テラーノベル
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愛梨「ま、マジカル・ドリームッ!!!!」(とっさの命名で叫んだ!語感だけで生きてる!!!)
その瞬間、ステッキからピンクの光線が放たれ――
\ドガァァァァァァン!!/
モングー、空へぶっ飛ぶ!!!!
愛梨の予想以上の魔力放出で、モングーは空高くバビューン!!!
愛梨「ヴえっ!?!?!?!?」
髪のリボンが風圧でバサァ!!
足バタつかせながらも、ステッキ抱えてポカン!
街の人々「「「すごいぞ!!」」「「可愛いー!!」」「あれが…魔法少女!?」」
ミミカ「え、えぇぇぇぇぇ!?!?」
くるくる〜〜〜…と回る目、地面にへたり込み
「一撃…!?えっ、マジで!?ウソでしょ!?魔法少女ってこんなに強かったっけ!!???」
「てか可愛すぎて対戦どころじゃないんですけどおぉぉぉぉ!!!(オタク発狂)」
ゴゴゴゴ……
倒れたモングーの足元で、何かが反応する……
愛梨のステッキのマイク部分がピカァァァッ…!!
同時に――
胸元のハートブローチが、濃ゆいピンク色に眩しく光る!!!
愛梨「……? え、なにこれ…」
チラッと見たブローチを、試しにポンッと叩いてみる。
「カランカラン♪」
タンバリンみたいな音と共に、地面がぐるりと回転!!
世界が変わる――!!
光と音が弾ける中、足元が一気にキラキラステージへ!!
LEDパネルが床一面に映し出され、観客のいないドリームライブ会場が完成!
愛梨「なにここ…ステージ!?!?ステージィィィ!!??」
(完全に音ゲーのボス戦前イントロ)
そして、音楽が――始まった
**アイリーン(歌)**
「_止まらないこの気持ち
赤道直下のときめき
私はハートの石
ほら君のところへ飛んでく
完全無欠の惑星
この気持ちだけは外せない外さない届けたい
私のときめき☆メテオストライク♪」 (これは誰かが歌ってた曲)
魂全力MAX!!!
ステージの中央で、愛梨が回転ジャンプしながら叫ぶ!
愛梨「マジカル・アイリーン・ミラージュ!!!」
その瞬間――
ステッキの先、鍵の部分がぐいっと変形し、まるで吸い寄せられるように…
「カチャ…ッ!」
敵・モングーのお腹の鍵穴にピッタリIN!!!
光が爆発するように広がる!
モングー「グ、グガァァァァ……ア、アァ……ァアアァァ……」
黒い瘴気がピンク色に染まり、まるでリボンが舞うようにほどけていく。
最後は静かに、きらめく粒子となって――
消えた。
愛梨「え……消えた……?私、やっちゃった……?」
呆然とする愛梨のまわりに、ステージのライトがフワッと消え始める。
ステージはゆっくりと元の街の瓦礫の上へ戻り、周囲には静寂。
人々「……すごい……」「まるでアイドルみたい……!」「誰……あの子……?」
ラストシーン:愛梨の胸のブローチが、淡く優しいピンク色に灯る。
そして鍵のステッキが小さくカラリ…と鳴る。
きらめく光が消え、辺りに静寂が戻る。
愛梨がぼんやりと立ち尽くす中――
地面に、**カラン…**と小さな音が響く。
その音の先には――
**ピンクのダイヤがはめ込まれた、“キー”**が、コロンと落ちていた。
そのフォルムは、まさしく愛梨の変身キーと瓜二つ…!
けれど、中央にきらめくダイヤは、まるで生きているように鼓動している。
愛梨「あっ……!」
タタッと駆け寄り、キーを手に取る。
キーは手の中で、一瞬だけ温かく光る。
愛梨「これって…さっきの……でも、なんで…?」
愛梨は、自分の胸元にある変身キーと見比べる。
形も、重さも、感触も、そっくり。でも違う。
この新しいキーには、まだ”何か”が眠ってる…そんな予感。
風がふわっと吹いて、愛梨のスカートの裾がひらめく。
そのとき、小さくキーがピッ…と反応する。
愛梨はそのキーをギュッと胸に抱く。
「守れた…少しだけ、自信…ついたかも……」
夕暮れの街――
破壊されたビルの上から、遠くでそれを見ているシルエットがひとつ。
ミミカ「やっぱり……あの子、ちょ〜っと特別すぎません?」ふわりと身を翻し、マントのようなリボンがひらめく。だが心の中では…
ミミカ(魔法少女ちゃんかぁぁあいいいいよぉぉ!!!)
夕暮れの街の片隅、がれきの上に立つ愛梨。
ステージも消え、変身も解除され、制服のまま――
手の中には、さっき拾ったピンクのダイヤ付きのキー。風がふわりと吹いて、制服のスカートを揺らし、手にしたキーがまたピカッと一瞬光る。
愛梨「っ、また光った……。やっぱり、これが何かのヒントなのかな……」
「でも、どうやって使えば……?」
(オマケシーン ― ブラック・クローバー本部)
リンは長い脚を組み、背もたれに寄りかかりながら、低く響く声を投げた。
「……どうした、里香。またミミカに絡まれたか?」
机の向こうで、里香は眉間に皺を寄せ、肩を落としていた。
白い髪がわずかに乱れているのは、つい先ほどまでの攻防の名残だ。
「……リンさん……」
その声には疲労と苛立ちがないまぜになっている。
「無茶苦茶にイジられました……」
少し離れた廊下の影で、ミミカがこっそり顔をのぞかせていた。
目だけが赤く光り、口元は楽しげに歪んでいる。
(ヒソヒソ声で)
「ふふん……これが“愛されキャラ”ってやつですかねぇ……」
リンは机の端に肘を置き、淡々と呟く。
「あいつはイカれてるから、相手にするな。」
里香は視線を落とし、深く息を吐く。
「すみません……ミミカさん、今年で23歳なのに…… 」
その言葉が空気を重くした。
一瞬、影から覗いていたミミカの笑みが固まる。 沈黙が訪れ、里香はもう一度、深いため息をついた。
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