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「待って…まだ行かないで!」
あれは3年前の夏だった。
私は萩原芽衣 (はぎわらめい)19歳
3年前に愛していた彼氏を亡くした。
私の生きる意味とは、、、
〜3年前〜
私の大好きな彼
田中玲音(たなかれおん)
スポーツもできて頭もいい
私の高校の1つ先輩できっかけは一目惚れだった
そんな先輩と付き合えてすごく嬉しかった
でもある日を境に私は変わっていった
「芽衣ー朝よ!今日、日直なんでしょー」
ん…もう朝か
「お母さんおはよー」
「おはよう」
私は父親を早くに亡くし母子家庭で育った。
「そんなゆっくり朝ご飯食べてていいの?」
「え、いつもこれくらいじゃん」
「でも日直なんでしょ?」
「そうなの?」
「そうなのって笑わせないで芽衣。昨日あなたが1番張り切ってたじゃん笑」
「え…?あ、うん」
「どうしたの今日おかしいよ」
そんな日が数日続いた
そして今日も…
「そんなこと言ってたっけ」
「芽衣、今日こそは病院に行こう」
「なんで?」
「いいから」
「分かった」
その日私はいろんな検査をした
結果は…
「記憶喪失ですね」
「えっ…芽衣が?」
「はい。ですがまだあまり進行はしていないのでお薬を飲んで経過をみましょう」
「分かりました」
「ご本人の為にもこの事は言わないであげてください」
「はい」
でもそこからよくなることはなかった
あるデートの日
「ねぇ玲音くん?」
「んー?」
「私ね薄々気づいてたの」
「そっか」
「うん。だからもしさ私が玲音くんも思い出せなくなったら別れて」
「え、でも。」
「それが私たちのため。お願い」
「分かったよ」