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それから帰ってから荷造りをした。
練習着何枚入れたか分かんないくらい入れた。
でも向こう行ったら洗濯機あるらしいし…
そこまでいらないとは思うけどまぁ…多めに…
「 兄ちゃー?冬もガッシュク行きたいー 」
「 冬来ても多分面白くないよ?バレーばっかりだし 」
「 でもいいもん!!ガッシュク!ガッシュク! 」
冬は変な所で頑固だからな…このままいくと当日まで着いてくるぞ…
「 …じゃあ一緒に今度遊びに行こうな。父さん帰ってくる時どこか遊びに行こ? 」
「 ほんと?! 」
「 うん。だから良い子に待ってて? 」
「 うん!!冬、待つ!! 」
それからお菓子をあげたらちょっと上機嫌になったから安心した。
次の日の朝。
いつも合宿は夜中に出て早朝に着く。が多いと思ってたけど大阪県内だから電車。
しかも集合は学校に九時。
冬が学童に行ってからなので出る時に駄々を捏ねることも無かった。
「 それじゃ、いってきます。 」
だれもいないけど、気持ちは大切だから。
俺は少し重たい鞄を肩から提げて登校した。