N「あのさ……革命起こさない?」
きんときside
nakamuにそう言われた時正直驚きの方が大きかったけどそれと同時に疑問に思った
何故nakamuが革命を起こそうと考えたのか
普通に考えると俺の過去を聞いたから…いや自意識過剰かな
き「えっと……ちなみになんで?」
N「ん〜…この国が気に入らないから?」
「だってさ、国民から多めに税金とって上の連中贅沢三昧してるしおまけに人体実験!!!」
「もうこれは国自体を1回リセットしなきゃ行けないかなと思って」
き「でも…それってnakamuメリットあるの?」
そう、この話は確かに良い
けれどnakamuにはせいぜい税金が少なくなるだけで他にはなんのメリットもないはず
N「え?だってそうしたらみんな幸せに暮らせるでしょ?」
あぁ…そういえばそういう人だった
自分の欲は置いといて人の幸せを願う…
そんなnakamuだから俺は心を掴まされたんだ
き「w…そうだね」
「うん……革命起こそっか!」
N「え!いいの」(´。✪ω✪。 ` )
き「もちろん!」
N「やったー!」
小動物かな?
き「というか革命起こすって言ってもまずどうやるの?」
N「ん〜…あ!冒険者やろ!!」
き「え?」
N「だから、冒険者で色んな町を回って仲間を集める」
「で、ある程度集まってきたら拠点を作ってそこで色々準備する」
き「確かにその方が良さそうだね」
N「きんときは戸籍ある?」
き「一応あるよ、情報屋に頼んだけど…」
N「あ!じゃあその情報屋紹介してくれない?」
き「え、いいけど…値段わかってる?」
そう、この国には情報屋という裏の仕事をする人たちがいる
年齢や性別などは不明、基本的に全身がおおい隠せる黒いマントをみにつけている
値段は仕事の内容に異なり、希少価値の高いものは値段が跳ね上がる
俺の場合は医者だったため『あいつ』に多額の金を払わず別のことを契約されるだけですんだが、nakamuの場合は……
N「うん!分かってるよ!」
「確か……2000万はいるよね?」
き「うん」
「俺の場合は2000万払えなかったから、貯めてた1000万だけ払って後のお金は契約すればいらないって言われたから払ってないよ」
N「そうなんだ!医療関係?」
き「うん、医療関係の頼み事」
「詳しいことは話したら契約違反だから話せないけどね……」
N「そりゃそうだよw破ったらきんときどうなるか分からないんだから言わなくていいよ」
き「ありがとう、それでnakamu……お金はどうするの?」
N「ん〜……多分ギリギリ払えると思う」
き「へ?」
N「ちょっとまってて!!」
そう言うとnakamuは借りていた部屋の方へかけだし中に入ると何やらものを探してるような音がしたあと分厚い封筒をいくつか持って出てきた
N「多分これで……うん!ある!」
き「え?」
N「この封筒の中に2000万あるよ!」
き「いや……え?」
うん……え?なんでそんな大金持ってるの?
N「前に人助けした時になんか貰ったんだよね〜」
き「いやいや、人助けで貰う額じゃないでしょ!!!?!」
nakamuは、ほんとに凄いことを当たり前かのように言う……そんな彼だからこそ革命ということを思いついたのかな
俺は……全然思いつかなかった
いや、不可能だと決めつけていたからだろうか
N「とりあえずお金はあるから……きんとき!その人の連絡先わかる?」
き「……あ、確か『これ』に……」
N「……?それ何?」
き「あぁ、これは『スマホ』だよ」
「ギルドに入ると貰えるんだよ」
そう、戸籍を作ったあと俺はすぐギルドに入った、理由はカールさんにいつまでも迷惑をかけてられない……!!!と、思ったのがきっかけだったかな
N「そうなの!?というか冒険者になってたの!!?!??」
き「うんw」
N「え、ランクは!!???!」
き「一応Cにはなってるよ」
そう、冒険者にはランクがある
上から、S→A→B→C→D→E→F→Gまである
G~Eは基本的に薬草採取の依頼が多い
E~Cは小物の魔物討伐
C~Bは大物の魔物討伐
B~Aは上↑の依頼もあれば暗殺の依頼もある
Sは緊急任務や伝説級の魔物の依頼が多い
ちなみにSランクはひとつの国に5人いるかいないからしい
最近は異例な国があるようだけど……
俺は基本的に薬草採取~小物の魔物を討伐している、まぁ理由は簡単で依頼より多くとれば診療所に持ち帰って薬にできるからだ
N「いいなぁ〜、俺も早く戸籍作ってなろ」
き「それじゃ、とりあえず電話かけてみるね」
N「了解!」
NakamuSide
