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『201号室のお隣さん』
ー第八章 二十歳の夜ー
カチリ、と時計の針が重なり、日付が変わる。
202号室の静寂の中で、シャオロンはエーミールの手首を掴み、その脈動を確かめるように指を食い込ませた。
sho「……エミさん。おめでとうって、言ってくれへんの?」
シャオロンの声は、これまでになく低く、熱を帯びている。
それは単なるおねだりではなく、今から始まる時間を告げる合図のようだった。
em「……おめでとう、ございます。シャオロンさん」
sho「おん、ありがと……なあ、エミさん」
シャオロンは一歩、エーミールの懐に深く踏み込む。
sho「今まで散々待たされた分、覚悟しといてや」
シャオロンはエーミールの腰を抱き寄せ、そのままベッドへと押し倒した。
脇腹をなぞる手のひらは、これまでの探りを捨て、所有を誇示するように大胆に肌を滑る。
em「……っ……シャオロン、さん……」
sho「うん、もっと呼んで……俺だけ見とって」
首筋から鎖骨、胸元へと這い降りる唇。
舌先で敏感な場所を弄られ、エーミールのつま先がピンと跳ねた。
em「……あ、……ん……ぁ……」
sho「……なぁ、エミさん…」
シャオロンの手が、胸元から腹筋の起伏をなぞり、ゆっくりと下腹部へ向かって滑り落ちる。
em「……っ、ぁ……! ちょっ、……そこ、は……」
sho「……そこ、がどうしたん? ……逃げんといてや」
逃げようとする腰をがっしりと押さえつけ、シャオロンは逃げ場を奪う。
大きな掌が、布越しにその熱をゆっくりと、形を確かめるように包み込んだ。
em「…っん!!…やっ……だ、め…っ… 」
sho「なんで? 気持ちええんやろ?」
意地悪く囁きながら、手際よく下着ごと一気に引き摺り下ろす。
完全な無防備を晒され、エーミールは羞恥に顔を焼き、膝を合わせるようにして身を丸くした。
em「……ぁ、まっ……て……」
sho「……あーあ。エミさん、ここ、えらいことになっとるで?」
エーミールの太ももの内側を指先で愛おしむようになぞり、そのまま剥き出しになった熱を、根元から優しく、そして力強く包み込みくしごき上げる。
em「っ、ひ、ぁ……っ! ……それ、っ……んんぅ!」
sho「……なぁ、エミさん、気持ちええ?」
em「シャオロン、さん……ま、っ……て…んあっ!」
ぐちゃぐちゃにかき乱された意識の中で、エーミールは息も絶え絶えに、言葉を絞り出した。
これほど激しく、濁流のような愛を注がれては、最後まで意識が保てないかもしれない。
em「……ま、って……もう、いれて……っ」
あまりに省力しすぎた、けれどこれ以上なく煽情的な一言。
その甘く狂った響きに、シャオロンの背筋をゾクりと熱い震えが駆け抜けた。
sho「っ……あー、もう……エミさん、それ反則……」
シャオロンは、自身の昂りを今すぐ挿入したい衝動を必死に抑え込むと、エーミールの窄まりに容赦なく指を押し当てた。
sho「エミさん……ここそんなに欲しかったん?」
em「…っ…ち、ちが……ぅんっ!」
指先が粘膜を優しく、けれど確実に押し広げる。
二本、三本と指を増やしていくうち、シャオロンはある確信を抱く。
sho「……なあ、エミさん。ここってこんなに……柔らかいもんなん?」
em「……っ! ……ぁ、っんぅ……」
核心を突かれ、エーミールの肩がビクリと跳ねる。
sho「なぁ…もしかして、俺がおらん間に弄ってたん?」
em「……っ、ぅえ……ち、ちが……っ」
