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海月 玲愛 @ スパレイ
三角関係 。
「🌸先輩!」
「🌸ー!」
同時に名前を呼ばれて、🌸は思わず立ち止まった。
片方には📢。
もう片方には🍍。
二人ともなぜか真剣な顔をしている。
「どしたの?」
「今日の放課後、空いてる?」
📢が先に口を開いた。
しかしその直後、
「ダメです! 今日は俺が先に誘ったんで!」
🍍が割って入る。
「はぁ? 聞いてねぇけど」
「今言いました!」
「それは誘ったことにならねぇだろ」
二人の視線がぶつかる。
🌸は訳が分からず首を傾げた。
「三人で行く?」
その一言で、二人は同時に固まる。
「それじゃ意味ない」
「それじゃ意味ない」
また声が重なった。
今度は🌸が固まる番だった。
最近、様子がおかしい。
🌸はずっとそう思っていた。
📢はやたらと隣の席に座ってくるし、🍍は何かと理由をつけて一緒に帰ろうとする。
そのうえ二人とも、相手が🌸と話していると不機嫌になるのだ。
「……喧嘩でもしたの?」
ある日、🌸がそう聞くと、
「してない」
「してないです」
また声が揃った。
しかし目だけは全く笑っていなかった。
放課後。
珍しく🌸は一人で教室に残っていた。
すると扉が開く。
入ってきたのは📢だった。
「🌸」
「ん?」
「俺、言いたいことある」
いつもより真面目な声。
🌸は自然と背筋を伸ばした。
「好きだ」
「……え?」
思考が止まる。
「だから、好き。友達とかじゃなくて」
📢の耳が少し赤い。
冗談を言っているようには見えなかった。
🌸が言葉を失っていると、教室の扉が勢いよく開いた。
「待ってください!」
🍍だった。
「抜け駆けですよ!」
「別にいいだろ」
「よくないです!」
🍍は大きく息を吸った。
そして。
「俺も🌸のこと好きだから!」
教室が静まり返る。
今度は🌸だけでなく、📢まで固まった。
「……お前、このタイミングで言うか?」
「言いますよ! だって黙ってたら負けじゃないですか!」
「勝ち負けじゃねぇだろ」
「でも好きなのは本当ですもん!」
二人の視線が🌸へ向く。
突然の告白。
しかも二人同時。
🌸の頭は完全にパンク寸前だった。
「いや……ちょっと待って」
「待つ」
「待ちます」
「だから揃えるな!」
思わず叫ぶと、二人は吹き出した。
さっきまでの緊張が少しだけ和らぐ。
そして🌸はため息をついた。
「返事は今じゃなくてもいい、?」
「もちろん」
📢が答える。
「ちゃんと考えてくれればいい」
🍍も頷いた。
二人とも真剣だった。
だからこそ、🌸も真剣に向き合わなければならない。
夕日が差し込む教室で。
三人の関係は、今までとは少し違う形へ変わり始めていた。
次の日の放課後。
空き教室に2人を連れてきた。
🌸は
しばらく沈黙。
そして🌸は少し照れながら笑った。
「二人とも好き」
📢が固まり、
🍍も固まる。
「え?」
「え?」
また声が揃った。
🌸は思わず笑う。
「二人とも、だめ?」
顔を見合わせた二人は、
困ったように笑ってから頷いた。
「……ずるいな」
「でも嬉しいです」
こうして。
🌸は📢も🍍も選んだ。
三人はこれからも一緒。
少し不思議で、
とても幸せな関係として。
終
コメント
1件
みぅだよ🤍 読んだよ〜📢×🍍×🌸の第1話! 「揃えるな!」って🌸が叫ぶところ、めっちゃ好きだった。 あの温度差が、この関係をすごく生々しくしてると思う。 しかも、二人とも選ぶってラスト…! 普通の三角関係じゃなくて、ちゃんと「三人で幸せ」って形を選んだのが、新鮮で胸があったかくなった。 続きも気になるし、この不思議なバランスがどう育っていくのか、じっくり見守りたいな。 素敵な作品、ありがとう🌙