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三奈『怜也が、私に言ってた。1回、信じてくれたら、もう、一途とは二度と会わへん。って』
一途『どーゆうこと。』
三奈『三奈は、怜也がどういう関係なのかは聞いてなかったから、知らんなかった。だから、1回信じてみただけ。こんなふうになってたのは、知らなかった。ほんとう、一途』
一途『ねえ、三奈』
三奈『一途!』
一途『私の前から消えて、二度と、顔見せんといて』
三奈『一途、三奈は一途のために!』
一途『三奈、あんたのそーゆうところほんとお節介。私頼んでないよね?めんどくさい子嫌いなの。早く、出てって、二度と、私の前に現れないで。』
三奈『一途、』
それから一途は、大学にも来なくて、家も行った時にはもう出ていった後だった。
怜也がどうなったのかは知らないし。
慎二は仕事ばっかでもう一途にも会ってない。
三奈は、三奈は一途にはもう会えないし。
ただ、生きてるのかだけ知りたかった。
『てことで、大学の同窓会になりまーす!』
三奈『ねえ、慎二』
慎二『んー、』
三奈『めちゃくちゃ稼いでんだね』
慎二『うーん、経営者って大変だね。』
三奈『みたいだねー、』
慎二『俺に聞いたって無駄だよ』
三奈『え、、』
慎二『お前、一途に会えてないんだろ?』
三奈『なんで知ってんの。』
慎二『お見通しだわ。』
三奈『あんたもでしょ。』
慎二『今日来てないみたいだしな。』
三奈『ねえ、怜也は?どうなったの。』
慎二『あー、』
三奈『なに!』
慎二『気になるなら、名簿、見てみるといいよ』
桜田花子 〇
坪田麻美 〇
野田一途
堀田慎二 〇
小笠原三奈 〇
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三奈『なんで、怜也の名前だけないの。』
慎二『怜也、危篤だってさ。』
三奈『え、』
慎二『もう、3年も目覚ましてないみたい。』
三奈『3年って、』
慎二『一途と離れた頃にはもう入院してたみたいだな。』
三奈『だから、怜也は。』
慎二『あいつなりの考えだよきっと。』
三奈『一途に教えてあげないと!』
慎二『やめとけよ。』
三奈『なんで、』
慎二『お前はそれでいいの?』
三奈『だって、一途は今も怜也を探してんの!』
一途『ひさしぶり。』
三奈『あれ、一途、!!!』
慎二『おー』
一途『あのさ、怜也』
三奈『怜也のことなんだけど』
一途『どしたの?』
三奈『怜也、危篤だって!3年前から目覚ましてないって!』
一途『え、』
三奈『早く、行ってあげて!関西の、病院。怜也のご両親に聞いてみる!駿のお母さんから探してみるから!とりあえず新幹線で向かってて!』
一途『ありがと、三奈!』
三奈『〇✕病院の305だって!』
一途『三奈、』
三奈『お礼はいいの!その変わり、三奈と友達でまた会ったりしてね』
一途『うん。もちろんだよ。』
一途『怜也、』
怜也『・・・』
一途『怜也、もっと、早く知りたかったよ。』
一途『一途ね、あれから、すごく頑張ったんだよ。怜也のためにね、いっぱい仕事して、お金いっぱい溜まったよ。また、怜也と一緒にいれるんだよ。部屋も取ってるの。子供できた時のために、幼稚園近くにしておいたし。子供部屋もあるんだよ。』
一途『いつでも、目覚ましていいんだよ。』
一途『迎え来てくれる、って、言ったじゃない。』
慎二『お悔やみ申し上げます。』
真奈『お悔やみ申し上げます。』
一途『、』
一途『ねえ、』
三奈『一途、落ち着いて。』
一途『ねえ、怜也。おかしいよ。怜也、』
慎二『一旦外出した方がいい』
一途『怜也!約束したじゃない!!いつか好きになってくれたら、って!約束したでしょ!なんで、なんで先に行ったりすんのよ!ずっと待ってたんだよ!ねえ、、、怜也。。』
三奈『ねえ、慎二』
慎二『、』
三奈『わたし、間違えてたのかな。』
慎二『三奈、俺らはきっと間違えてたんだな』
一途『ねえ、2人は私と一緒にいて楽しかった?』
三奈『当たり前だよ。』
慎二『俺は、少ししかいれなかったけどな』
一途『2人とは、最後まで一緒だね。』
三奈『三奈は、一途とならどこまでもいけるよ』
慎二『正直言って、少し後悔は残るけどな。経営してたからさー、』
一途『ねえ、私あんた達のこと、本気で好きだった。』
三奈『その言葉聞けただけで本望だよ。』
慎二『だな。』
三奈『一途、だいすきだよ。一途が本気で幸せになることを望んでる。』
慎二『俺さ、一途のことちゃんと好きだった。ちゃんと好きになれよ。』
一途『いつか、好きなるよ。』
一途『怜也、好きになれたよ。』