否定する声を無視し、中の熱さと吸い付くような柔らかさをじっくりと堪能するように、内壁を指先でなぞった。
em「……っん…ぁ」
sho「ふーん、ちゃうんか……俺、初めてやから…教えてくれんと、何が正解か分からんやん?」
逃げ場を塞ぐような低い囁き。
指は入り口付近を執拗に、浅く弄り始める。
sho「せやからエミさん、どこがええか教えてくれん?……ここ? それともこっち? 」
じらされる熱と、粘膜を擦るヌチャリとした音に耐えきれず、エーミールが熱い吐息を漏らしながら首を振る。
em「ん、ぅ……っ、や……そこ、じゃ……っ……んっ」
sho「じゃあどこがええん?教えてや?……エミさん」
シャオロンはあえて指を止め、ピタリと動きを止めた。濡れた瞳をじっと覗き込み、エーミールが降参するのを待つ。
途切れた刺激を求めて、ようやくエーミールから消え入りそうな声が漏れる。
em「………っ、……も、……もう少し……おく……っ」
震える指先で、シャオロンの逞しい手首を恐る恐る掴み、自分から導くように引き寄せた。
sho「…っ…ほんま可愛いなぁ……エミさん、ここ俺にめちゃくちゃにされるの待ってたん?」
em「…ちが…っ、ぁ、ぁ……っ! …それ…だ、…めっ!!」
sho「……はは、ダメやないやろ?エミさんがここがええって言うたんやから」
em「っあ! ……ぁんっ……やぁっ!」
剥き出しの反応に独占欲を煽られ、シャオロンは身を乗り出し、大きな掌でエーミールの口元を覆い隠した。
sho「エミさん、声……隣に丸聞こえやで」
em「……っ、ん、んん゛っ……!」
声を塞がれたことで、意識は体の中をかき回すシャオロンの存在感に一層集中する。
視界が火花を散らすような快感に染まり、エーミールは大きく背中を反らせた。
sho「エミさん…めっちゃ中うねってるで、いきそ?」
em「…っぅん……っんん゛!!」
エーミールの体が激しく痙攣し、手のひら越しに、熱い吐息とくぐもった叫びが伝わってくる。
em「……はぁ、……ぁ、……っ、は……」
解放された唇から、情熱的な溜息が零れ落ちる。
エーミールの瞳は完全に潤み、視線は焦点が定まらないまま、ただシャオロンを求めて彷徨っていた。
シャオロンは指を引き抜くと、自身の昂りを入口に押し当てた。
sho「……なぁ、エミさん……入れてええ?欲しかったんやもんな?」
em「……む、り……むり…ぃ…」
首を振りながら拒絶の言葉を紡ぐエーミールを、シャオロンは飢えた獣のような瞳で見つめる。
sho「まあ……無理って言われても、入れるけどな…っ」
em「ぅぐっ……んあ゛っ!?」
一気に圧迫され、エーミールは言葉にならない絶叫を上げた。
これまでの指とは違う、圧倒的な質量と熱。
sho「あー……やっば……締め付け、すご……」
em「んぁっ! あ、……そ、こ……っ……だ、めっ!」
sho「ほら、エミさん……声、抑えな」
em「い……っ、やぁ……む、り……ぁ……た、すけて……っ」
懇願するように縋るエーミールの姿に、シャオロンの心臓が跳ね上がる。
sho「……っ! はぁ……可愛すぎ……」
em「……っ、 あ、ぁぁっ……んんぅ!」
上がりかけた絶叫を飲み込むように、シャオロンはエーミールの唇に食らいついた。
声を、呼吸を、存在のすべてを封じ込める。
激しい口づけを解くと、エーミールの口元からは銀の糸が引いた。
em「……はぁっ……ぁん、……ぁ、……」
sho「エミさん…俺のこと噛んでええから、もう少し奥まで入らしてな?」
エーミールは朦朧とする頭で、シャオロンの肩に手を回した。
それを見届けてから、シャオロンはさらに深く、自身を沈み込ませた。
