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完結編ですわ
めめあべ
らうなべ
こじふか
です、地雷の方はお帰りくださいませ
なんか微妙にえっちかもしれない…
ペアの左に名前→「」
ペアの右に名前→『』
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めめあべ
阿部side
めめの家で晩酌でもしようかってなってお酒を飲んで酔ってきた頃、お互いにくっついてたからかなぁ…突然組み敷かれた
『…?!っえ、めめ、?』
「…あのさ、なんでそんなほいほい男の家に来られるわけ?」
『…いや同性だし』
「そうじゃなくて。なんで俺の気持ちわかってるくせに、俺ん家来れるの?」
“俺の気持ちわかってるくせに” かぁ。じゃあなんで言葉にしてくれないんだろう。その2文字を言ってくれるのを、ずっと待ってるのに。たったの2文字を待ち望んでいるだけなのに、なんで彼はそれを俺にくれないんだろう
『なんで…って、』
そんなの俺だって一緒だからに決まってる。だからちょっとだけ期待してここにいるのに、でもそんなこと言えない。彼の口から聞けるまでは、言わないつもりでいた。それが彼を苦しめていることも、わかってはいた
「答えられないんだ、俺のこと弄んで楽しい?」
『いや違くて』
「俺なら何してもいいって思ってる?」
『思ってな、』
軽く唇が触れ合って、続いて俺の肩口に彼の跡がつく。えっ…待って待ってなんか大変なことになりそうな予感
「…抵抗しないの?」
『…ぇ』
「だから、このまま続けてもいいの?って」
『え、ぁ…』
「抵抗しないならさぁ」
イエスもノーも言えなかった。どっちを選んでも関係性が変わってしまうと思ったから。答えなくてもきっと変わってしまうのに
「喰っちゃうよ?」
『な…んで、めめ、』
ここまで逃げるチャンスなんて何度もあった。なのに俺は動かなかった、動けなかった。その事に彼は気付いているんだろうか
「…そりゃ俺も男だから」
『いや俺だって男だ』
「はいはい、黙ろっか」
強引に唇を奪われて困惑していると暫くしてから口が離される。動揺しながら彼の口元を見るとペロリと舌舐りをしているのが見えた
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らうなべ
渡辺side
『だぁーめだつってんだろ!!』
「なんでいいじゃん!」
何故か俺の半裸の写真を見たいらしい。雑誌の表紙とかにもなってるやつね、あの上半身に布纏って無いやつ。やだよコイツ絶対何らかの方法で保存するつもりじゃん、ダウンロードするか写真撮るかしてさ
『なんでそんなもん欲しがるんだよ』
「う~ん…俺も男の子だからなぁ、欲しいときだってあるよそういうの」
『ねえだろ、わけわかんねーよ笑』
そもそも何に使うんだよ、ラウールのことだしコラ画とかにされんだろどうせ。いや知らねえけど。半裸の俺がコラ画として世に排出されるの絶対嫌だぞ
「ちぇーっ、ケチ~」
『ケチでいいです~』
ジロジロと此方を見てきていたけれど彼は彼自身のスマホに視線を戻したからやっと諦めてくれたって安心した。そこで気を抜いてしまったせいで、彼が此方に手を伸ばしていることに気が付かなかった
『…?!おまっ、え、何…』
視界が回って気が付くと俺の視界は彼でいっぱい。なんでこうなってんだ。というか今どうなってる?彼の顔の奥にライトが見えた、天井だ。ひっくり返って…え、覆い被さられてる?
「んー?写真くれないみたいだからさ、本人で楽しませて貰おうかなって」
『いやでもこんな…』
「さっき言ったでしょ?」
『…は、?何…』
「俺も男だよ、ってさ」
微笑みかけてきている彼の瞳は全く笑っていなかった
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こじふか
深澤side
「ふかさぁ~ん、」
『なぁにもぉ、また来たのー?ってか…お前酒くさっ!!』
「臭いとはなんや!!」
『臭いとは言ってない、酒臭いって言ったの。いっぱい飲んだでしょ?』
「せや、舘さんがくれたお酒おいしかってん!」
『あーはいはい、よかったね』
別に付き合ってるわけでもないのにうちによく来るし、酒が入るといつもの比にならないくらい絡んでくる。しかもなんか変な感じに
『なぁふかさ~ん…』
「何?ほら水もってきたから飲みな」
『んぇ?ありがとぉ!』
続いて出た言葉に俺はおっかなびっくり。すぐ反応できなかった
『飲ませてやぁ』
「…へ、?」
『ん?』
暫く固まっていたけれどその後もしつこく言ってくるもんだし5歳児みたいなもんだと思って結局口移しで飲ませてやった。仕方ないからね、別にめっちゃ嫌なわけでもないし。これで満足かなって思ってたのに、コイツマジかよ舌入れてきやがった
『ん”、?!ぅ、ん、??ッんん?!??』
小さくリップ音が鳴って口が離れる。ポカーンとしていると柔く微笑んだ彼に口の端から零れてしまった水を拭き取られて、次いで頬を撫でられて
「…んは、ふっかさんやっぱかわええなぁ」
『ど、ぇ、何どゆこと…、?』
「狙われとる自覚無いん?」
『…は?』
「俺かて男なんやで~♡」
…ま、この際酒のせいにすればいっか
コメント
2件
あべちゃんもはや言わせてもらえないのおもろい😂😂💚🖤