
「嫌なら言っていいんだぞ、月丘」
それに対して、悠が苦笑いをしながら返す。
「いえ、もう大丈夫です…」
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体力測定はあっという間に進み、後残り僅かになった。
「…よし!次は、上体起こしだね!」
「上体起こしとなると、5人だから1人余るな。」
「そしたら、3人組と2人組で分けたらどうですか?」
「…そうだな、そうするか。」
そして、スバル、北斗、真の3人組、悠、あんずの2人組に分かれた。
「では、まず先にあんずさんからどうぞ。」
あんずがマットに座り、30秒のタイマーをセットし始める。
悠は、あんずの足を押さえながら思う。
(何気にこうやって、年代の近い子と一緒に体力測定をやることって今までなかったな。なんだか、新鮮で楽しい)
ピピッピとタイマーが鳴る。あんずが少し息切れをしていた。悠がすかさず水を渡す。
「お疲れさまでした、あんずさん。」
あんずがありがとうといい、水を飲む。落ち着いてから、悠と交代する。
「では、お願いします。」
あんずが悠の足をつかむ。その感触は、自分の足と少し似ていた気がした。
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「よ〜し、全部終わり☆俺、前よりタイム伸びてたかも!」
「僕も!もしかしたら、あの特訓が実を結んだかも…!」
すると、スバルが悠に向かって振り向き、悠の体力測定表を覗き込む。
「オッキーすっ〜ごい!!どれも、高評価じゃん!……アイドル向いてるんじゃない?」
悠は少しギクリとしながらスバルの言葉に返す。
「あはは、そうですかね〜…」
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放課後…
悠とあんずは図書館でテストの復習をしていた。
そう、今朝あんずが悠に勉強を教えてほしいと話していたからだ。
「ここは、こうで〜」
あんずがこくこくと頷きながらノートに書く。
そして、静かによしっとガッツポーズをする。
「ふ〜、終わりましたね!」
「それにしても、あんずさんは偉いですね、忙しいのに復習なん」
あんずが悠の口元に人差し指を当てる。それ以上言わせないというように。
そして、あんずが小声で返す。
「……俺もすごいですか?いつも、忙しそうにしてるのはそっちって?……あはは、確かにそれは否定できないかもです、忙しいのは事実ですからね。」
すると、悠が急にピコーンとあんずに言おうと思ってたのを思い出す。
「あっ、そうだ!あんずさん、俺、自分流の勉強の仕方があるんですけど、レクチャーしましょうか?」
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あんずとの勉強が終わり、悠が帰る準備をする。本当は、あんずと一緒に帰ろうと思ったが今日は学校に長居するらしい。
(今日は、珍しくオフだし、前から行きたかったあそこに行こう…♪)
悠が少し浮き足立ちながら廊下を歩く。すると、悠より一回り身長が高い人物が横切る。
(あ…)
悠のバックについてるあるキーホルダーに目をつける。悠はその視線に気づかず、そのまま進む。
「あれ、宇宙シリーズのツキミちゃんの限定キーホルダーだ…。いいな……」
その人物は、とあるゆるキャラ好きの少年だった。
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(…着いた!)
その目的地はゲームセンターだった。そう、悠の行きたかった場所はここだ。正確に言えばこのゲームセンターの中にあるシューティングゲームがお目当てだ。
このシューティングゲームは、スマホアプリにもあり、これに悠はドハマりしている。
最近ゲームセンターでオンライン対戦が始まったと聞いたときは興奮が収まらなかった。
早速、悠がそのお目当てのシューティングゲームのブースに行く。しかし、そこにはもう先客がいた。けれど、悠はその先客を知っていた。
「……こんにちは、遊木さん」
真は少しビクッとしてから後ろに振り向く。
「あれ、月丘くん?なんでここに…」
「それは、俺もこれをしにきたからですよ」
悠が真が今してる、シューティングゲームのブースに指をさす。
すると、真の顔がみるみる明るくなる。
「え〜!!つ、月丘くんもこの、ゲーム好きなの〜!!」
「はい!よければ、一緒にやってもいいですか?」
「も、もちろん!!」
ゲーム画面にCLEARという字が浮かぶ。
「「やった〜!」」
2人でハイタッチする。
「ふふ、ナイス連携…でしたね!」
「そうだね!」
「でも、まさか遊木さんがトップランカーだなんて思ってませんでした…!」
「えへへ、でも、月丘くんも中々の上級者だよね」
「遊木さんに比べたらまだまだですよ」
すると真が何かを思い出したかのようにポケットからスマホを取り出す。
「…月丘くん、良かったらアプリの方でフレンドにならない?」
悠が少し躊躇う。けれど、返答は心地良いものだった。
「……もちろん、いいですよ」
悠もスマホを取り出す。すると、 真の方にピコンとフレンド申請の音が鳴る。そこには、tukiokaと言う名前が表示された。
「……!? つ、月丘くん!ゲームの名前に本名はちょっと危ないんじゃない?」
真が焦りながら言う。それに対して悠が冷静に返す。
「…?そうですか?」
真が首が取れそうなほど頷く。
「ん〜、そしたら、、」
「オッキーはどうですか?…遊木さんの名前はウッキ〜になってるので、俺も明星さんからのあだ名にしようかな〜って、」
「うん、いいと思う!」
悠が、早速ゲームの名前をtukiokaからオッキーに変える。
そして、ふとゲームセンターの外を見ると、空が仄かにオレンジ色になっていた。
「俺、そろそら帰らないと……遊木さんはどうします?」
「僕も、帰ろうかな」
「…途中まで一緒に帰らない?月丘くん 」
「…はい、もちろんです!」
2人はゲームセンターを出てからもずっとゲームの話で持ちきりだった。
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