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「雪山さん、お客さんに聞き込みをするのはどうでしょう?」
「なるほど犯人がわかるかもしれませんな!」
二人は聞き込みをしに部屋に向かった。
「すみません。」
「はい。」
「警視庁の雪山です。」
「探偵の佐藤です。」
「番頭の男性が先程鈍器で殴られ亡くなれまして。」
「どちらに行かれてましたか?」
「私はずっとここにいました。」
「お名前は?」
「樋口真紀子です。」
「樋口さんいつ頃こちらに?」
「昨日からですよまさか若奥様が亡くなれるなんて…。」
「何か物音はしませんでしか?」
「ぐっすり寝ていたので…。」
「何時頃に就寝されたのですか?」
「九時です。」
「昨日もずっとここに?」
「いいえ買い物や外食をしてました。」
「ありがとうございました。」
二人は次の部屋に向かった。
「警視庁の雪山です。」
「探偵の佐藤です。」
「私に何の用かね?」
「聞き込みをしておりまして。」
「私は昨日からここで小説を書いていたよ。」
「外出をせずにずっとここで?」
「ああそうだ。」
「あなたは平政夫先生!」
「知っているのですか?雪山さん。」
「もちろんですよ!」
「いやー!」
「女将さんだ!」
ダダダッ
「樋口さん!樋口さん!」
「うっう…。」
「よかった無事で…笑」
「私口を押さえられて気を失ってそれっきり…!」
「どうされました?」
「亡くなった主人から頂いた指輪がないんです。」
「ご夫人さっおいで私が慰めよう。」
「探偵さん犯人を捕まえて!」
「若造にいきやがって」
政夫はけっとした表情で呟いた。
「犯人はこの旅館内にいるでしょう。」
「佐藤さん行きましょう。」
「はい。」
「お客様ご無事で。」
「今度は真紀子夫人が狙われた。」
「でも何で樋口さんが狙われたんでしょうか。」
「線と線が結びつきませんなぁ。」
「んー。」
「ご夫人私が居ますから。」
「ありがとうございます…。」
「一杯どうです?」
「いえ結構です。」
「お美しい方だ。」
「樋口さんここにいらったのですか。」
「怖いの探偵さん。」
「平さんに何かされたのですか?」
「私の肩に手を回したりするんです。」
「お客様はわたくしが。」
真紀子夫人は悲しげな表情で後ろを振り向き一郎を見た。
「邪魔をしないでくれるか佐藤君。」
「樋口さんはあなたの妾(めかけ)ではありませんよでは失礼。」
「ふんっ!偉そうに。」
「罪な男ですな。」
「え?」
「真紀子夫人は佐藤さんに惚れたんでしょ。」
「まさか。」
「しかしいつ殺人が起きるかわかりませんな。」
「ったくあの若造め!うっ!」
バタン
「お客様お風呂の支度をお客様!お客様!いやー!」
「命(みこと)どうしたの!」
「…!」
「傷はない幸子さん同様毒殺ですね。」
「一体誰が!」
「犯人はどうやって毒を…んー。」
「さっきまで生きてたのに何で!」
「犯人は女将さんが樋口さんを連れて行った後毒を入れたんです。」
「中居を片っ端から聞き込みしますか?」
「そうするしかないですね。」
🖤→200三話制作します
また水曜日に会いましょう❤️