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審判の日

7 - Episode06「冥闇無法地帯」

♥

405

2025年04月19日

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非常階段を降りていくと、1つのドアがあった

そっとドアを開けると


🇺🇸「外だ!」


明るい青空が広がっていた

まだ昼間ということもあり、太陽の光が彼らを照らす


振り返ると学校全体が燃えているのがよくわかる


🇮🇹「ロシアは…無事に非常階段に入れたのかな?」


「おーい!そこの人たち!こっちにこーい!」


彼らに呼びかけてきたのは


🇺🇸「貴方は!」


🇦🇹「おっ、アメリカさん。手術なら成功しましたよ」


医者のオーストリアであった


🇦🇹「それにしても地震の前に終わってよかったですね」


🇺🇸「ああ…だが1人失ってしまってな…」


🇦🇹「そうですか…お悔やみ申しあげます」



🇺🇸「そうだ…弟は!?カナダは!?」


🇦🇹「ああ。彼なら私の部下と共に安全な場所に避難しました。明日には目覚めるでしょう」


🇺🇸「そうか…ありがとうございます」


🇯🇵「とりあえず…私たちはどこへ行けばいいんですかね…」


🇵🇼「それなら、僕が知ってるよ!」


🇯🇵「パラオ!無事だったんですね!」


パラオは笑顔でピースする


🇵🇼「避難所にいたみんなはね、散り散りになって他の避難所を探し始めたの!」


🇰🇷「でも…食べ物とかは?」


🇵🇼「食べ物があるところも燃えちゃったから

コンビニとかで食料を探すの!」


🇩🇪「成程…そう言えば、体育館は無事なのか!?」


彼らは体育館に避難用の荷物を置いてきている


🇵🇼「なんとか燃えてないよ!でも時間の問題だね…」


🇦🇹「安心してください。我々が荷物を安全な所へ移したのでついてきてください」


余裕があったので自分たちの後、移したとのことだ


🇯🇵「ありがとうございます!」


オーストリアとパラオについていく日本たち

時刻は12時を回っていた


🇮🇹「これからどうするんね?」


🇬🇧「これが本当の大きな地震だと信じたいですけど、インフラが復旧するまで待つしかないですね」


日本はラジオをつける


「午前10時7分に起きた地震の最大震度は7

地震の規模を示すマグニチュードは8.6です

この影響で⚪︎×市(日本達が住んでる街)では

火災が発生しており、約600棟が全焼したとのことです」


若干2時間でたくさんの建物が燃えたことに

日本達は驚愕する


「えーそして、現在死者は98人。行方不明者は32人。怪我人は13万人です!」


🇨🇳「これは歴史に残る大災害になるアルね」


🇯🇵「もうこんなにもたくさんの人が…

(手を合わせる)」


🇫🇷「(天国に行けますように)」




🇦🇹「ここです」


着いたのは大きなホテル

ロビーに入っていくと人がたくさんいた

その中に


🇹🇼「え!?日本!?」


🇯🇵「台湾さん!」


🇹🇼「無事でよかったよーしかもここで会えるなんて!」


🇨🇳「おい台湾?もう少し身の程をわきまえた方がいいアルよ?」


🇹🇼「はぁ?日本はお前のじゃねーだろ!」


🇩🇪「違うんだ台湾…さっきロシアが…」


ドイツから話を聞く台湾


🇹🇼「そっか…ごめんね、空気読めないことして」


🇺🇸「そーだそーだ」


🇯🇵「いえいえ!台湾さんだって私のことを心配してたのですよね?仕方ないですよ…」


周りを見渡すとホテルは多少物が破損してるものの、ほぼ原型を保っている


🇹🇼「ここはホテルだけど避難所代わりにも

なってるんだって」


🇬🇧「すごいですね…こんな建物があるなんて」


🇵🇼「お腹すいたしご飯食べよー!」


と、その時


グラグラグラ…


🇺🇸「地震かっ!」


🇯🇵「おそらく余震ですね…」


そういえばここに来るまでも数回か小さい揺れを感じてきた


🇫🇷「ご飯はあるの?」


🇹🇼「今日の昼分はあるんだ。でも夜は近くのコンビニとかで探さないと行けないね…」


ひとまず昼食を取る日本達

あったのは缶詰、おにぎり、カップラーメン


🇯🇵「インフラはいつ復活するのでしょう…」


🇺🇸「復旧の順序は電気→水道→ガスって聞いたことがあるぜ」


🇯🇵「私たちも復旧するにあたって力になれることはないのでしょうか…」


🇹🇼「それならボランティア活動はどう?

今×Δ通りで水や食べ物の供給を行ってるよ!」


🇯🇵「すぐ行きましょう!」


数分後


老人A「君若いねぇ。ありがとねぇ」


🇯🇵「若いからこそ社会を作ってきた貴方達を助けないと行けないんですよ!早く元気になってくださいね!(満面の笑み)」


老人A「かわいい笑顔だねぇ。ありがとう」


🇯🇵「ふぇ!?私男なんですけど…」


🇺🇸「(チーン…)」


🇨🇳「(思考停止中)」


🇩🇪「(かわえぇ…)」


🇮🇹「(おばあさんその通りなんね!)」


🇬🇧「おばあさん、貴方見る目ありますよ」


🇫🇷「ちょっと!聞こえてるよ!同意するけど」


韓国は顔を手で押さえてる

台湾は思考停止している中国に首チョップをする

パラオは日本の笑顔に癒される


それを見る被災者達

ほっこりした(?)雰囲気に包まれるのであった





時刻は19時。完全に日が沈んだ


🇯🇵「私はコンビニとかを見てきて食べ物を持ってくるので皆さんは先に帰っててください!」


🇺🇸「OK!my angel!」


🇨🇳「おい、お前調子に乗りすぎアル」


日本が彼らと別れた後もガヤガヤと騒ぐ声が聞こえた


今日の地震の影響で街は暗闇に沈んでいる

懐中電灯がないと前が見えない


🇯🇵「ここですね…」


慎重に足を踏み入れる日本

多少物は散らばっていたが残っている物もあった

持ってきた袋に食べ物、日用品を詰める


🇯🇵「これだけあれば充分ですよね…」


意気揚々と店を出ようとした

そこにーー


モブ1「おい、それ(日本の袋を指差す)よこしてくれないか?」


🇯🇵「へ…?これは」


モブ1「いいからよこせつってんだろ!」


ドカッ

日本を店の中へと突き飛ばす

壁にぶつかった日本は体制を崩す


🇯🇵「痛っ…何するんですか!」


モブ2「すまないね、こうでもしないと生きられないんだ」


🇯🇵「返してください!他にもコンビニはあります!」


モブ2「関係ねぇよ…ふぅん?(日本の体を見る)」


モブ2はモブ1の耳に小さな声で話しかける

モブ1はニヤけると


モブ1「わかった。じゃあ取引をしよう」


🇯🇵「取引…?」


モブ1とモブ2は日本に近づく


🇯🇵「ちょっ…?」


モブ1「今ここでヤらしてくれたら食べ物は全てお前にやるよ」

🇯🇵「へ…?」



To be continue


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