テラーノベル
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次の日、えむはみんなに声をかけていた。ファミレスに来て欲しい、と。
「ーそれで、話したいことって、あのこと?」
絵名が最初に口を開いた。
「うん!私ね、両方頑張ることにしたんだ!」
「え、両方?」
「うん!この方法なら、よりたくさんの人に笑顔を届けられる。みてくれた人に届けられるし、曲を通しても届けられる。だから、両方取ることにしたんだ!」
そういうえむの顔は”明るかった”。でも、絵名だけはその違和感に気づいていた。だけど、言葉にはしなかった。その方がえむのためだと思ったから。
「えむ、本当に大丈夫なの?」
「うん!心配してくれてありがとう、寧々ちゃん!だけど、大丈夫だよ!ショーの練習をした後に曲作りをすればいいから!」
「だがそれは、えむが無理をすることにならないか?二つを掛け持ちって、しんどくないのか?」
「うん!大丈夫だよ!ちゃんと二つとも頑張るから!みんなに迷惑をかけないためにも、頑張るから!」
そして、その後ご飯を食べた後、みんなは解散した。だけど、絵名の中の違和感だけは消えなかった。
ーえむちゃん、絶対に無理してる。だって今日の笑顔は、普通にしてたら気づかない。だけど、はっきりとわかる。あの笑顔は偽物だ。きっとえむちゃんは、私たちが悲しまないために、自分が耐えればいいって思ってるんだ。なら、少し、気をつけよう。
それから、えむは必死に頑張った。ショーの後、家に帰ってきたら、夜遅くまで曲作り。そして、次の日の朝には学校があって。そしてその後にフェニランに行ってショーの練習をして、曲を作って。
そんなある日だった。
「うぬ!みんな、今日もお疲れ様だ!」
「うん!お疲れわんだほーい!」
「えむ、終わった後も元気だね。本当に、えむは明るくて元気だね」
「えへへ、ありがとう!あ、そろそろ帰らないと、それじゃあねー!」
「ああ!気をつけて帰るのだぞ!」
そう言ってえむは帰って行った。
「えむ、最近疲れてるよね」
「ああ。間違いなく、な。いつもならしないようなミスをするようになった。特にセリフのミスはすごく多い。おそらく、疲れが来てる。」
「ならさ、少しだけオフを取らないかい?2日3日ほど、取らないかい?」
「確かにえむのためにとった方がいいな!それじゃあ、明日から3日間、練習はオフだ!各自、練習するように!」
「それじゃあ、えむに連絡入れとくね」
そうして、3人は解散した。一方そのころ、
「はあ、はあ」
ー最近、すごく疲れるな。なんか、体がすごく重い。たまに頭も痛くなる。
「ー私、どうしたんだろう。」
その瞬間、えむはクラクラして、倒れかけた。
#プロジェクトセカイ
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「あ、。はあ、ダメだな。私がちゃんとするって言ったのに。」
ーあぁ、なんか疲れてきちゃったな。もっと頑張らないといけないのに。この後だって絵名ちゃんたちと曲を作らなきゃいけない、のに。
「あぁ、みんなと、曲を、作らない、と!みんなに迷惑を、かけられないから!」
コメント
1件
もう…えむ、頑張りすぎだよ😢 偽物の笑顔で「大丈夫」って言うとこ、めちゃくちゃ刺さったわ。 絵名の“違和感に気づいてるけど言わない”選択も重いな…。 倒れかけるシーンはホント心臓ぎゅっとなった。次、誰か気づいてくれるのかなあ…