この作品はいかがでしたか?
30
この作品はいかがでしたか?
30
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
あれは運命の出会いだと思った。
朝方の崖で、見つけた。青みがかった黒髪。キラキラと光って、見惚れるほど綺麗だった。僕の気配に気づいたのか、後ろを向いた。
「綺麗、、、、」
「ふふっ、ありがとう」
「えっ」
心の中で呟いたはずだった言葉は、彼女に聞かれていた。
(恥ず////)
「ねぇ、君名前は」
突然聞かれた自分の名前
「えっあ、僕の名前は、アクアマリン・ルースよろしゅう。アダ名は、“ヨウ”や」
「私は、ブルー・サファイアよろしく!アダ名は、“ヨイチ”」
「よろしゅうなヨイチちゃん」
「よろしくね、ヨウ君」
彼女は、ヨイチと言った。
今まで旅に出でいた事。
久しぶりに帰ってきたこと。
彼女は、色々なことを話してくれた。
「そう言えばっ!」
「しっ!静かに」
その時の記憶は曖昧だが、急なことすぎて、何が何だか分からなくなっていたことは覚えている。
月人が現れて、彼女が庇ってくれたこと。
彼女が、月人に向かって武器を振り下ろしたこと。
そして、あっという間に、月人を倒してしまったこと。
「ハァ、ハァ、だ、大丈夫?」
その時、僕の時間は止まっていた。
彼女の戦う姿にも、魅力されてしまった。
「好きや、、、、」
「えっ」
そう言ってしまうほど、僕は彼女に惚れてしまった。