em「……っんぁっ! ……っ……ふぅ……んぐ……」
エーミールの背中が跳ね上がり、シャオロンの肩に痛みが走る。
鼻にかかったくぐもった声が、切迫した熱を持ってシャオロンの耳を震わせる。
sho「……っ、ふ、……ええよ、もっと強く噛んでも」
シャオロンはエーミールを逃がさないように抱きしめ、容赦なく突き上げる。
em「……んん゛……んぁ、……ぁ、……っ!」
肩に食い込む歯が次第に力を失い、震える熱い吐息へと変わっていく。
em「はあ、……ぁ、……っ、シャ…オロン、さん……っ!」
体力のすべてを吸い取られるような激しい揺さぶりに、抗う術もなくシャオロンに縋り付いた。
em「あっ…そ、こ…っんぁ……や、だぁっ……んあっ!」
sho「…っ、エミさん…これ好きなん…っ?気持ちええ?」
シャオロンはエミールの顔を強引に引き寄せ、額を押し当てて、潤んだ瞳を真っ向から射抜く。
sho「っ…大好きやで、エミさん…ほんまに、愛してる」
em「っあ!……あ、……シャオロン、さん……っ! ……わたし、も……っ、すき、です……愛して……ます……っ」
震える声で紡がれた、あまりに愛おしい答え。
その響きがトリガーとなり、シャオロンの理性の最後の一線が弾け飛ぶ。
sho「っ……! あぁ、もう……可愛すぎ……っ!」
昂りをさらに増したシャオロンの動きが、一段と速く、深くなる。
em「っんぁ!…そ、れ…だめっ!…いっ…ちゃ…ぅ…っ!」
sho「っ…俺も、限界…っ…エミさん…一緒に、いこ?」
二人の視線が絡み合い、火花を散らすような快感の中で世界が溶けていく。
em「っん、あ……んぁっ……あぁっ!!」
sho「……っ!!」
エーミールの体が弓なりに反り返り、喉の奥で押し殺していた悲鳴が漏れる。
同時に、シャオロンも彼を強く抱きしめたまま、その熱をすべて解き放った。
カーテンの向こう側は、いまだ深い群青色の闇に沈んでいる。
シャオロンはシーツに半ば埋もれるようにして眠りにつこうとするエーミールの腰を引き寄せ、その耳元でいたずらっぽく囁いた。
sho「……なぁ、エミさん……今度から俺の部屋でしよな」
em「……っ!? ……な、何を、唐突に……」
エーミールは赤くなった顔をシーツに埋めたまま、掠れた声で問い返す。
すると、シャオロンはクスクスと喉を鳴らして笑った。
sho「やってエミさん……声、デカすぎやもん」
em「っ!! ……そ、それは……っ!」
sho「でも、ここ壁薄いから、俺の部屋でも意味ないかもやけどな」
羞恥に顔を染めたエーミールが、濡れた瞳で睨みつける。
em「…っ…!シャオロンさんが…もっと…か、加減…して…くれた、ら…」
言いかけて、再び顔を真っ赤にして黙り込んでしまった。
そんな姿が愛おしくてたまらないというように、シャオロンは彼の乱れた前髪を優しくかき上げる。
sho「それは無理やで。エミさん可愛すぎるんやもん。今度ホテルいこ! ……そしたら、どんな大きな声でも誰にも文句言われへんし」
em「……っ……、あなたは……ほんまに……」
呆れたように溜息をつきながらも、エーミールは拒むことなく、シャオロンの腕の中に自ら収まり直した。
二十歳の夜はどこまでも甘く、そしてさらなる熱い予感を孕んだまま、ゆっくりと明けていった。
#ケーキバース
#rp
コメント
2件

あぁぁぁぁぁ好きだガチまじ エミさんって誰が攻めでも似合う

待ってました!!!めっちゃ良きです!いやー、やっぱ貴方様は天才ですね!(ニッコリ)今日色々な人にハート押しまくって指痛いんで200で勘弁してください…sho em尊いです!これからも応援してます!