深夜椅子に腰掛け作業を行う
するとコンコンとドアをノックする音が聞こえた
「はーい」
返事をして後ろを振り向くとドアの隙間から顔を覗かせて此方を見る彼がいた
シクフォニもちっとクッションをぎゅっと抱きしめている姿が凄く愛おしい
「みこちゃん?どうしたの?」
「すちくん…一緒に寝て良い?」
「良いよ。今の作業終わらせたいからちょっと待ってて」
そう言って俺はパソコンの画面と向き合う
視界の端に入る彼はベッドに座りクッションと見つめ合っている
「早く終わらないかな…?」
数分経つと彼が呟いた
まだ数分しか経っていないというのに待ちきれないようだ
俺は可愛すぎる彼に触れたくて口を開いた
「みこちゃん。ここ座って。」
そう言いながら自分の太ももをとんとんとする
「ぅえ?//」
とても恥ずかしい事を言っている訳ではないのだが、彼にとっては頬を少し赤らめる事のようだ
「…//」
一回止まり何か考えた後クッションをベッドに置き俺の方へ来る
彼はゆっくりと腰を下ろし膝に座ったがあまり重さを感じない
よく見れば前の方にしか座っておらず前屈みになっている
「もっと体重掛けて良いよ」
そう言って彼の腰に手を回し此方へ引き寄せる
「っ…//」
「あと少しだから待っててね」
身長差が無い為、彼は耳元で俺の声を聞く状態になっているようだ
「重くない…?//」
「重くないよ」
あー。可愛い。
早く作業を終わらせようと思っていたがこれじゃ終わらせるどころか理性が持たない
正気を保ちながら作業を進めようとした時、彼を抱きしめている方の手は指を絡められて恋人繋ぎとなった
「みこちゃん…?」
「…//」
「はッ、早く終わらせて寝よっ?//」
「そうだね」
俺と繋がっている彼の手の体温が上がっていくのを感じた
コメント
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ああぁぁぁぁすちみこ尊い!! 主様の書き方が好きすぎる!!