こんにちは
主です
絵は、ツポレフ接戦局様が描いてくれました。
はい。どーん。(?)
神絵過ぎます。最高です。
もう、本当に凄いです。色塗りや手の描き方とかシワの描き方とか、天才ですね。
興奮して妄想がとんでもない事になりましたよ。
(本当)
ちょと語っていたら長くなりそうなので、早速本編どうぞ
⚠注意⚠
この話は日帝受けです
NLです(日帝さんは女の子)
原爆/流血/残酷表情等あります。
政治的な意図や戦争を賛美する意図は全くありません。
何でも許せる方のみどうぞ
昭和20年1945年8月6日
端的に言って、それ以外にこのような惨状を的確に表現できる言葉を私は知らない。
上空で燦然と輝く太陽が地を焼いている。砂嵐が止み、陽光の眩しさで目を開いた私の目に飛び込んできたのは、辺り一面に広がる仲間達の死体の山であった。
昨日まで笑い合いながら食事を共にしたはずの仲間達も、今はあの中の一部となり果ててしまった。
「く…ぁ…”」
愁嘆し、膝から崩れ落ちる。情等、とっくの昔に捨てたと思っていた。
なのに。
「ぅッ…ぅ゙ぁ、…!!」
叫びたい。今すぐに仲間の場所に行きたい。
走りたいのに、私の足は言う事を聞いてはくれなかった。血に濡れた上半身。傷だらけの下半身。うつ伏せになりながらも、必死の思いである物に手を伸ばす。
「‥ッ」
それは家族写真。
瞼が重たくなっていく中で、写真を胸の中に抱き締めた。薄れゆく意識の中、最愛の弟の顔を思い浮かべ瞼を静かに閉じる。
あゝ…仏様。
私は、どんな罰でも受けますから…弟達だけは、助けて下さい…!!
2020年9月14日
アメリカ中央部国際科学研究。此処は、物理、化学、生理学、医学等について社会貢献をしている重要な場所。
この場所を知っているのは、俺と同じ格好をしている研究員5名のみ。つまり、極秘情報な為、外部に漏らしてはいけないから、人数は限られている。
「…‥」
コレも失敗だな。次に試そう。
失敗作の薬を部下に渡した後、ドアノブに手を掛けた。
「‥ak様、この者はいつもの場所に捨てれば宜しいでしょうか?」
「あゝ、捨てておけ」
また、失敗だ。何故、成功しないのだ。
いや、天然素材(植物・鉱物・動物など)からの抽出や、化学合成が、良くないのか?新規物質の性状や化学構造を調べているが、何かが足りないと言うのだろう。
全て調べなくては。
「………」
「ふぁ~…。?…」
軽く欠伸をしながら、椅子に座っているとゴミ箱に捨てられていたある物が視界の隅に写った。
本来なら、此処に置いてある物は兄貴の許可を得る必要だが、何せ俺はあいつが大嫌いでな。従う等も、俺は嫌いだ。
乱暴にある物を手に持つと、蓋を開けた。
「あ?」
中身は何も入っておらず、興味が失せその辺に投げ捨てる。パリンと床から割れる音が聞こえたが、聞こえていないフリをした。
頭を掻きながら、自分の持ち場に戻ろうと足を進める。
遅刻などすると、また説教を受ける可能性が高いしな。面倒だが、早く戻ろう。
「はぁ……」
今日のテスト、散々だったな…。絶対に、お兄ちゃんに怒られる…。
重たい足を引きずっていると、人影が少し見えた。最初は、気にしなかったが、路地裏を通り過ぎると、鉄の匂いが鼻につき、振り返った。
「!?」
血の…匂い‥?まさか、誰か怪我をしているの!?
鼻が異様に優れている私は、異変に気づき路地裏を通った。
今の時間帯は、夕暮れ。しかも、冬だった為、日が沈むのも早かった。そのせいで、匂いを頼りに行くしかない。
初めて通る道だが、灯りも無く暗闇だけが広がる道。
「だ‥誰かいますか…?」
恐る恐る質問をするが、返事はない。しかし、前へ進む度に匂いが強くなる。確実に誰か居るのは本能で分かった。
「そ、そうだ!!」
今日学校の科学で使った懐中電灯を取り出そうと、バッグを漁る。
漁っている最中、何かの唸り声が耳に聞こえた。
「だ、誰ですか…?」
「ぁ…ぅ゙‥」
一歩前へ進むと、一気に血の匂いが鼻に吸い付き、思わず吐きそうになる。
「…!?」
一瞬、自分の目を疑った。
何と、軍服らしき服を着ている女性が足から血を流しうずくまっていたのだ。
「ちょ、大丈夫ですか!?」
「く…ぅぐッ‥」
傷口が痛いのだろう。とても、喋れる状況では無いと理解し、救急箱や人を呼んで来ようと考える。
そこで、問題が発生した。
私は、今救急箱を持ってきていない。此処から離れるとしても、彼女を一人にさせて置くのは、心配。スマホも充電切れ。
この出血では、いつ死んでも可笑しくない。
「えーと‥!!そうだ!!」
何を思ったのか自分は、家に連れて帰ると言う結論に至った。家に帰れば、救急箱もあるし、お兄ちゃんも今日は、早く家に帰ると言っていたし。
そうと決まったら急げ。
「すいません!!失礼します!!」
女の子に対して、失礼だが命の危険が迫っている為、早急におんぶをしそのまま走った。
待ってこの女の子、凄く細いんだけど。
足が殆ど、骨なんだけど。
いや、失礼だな自分!!
「だ、大丈夫ですからね!!直ぐに手当をします!!」
息をする暇も忘れる程に、無我夢中になりながら足を早めた。
読んで下さり有り難う御座います
それでは、さようなら
コメント
3件
お二方共神過ぎて感動✨…
絵が凄い…文章力も凄い…