テラーノベル
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初めてなんですがまぁよろしくお願いします。桃源暗鬼とかブルーロックとか大好きです!主人公受けですね…あ、私腐女子なんですよ。そこで今回は桃源暗鬼の四季君愛され&受けでやっていきます。まぁタイトルで分かる通り、四季君が小さいです。年齢操作が大好物なもんで…暴力表現とかあるのでそういうのニガテーっていう人はまわれ右ですね。長くなってしまいましたが始めます。
《幸せの始まり》
その日は寒い冬の日だった。俺は急な任務で生徒を花魁坂に任せて外にいた。今回の任務は重要なわりに簡単なものだった。だからすぐに終わりずっと花魁坂に生徒任せるわけにも行かないから近くの裏通りを使った。まだ正午過ぎのはずなのに暗いなと思いながら急ぎ足でどんどん暗くなる裏通りの奥へ進んでいく。
そこで人影が見えた。気がした。こんな所に一人で?しかも身長的にまだ子供だ。見間違いだろうと躊躇いもなく奥に進むとやはり人影が見えた。今度は確実に。逃げるように走って奥に行く人影を追う。こんな所に子供が一人で居るなんておかしい。俺はその人影の腕を掴んだ。やはり子供だ。黒いフードを深く被り、黒い短パンとこの時期には随分と寒い格好だった。俺は家出でもしたのかと思いその子供に話しかける。
「おい、こんな裏通りで何をしている。子供が通るところでもないだろう。家出でもしたのか?」
『やめろ、離せ!戻りたくない!』
その子供は明らかに怯えながら掴まれた腕を離そうと必死だ。家に帰りたくなくてもこんなに怯えるように逃げようとするか?家庭内暴力?嫌な方向に考えが浮かぶがまだ決まった訳では無い。とりあえず子供に聞くのが先だ。
「どうしたんだ。そんなに必死になって家で嫌なことでもあったのか?」
『お前に分かるもんか!いいから離せよ!俺はっ…俺は、…』
『”早くあいつらから逃げなきゃいけないんだ!”』
あいつら…?あいつらとは?家族のことか?いや、その前にお前に分かるものかと言っていたな…しかも子供が家出をしたのに警察も大人も探し回ってないのはおかしい。ここが子供の家から離れてたとしたらもうそんなに必死に逃げる必要は無いはず…この子供、少し探ってみるか。
「あいつらとはなんだ?少なくとも俺はお前のことを知らない。」
『嘘だ!俺を追ってきたんだろ!お前もあいつらの…桃太郎とか言う奴らの仲間なんだろ!』
桃太郎?何故こんな子供が桃太郎のことを知っている?桃太郎から逃げていて追われているとしたらこの子供は何者だ?おそらくだが桃太郎の実験台…だがこんな子供がなぜ?桃太郎は一般民には手を出さないから鬼なのは確かだ。そしたら…やはり実験台か。
「お前は鬼なのか?俺は鬼だ。なぜ桃太郎に追われている?」
『お、お前鬼なのか…?嘘じゃないんだな…?』
「嗚呼、だから桃太郎のことも知っている。お前は桃太郎の実験台か?」
『な、なんでそれを…!……そ、そうだ』
俺は子供の目線に合わせるためにしゃがんで子供となんとか話をつける。まぁ予想はしていたがこんな子供が桃太郎の基地から逃げられるなんて結構凄いな。とりあえず顔くらいは拝見しておくか。そう思い失礼するぞ。と一言いって子供の黒いフードを取る。怯えているようだが美形で、髪の毛は切られてないのか肩くらいのセミロングになっていて若干青い黒色の髪だ。顔には痣があるし見るからに顔色が悪い。しかも若干痩せてるようにも見える。子供にまでこんな事をするのか桃は…と少し怒りを覚えながら子供と話をする。
「とりあえずお前は保護する。鬼の基地に案内する。」
『ほ、本当か…?鬼じゃなくて本当は桃太郎じゃないよな…?』
「嗚呼、初対面で言うのも何だが俺を信じてくれ」
子供なのに警戒心が高く、よく見たら腕も細いのを見て少し胸が痛くなる。鬼の本拠地に戻ったら生徒を見てもらっているのに加えて悪いが花魁坂に治療をしてもらうか。そんなことを考えながら自分で歩くのも辛いだろうからその子供を抱える。子供はうわっ!と驚いていて最初は拒絶していたがいくら暴れても離さないからか、今は諦めて大人しくしている。それにしても背が小さいのもあるが体重が軽すぎる。ざっと15kgくらいしか無い。酷いな…胸が痛む。
「そういえばお前名前はなんていうんだ?」
『……一ノ瀬、四季…』
「そうか。良い名だな」
『…!?』
ずっとお前と言うわけにはいかないので名前を聞く。お世辞じゃなく単純な感想を述べると四季の耳が少し赤くなってびっくりしたような顔をして俺の胸に顔を埋める。
『…の……は』
「?なんて言った?」
『お前の…名前は?』
初めて四季から質問されて内心少し驚くが無表情のまま四季の質問に答える。
「無人、無蛇野 無人だ」
『無人…』
「そうだ」
へへっと少し困り眉で笑う。初めて四季が笑ったのを見て一瞬脳がフリーズする。そして再起動した脳が一番に考えたことは”笑った四季の顔が可愛い”だった。自分の頭はおかしくなったのだろうか。その脳の感情を頭の片隅に置いておく。
そんな考えをしていたら自分の本拠地に着く。まずは四季を治療するために花魁坂に任せていた生徒の教室に行く。
『なぁ無人、どこ行くんだ?』
「俺の友人と生徒の所だ」
『……良い人…?』
四季が心配そうに聞くのを宥めるように言う。
「安心しろ。全員根はいい奴だ」
『っ!うん…! 』
四季の心配そうな顔が消えてぱっと嬉しそうな顔をするのをみてはやり脳が可愛いという思考回路をしてしまう。俺の頭はおかしくなってしまったのか。そんなことを思いながら花魁坂と生徒達がいる教室に着く。
次回〚優しい人達?〛
設定
一ノ瀬 四季
9歳くらい
105cmくらい…?
13kgくらい(かっっっっるい)
最初は猫みたいに警戒心MAX!だけど意外と甘やかして優しくするとデレて懐くから警戒心が強いのか弱いのか。四季君の過去は後ほど四季君から話されます。
無蛇野 無人
この人何歳なん
184cmのはず
逆に聞くがこの人の体重知ってる人いる?
まぁ原作よりかは少し優しい。四季君には甘々。四季君との絡み以外は原作通りかも。
すっくなくてスンマセン。次回は生徒の子達と四季君が会いますね。やっぱ愛されですわ〜
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