きんときのおかげで戸籍が作れそうで良かった!とりあえず電話することになったけど…怖い人じゃないことを願おう……
(´-ω-`)
📞 ̖́-プルルルルルッ…情報屋「はい」
N「出るの早!!」(小声)
き「すみません、前にお世話になったきんときなんですけど」
情報屋「あぁ、貴方でしたか」
「ご要件はなんですか?」
き「実は、俺の知り合いの戸籍を作って欲しいんですけど大丈夫ですか?」
情報屋「戸籍ですね、少しお待ちください」
N「ねぇ、きんとき?」(小声)
き「なに?」(小声)
N「電話の人って何歳くらいの人だったの?」(小声)
そう、今さっき電話で聞いた声は情報屋にしてはとても若い声だった
それこそ、俺らと変わらないくらいの年頃の子がやっていると思われる
き「フード被っててよく分からなかったけど多分13~18と思うよ」(小声)
N「もしかしたら俺と同い年かな」(小声)
き「そういえばなかむって……」(小声)
N「16だよ?」(小声)
き「同い年だったんだw」(小声)
N「マジか」(小声)
正直きんときは俺よりも年上かと思っていたけどまさか同い年だったとは…
情報屋「すみません遅れました」
「では、戸籍を作りたいという方は名前を決めてください」
N「あ、nakamuでお願いします」
情報屋「分かりました、…年齢は?」
N「16です」
情報屋「ほかの情報に関しては適当に私の方でやってもよろしいですか?」
N「はい、大丈夫です」
情報屋「では、戸籍の受け渡しについてですが、指定の場所はありますか?」
N「テストサイトという町のどこかであれば大丈夫です」
情報屋「ではきんときさん、あなたの診療所の裏でも平気ですか?」
き「大丈夫ですが…なぜ?」
情報屋「テストサイトは、いつ、どこで、誰が聞き耳を立てているか分かりません」
「そのため、そういう輩が近ずいて来ない診療所を選んだのです」
確かにそうだ、テストサイトはほかの町と比べればまだマシな方だが治安がいいとはいいきれない
裏路地へ行けば普通にカツアゲされそうになったりするし最悪〇ろされる
だが、病院や診療所は違う
そこの近くで問題を起こしてはいけないという暗黙のルールがこの国にある
まぁ、理由は簡単で医療技術を持った人が少ないからだ
理由は分からないが医療関係者や医療関係の能力者が行方不明になる事件が数年前?にあったかららしい
今思えばきんときのように実験施設へ連れていき治療をさせるためだったのかもしれないが
き「なるほど、わかりました」
N「いつ頃来れそうですか?」
情報屋「そうですね…お金は2000万ですが用意できているんですか?」
N「はい、できています」
情報屋「分かりました…では、2日後そちらに向かいます」
N「分かりました」
情報屋「それでは失礼します…」ガチャ
N「ふぅ〜」
「とりあえずこれで戸籍ゲット!!」
き「そうだねw」
N「待ってる間何しようかな…」
「あ、そういえば宿取るの忘れてた」
いつまでもきんときのところでお世話になるにはいかないしね
き「俺のところにいても大丈夫だよ?」
N「ん〜、じゃあ戸籍ができてある程度稼げるようになったらにしようかな」
「その後は家とか借りるか建てるかしようと思ってたし」
き「うん」
「えっと…nakamu」
N「なに?」
き「その時は俺も一緒にいい?」
照れくさそうに髪をかきなが俺の方を見つめていた
N「もちろん!その方が心強いしね!!」
それに、革命をするって言っている俺達がいつまでもカールさんのところに長居すればそれこそきんときにとって1番迷惑をかけたくないであろうカールさんに迷惑がかかる
それどころか最悪〇刑だ
N「これからよろしく、きんとき!」
き「うん!」
えぇー…大変長らくお待たせ致しました
すみません全然更新できなくて💦
N「ほんとだよ!何やってたのさ今まで」
べ…勉強+風をこじらせていまして…
いまだに声がガラガラというか出なくて結構やばいです
き「あらら、大丈夫なの?」
今のところ生活にしょうがないから平気かな
N「体調管理ちゃんとしなよ?」
はーい!ということで今回はいつもより長めに書きました
これからも更新が遅い場合は長めに書こうと思っています!
それでは今回はここで終わりにしますね
それでは!
N・き・テ「またね〜!」
コメント
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体調管理&勉強頑張ってくださーい 僕は頑張りませーん(←おい!!) とりあえず神すぎる