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皆様こんばんは!
『義家族のふたり』、3話目に突入です!
前回に引き続き、VOLTACTIONさんよりhbngです!
今回は、四季凪アキラの父親、四季凪ユウトと、母親の四季凪ナギサが出てきます!
捏造です!
いつも通り、リクエスト等お待ちしております!
通報などは御遠慮ください、!
ご本人様とは一切関係ない二次創作BLと理解した上でお読みください!
BL!!
BLですよ!!
苦手さんは今のうちに回れ右を!
では、行ってらっしゃいませ〜(*ˊᵕˋ*)ノ”
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Hibari side
いつもと違う感覚に、目が覚める。
「雲雀、起きたか」
昨日までは愛おしい家族だった。
今は、会いたくもない他人。
父である。
「あ…?誰だよ浮気クソ野郎」
目の前の男は、少し申し訳なさそうに、でも苦笑する。
「こんにちは、雲雀くん」
アキラよりもさらに低い、心地よい低音が聞こえてきた。
「四季凪アキラの父……四季凪ユウトです」
さぁっ、と体中から血の気が失われていく。
「そう…ですか」
「父さん、ひばが泣きそうになってる」
聴きなれた声がきこえた。
「通学途中で倒れてしまったからね。君のお友達は別部屋で待機してもらっているよ」
目の前の男は、そう続ける。
「さて…、話すとしようか」
“ 君のお父さんと、私が恋仲なのは知っているだろう?”
……はい。
“ 君はそれを嫌悪していると。”
……ま、あ。
“ なぜかな。”
…っ、アンタら、俺とアキラの母に悪いと思わないん、?
“ 悪いとは思う…けれど、それが契約だからね。”
は?
“ 君のお母さん…燕さんと、僕の妻…ナギサは、恋人だったんだよ。
両家の繁栄のためには、子を成すしかない。
そして、僕たちが交わした契約はこうだ。
両家の子供が15歳を迎えた日、再び恋仲に戻ることを許す………とね。”
ナギサさんのことは、好きじゃなかったんですか
“もちろん好きだった…ただし、一人の女性としてではなく、家族としてね。”
ん、はっ、狂ってるって、!
「アキラは…アンタの家のために生まれたん?」
恨みつらみが止まらない。
「俺だってそうなんやろ、?愛の結晶じゃなくて。、」
腹が立つ。
でもそれ以上に、無性に悲しい。
「俺なんか、生まれてこなきゃ、よかっ「雲雀、それ以上は、だめ」」
ばっ、と横を見る。
隣のアキラは、目を腫らしていた。
「契約なんて、私たちの知ったことじゃない」
でも、と続ける。
「私は、生まれてきてよかった。生きていなかったら、私はひば、にも。奏斗も、セラ夫も。会えてなかった」
ねぇ、雲雀。
「おれ、も、そう」
幼い頃の記憶が、鮮明に蘇る。
ねぇひばり。と母が言う。
私はあなたを裏切るかもしれない。
でも覚えておいて。
私はあなたを、愛しているわ。
ぽろぽろと、涙が溢れ出る。
「おれは…っ、後悔なんて、してないっ…!」
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多くは語りません、今回はここで終わりに致します。
おやすみなさいませ。