寧々said
そろそろ時間が来るのでステージの方へと向かう
が、
『ウッ』
また、頭痛がした
さっきよりも痛くて思わずしゃがみ込む
落ち着け、落ち着くんだ
頭を抑え、壁に手を付き立ち上がる
『ハァハァ』
早く行かなきゃ
プレ「さぁて次の試合だぁ!!第1試合で見事瞬殺させて見せた、アホなくせにやっぱ天才!?1試合目からアホさを発揮してみせた白虎寧々!!!」
バカデカボイス野郎の声には特に反応せず、ステージに上る
『あれ、アイツ顔色悪くね』なんて言われたけど、耳に入ってこない
頭が痛い
とにかく今は、目の前の試合に勝たないと
勝って、勝って、勝ち進んで・・・
けれど、勝ったその先には、何があるのだろう
飯「情けは無用。本気で行くぞ、白虎くん!!」
いつの前に始まっていたのやら、そう言って私の方へと向かってきた
そのまま押し出すつもりなのか、グイグイと押してくる
プレ「おおっとどうした白虎寧々!!これはぁまさかの展開かあぁぁ!!??」
『グッ』
急に頭がズキンズキンと痛くなってきた
思わずしゃがみ込む
飯「白虎くん?」
飯田くんが、驚いたのか動きが止まった
なんか、体中が痛い
プレ「どうした、白虎寧々!?急に動きが止まったぞ!!」
痛い痛い痛い!!
頭が割れる!!
体中が痺れ痛い
『なん、、、で!?』
手から勝手に火や水、雷などが出てきた
もしかして、、、、、、
個性暴走!?
『飯田、、、、、逃げ、、、てッ』
飯「!?」
『速く!!!』
飯田は急いで、端の方まで逃げた
痛い、、、、!!
『うあぁぁぁぁぁぁ!!!』
体中から火が出て周りを燃やし尽くす
『収まれ!!収まって!!収まれよッ!!』
収めようとしてもできない
『みん、、、な逃、、、げて!!』
速くみんなを逃さないと、みんな死んじゃう
『ウグッ』
やばい、、、、これ以上は!!
火が爆発する寸前で、突然パッと火が消えた
こんなことできる人は、1人しかいない
『ありがと、、、、イレイザー』
相「ったく、世話掛けさえやがって」
バカデカボイス野郎からマイクを取り上げ、ため息を付きながらギラリと光る眼を見せた