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いおまる
57
ユイリン
275
「みんな!ごめんね!少し遅くなっちゃった!」
えむは、苦しい気持ちをグッと押し殺してナイトコードに入った。
「あ、えむちゃん!おかえり!ショーの練習、お疲れ様!」
「うん!ありがとう!それじゃあ、張り切ってがんばろー!」
「おー!」
そうして、曲作りがスタートした。
「ーー!」
「ーー!?」
「ーー!」
「ーー?」
ーあぁ、私ってここにいてもいいのかな。迷惑、かけてないかな。ちゃんと演じれてるかな。
「ーーちゃん!」
「ー、むちゃん!」
ー誰か呼んでる?
「ーえむちゃん!えむちゃん!大丈夫!?」
「ー?愛莉ちゃん?どうしたのー?」
えむは”明るい声”で聞いた。
「えむちゃん、大丈夫?疲れてない?」
「大丈夫!なんともないよー!少し考え事をしてただけだから、大丈夫だよ!それで、どうしたの?」
3人は違和感を覚えた。だって何回呼びかけても反応がなかったから。
「え、えっとね!歌詞の案が浮かんだから、送ろうと思って。」
「そうなんだ!ありがと、送ってもらえる?」
「ええ、分かったわ!」
ーこんなことじゃダメだ。集中しないと、!
えむたちはその歌詞を確認した。
「ーうん!すごくいいよ!今回の私たちの意図も組み込まれてて、メロディにすごくあってるよ!ありがとう、愛莉ちゃん!」
「ーええ!」
「じゃあ、絵名ちゃん、ラフができたら送ってもらえる?」
「うん、分かった!できたら送るね、!」
でも実際、絵名の手は動いていなかった。えむがすごく心配だから。だって最近、えむの反応は少しずつ遅くなってる。おそらく疲れだろう。当然だ。毎日フェニランでの練習とここでの曲作りをしているのだから。
ーあ、書かないと。えむに心配をかけられない。
それから、数分後のことだった。
ーあれ?なんか頭がクラクラする。それで、なんか意識が途切れ途切れになって、る?
「あー、」
バタン!
コメント
1件
いやー、第21話、めっちゃ刺さった……。えむが「明るい声」で無理してるのが伝わってきて、胸がぎゅっとなった。みんな気づいてるのに本人が必死に隠してる感じ、リアルすぎて辛いわ。最後のバタン!で「あっ!」って声出た。次どうなるんやろ、続き気になる🔥