テラーノベル
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遼は少し焦っていた。
そりゃあ、急に手を引かれて、屋上をかけ抜かれたらビックリするよね、と、心に秘めた。
「…早くきずけなくごめんね」
私は遼に謝った。でも、遼は、
「大丈夫です、それに、ただの他人事ですし…」
遼は涙を拭いて、私に言った。
私に心配させない為だろうか。
少し強気だったかな。
他人事って言ったけど、月夜さんはかなり心配してくれている。
私は黙った。
月夜さんも黙っていた。
そしたら、月夜さんは言った。
「今日の夜9時、校門の前に行ける?」
私は特に予定も無かったから、了承した。
夜9時、私は時間通りに校門前に着いた。
月夜さんは先に着いていた。
月夜さんは、「着いてきて」と言って、歩き出した。私も後に続く。
着いた先は月夜さんの家の庭だった。庭の柵扉をあ開け、芝生に足を踏み入れる。
月夜さんは庭のベンチに腰をかけた。
「遼も座って」
少し遠慮したかったが、私も腰をかけた。
月夜さんは空を見上げた。私も見あげてみた。
空にはまだ星はかかっていない。でも、その時。
一等星が光り輝いた。
「丁度この時間は一等星が出るの。綺麗でしょ」
「そうですね、」
「タメ口でいいよ、それに、私のことは呼び捨てで琉海って呼んで。」
「わかった、」そのまま1時間、ずっと二人で星を見ていた。
琉海はとても星について詳しくて、正座とか色々教えてもらった。
一等星が消えたぐらいの時間。
琉海が言い出した。
「毎日ここに集合できる?大体8時半ぐらいなんだけど」
私は頷いた。了承のサインだ。それに、これから集合したら、夜空観察をすることにした。
そして、琉海はもう1つ教えてくれた。
「一等流れ星。」
「何それ?」
「一等星が流れ星としてながれていくこと。私と遼、2人だけの魔法の言葉にしようよ」
「いいね、それ。」
それから私達の、夜空観察が始まった。
私と琉海だけの、夜空観察。一等流れ星。
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